復刻版 音色のこと その4
Oct
31
マウスピースの加え方を変えての実験です。
試してみてください。
これは2004年9月23日のブログを見直したものです。
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音色って作り出すのが難しいんですよね〜 私は、いろいろなアプローチをしてきました。 大切なことは、音を良くしたいといつも思うことと、こういう音が出したいというイメージを持つことです。 プロの演奏を聴いていて、このようなことを言うと大変失礼なんですが、その音はないんじゃないの! 俺よりひどい音出してプロ? と思うような人もいます。 難しいフレーズや格好いいフレーズをいくら吹かれても、ひどい音では台無しです。 音は大切にしたいものです。
昨日は、サックスの音にはたくさんの音が混ざっている・オーバートーンのさわり・オーバートーンを使った実験 のお話でした。
今日は、サックスの音色でとても悩む、そのC#とDの音色を揃える実験方法その3 音色を変える方法 をお話しします。
では、いきましょう
● C#とDの音色を近づける実験 その3 音色を変える方法 その1
1.音色を変える1つの方法として、マウスピースをくわえる深さを変える
浅くすれば、倍音が押さえられて柔らかい音になります。
深くくわえれば、倍音がたくさん出て明るめの音になります。
でも、極端にやると分かりますが、あまり浅いとこもったようになりますし、深くくわえればビャーというトリッキーな音になってしまいます。
先週の日曜日、私の家まで公園で練習しているアルトサックスの音が聞こえてきました。 明らかに深くくわえすぎのビャーという音で吹いているのが分かりました。 音が飛び散っていて、そばにいる人はうるさいだろうな〜 って感じの音です。 教則本などには、1〜1.5cmくらいのところと書いてありますが、人によって歯のかみ合わせも違うので参考程度にしてください。 出てきた音で判断しましょう。
深くくわえすぎて、音がビャーてなっている人は、少し浅くくわえてください。
そして、くわえ方を変えながら、実験のその1、その2をもう一度やってみましょう。
低音から高音まで、バランス良く鳴らせるくわえ方で、C#とDも音色があまり変わらないところを見つけてください。
次回は、音色の変えるもう1つの方法をお話しします。
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