復刻版】高い音で音程が高くなるのを直す方法は?
Feb
8
毎週20個くらいを取って、皮をむいた夏みかんをタッパに入れて蜂蜜をかけて食べています。
今年の夏みかんはとても色が明るくて、綺麗なものが多いですね。
たくさんなっているので、夏みかんのマーマレードとピールでも作ってみようかと思っています。
隣の写真は梅の木を撮りましたが、小さなつぼみを付けています。
たくさんつぼみを付けているので、梅の実もたくさんなりそうです。
さて【復刻版】高い音で音程が高くなるのを直す方法は? です。
これは2004年11月24日のブログを見直したものです。
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前回は、呼吸法についてお話しをいたしました。
この呼吸法は時間をかけて行なってください。
正しく行なえば、楽器もよく鳴ってくれますし、いろいろなニュアンスをつける土台となりますので、しっかりやりましょう!
この呼吸法は一度身につけると楽器を吹かなくても体が覚えていてくれます。
正しい呼吸法を身につければ、ブランクがある程度あっても大丈夫なんですね。
ただし、何年も吹いていなくて必要な筋肉が落ちている場合は、少し時間がかかりますが、同じような呼吸法に戻すことが出来ます。
一番いいのは忘れないようにサックスを楽しむことですね。
では、今回は高い音で音程が高くなることを考えてみたいと思います。
●高い音で音程が高くなるのを修正する方法は?
左手サイドキーを使う Hi−D(レ)の音程が高くなってしまう場合は、確認方法として、楽器を上手い人に吹いてもらって、まずは音程を確認してもらってください。
誰が吹いても、高くなるようでしたら調製に出した方がいいですね。
Dキーが開きすぎているかもしれません。
楽器の調製がされていない状態では、サックスを吹くために無理な奏法やアンブシュアを強いられていることもあります。
サックスは300もの部品で出来ている楽器ですので、チョットしたことで調製がずれて、音が出づらくなったり、音程が悪くなったりします。
消耗品であるタンポやコルクも知らず知らずにへたってきていますので、吹いた後のメンテナンスももちろん大切ですが、プロの信頼できるリペアマンに定期的に見てもらうことをお勧めいたします。
低音が出づらい時は、上のほうのタンポの調整がずれていることが良くあるので、素人ではなかなか分からないですね。
次に、高い音域で音程が高くなる場合ですが、アルトサックスの場合は、音域が高い分、ちょっとしたことで音程が上がったり下がったりしやすい楽器です。
基礎練習をしっかりやってお腹で音を支えられるようになりましょう。
まず、高い音で音程が高くなる原因としては、口や喉を絞めてしまうことがあげられます。
楽器の調整が正しければ、あまり意識しなくても合うんです。
イメージとしては、どの音域でも、同じアンブシュアを保つような意識をもってください。
たとえばオクターブ下の音を出して、そのままオクターブ上の指にして出してみると分かりやすいと思います。
しっかり吹いていれば、案外音程は合っているはずです。
この場合も、いつもお話ししている、ちゃんとした圧力をかけていることが必要です。 高い音になるとオクターブ下との吹く抵抗が変ってきますので、しっかりしたお腹からの圧力で支えてあげる必要があるんですね。
喉もしっかり開けることで豊かな音色を出すことが出来ます。
高音だけチューニングメーターを見ながらロングトーンを行なって正しい音程が出せたと思っても、その口のまま他の音に移動すると案外違ったいる場合があります。
この場合は、口を締めすぎていたり、喉を狭めたりしていることが原因です。
要はアンブシュアが変ってしまったと言うことです。
この練習方法としては、スケールで、アンブシュアを変えずにゆっくりと高い音まで吹いてみるやり方が良いと思います。
もちろんチューニングメーターを見ながらやってみてください。
それから、高い音があるフレーズをゆっくりのテンポで、唇を変えずに練習することですね。
チューニングメーターが多少振れても大丈夫です。そのたびに、口を変えないようにしましょう。
あとは、楽器の角度を変えてみて、全体の音程バランスが良い位置を探してみましょう。
姿勢も大切ですね。
一番大切なことは、お腹からのしっかりとした圧力と、それを支える柔軟なアンブシュアです。
練習でしか培えないものですので、頑張って というか 楽しみながら続けてくださいね。
今回は、高音の音程について考えてみました。
高音に限らず低音では音程が下がってしまう問題があると思いますが、同じような対処をしてみてください。
姿勢・息を入れる角度、あごを下げたり上げたりしていないか?
圧力のかかった息が出ているか?
サックスは、調整されていれば意識しなくても正しい音程の出る楽器です。
それをプレーヤーがいろいろと無理なことをするので、バランスを崩してしまっています。
まずは正しい奏法を身につけて、それから個性ある音作りを行なっても良いと思います。
個性的なプレーヤーを目指して真似することも良いことですが、人それぞれ体格も違いますので、楽器を始められたばかりの方は、まずは楽器を豊かな音色で鳴らせるようになることが必要だと思います。
あとは、自分のプレイスタイルを目指して研究していけばよいと思いますね。
サックスの音程は、口だけではなく喉でも変えることができる楽器です。
口を締めたり緩めたりするだけではないんですね。
とても難しいこともお話ししていますが、練習を重ねていくことで、お話しした意味も分かっていただけると思います。
上級者の方には、それだけではないと言われそうですが、そのとおりです。
このブログでそこまでお話しすると、相反することがたくさん出てきて矛盾だらけになってしまい混乱してしまいます。
次回は、腹式呼吸、胸式呼吸、鎖骨呼吸について考えてみたいと思います。
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