息子が車の中で言う 俺はこの雲が雨を持ち堪えている 空の感じが好きだな おっと、その感覚は 私にはなかったなあ、と 雨降りのしんみりは好きだが この晴れと雨の間にある 中途な空模様を好む感覚に驚いた はたしてどうして その曇天がよいのだろうか 心中を訊いてみると ギリギリで 頑張っている感じがいいんだよ と、答える息子 反抗期を過ぎて小さい頃の 正直さがかえってきた そして育んだ感受性に 寄り道などなかったのだと 曇天の空を眺めていた
私の気持は と、きのう書きかけた詩 どうやらpadから手を離し 眠ってしまったようだ しかしこの後、この詩の流れは どのように発展していこうと していたのだろうか まったく記憶にはない 振り返る昨夜の思いを…… とにかく疲れていた そして睡眠不足は日常だが たぶん吐露してしまうような 詩でも書こうとしていたのだろうか 情けない内容に違いない 眠ってしまい正解だ 好きで詩を書いている 空いた時間をほぼ詩に当て 私と同じように 詩まみれな方は世間にけっこういて それが励みになる ブログやツイッターでの みなさんの活躍に刺激を受け 世のためひとのため自分のため 単純に詩を楽しもう と、勘違いも込めながら さあ、出勤だ もうひとつの現実の世界 ここもけっこう手強い訳だが 私にはバックグランドある いや、メイングランドがある 詩の世界があればくじけない 今朝、私の気持ちは最強にイケている
Dear 油 科学的に言うと 僕が君に混ざらないのではなく 君が僕に混ざらない 心情的に言うと 僕はいつでも受け入れるのに 君が拒むから悲し でもいつも君は僕の背にのる ほんとうは僕が好きなのでは…… 僕の重たい片思いに 君はいつも逃げるように 軽く浮いているね From 水 #ディフロ詩(ディア、フロム→ディフロ)
前略 父ちゃん 昭和ひと桁生まれのあなたは強かった 最後の最後まで弱音を吐かず 病院のベットでも 歯を食いしばっていましたね 私は痛いだの辛いだの言って 日々の暮らしに追われています 父ちゃんみたいにはなれませんね なろうとも思いませんが だらしない息子ですみません そちらの世界はいかがですか ちょっと先にはなりますが 私がそちらの世界へ行ったのなら また麻雀でもやりましょう 息子より
ネット詩誌 MY DEAR 『 詩の仲間たち』 《 詩の仲間たち 詩企画 ☆ 第三弾!》 Dear 〇 〇 から始まり、From □ □ で終わる詩 (手紙調の詩でしたら自由に綴ってください) 名付けて『ディフロ詩』をトゥギャザーしませんか? ハッシュタグを付けてのツイート詩、お待ちしています! #ディフロ詩 作品が集まるかなあ。。。。 こちらです ⤵︎ https://mobile.twitter.com/mydear2000s
気にしない気にしないよ だって俺は天才詩人だし いつも盛り上がっていて ひとの批評はそれなりに ごちそうさますれば良い 別に頼んでいないからね 陰陽とも楽しまなくちゃ 天才でなければいけない 努力家じゃ駄目なんだよ 苦労なんて滲み出したら めちゃダサいじゃないか やっぱり楽しまなくちゃ 思い込み大事大事だから さあ詩をどんどん書こう
どうしたんだ弱気の風に吹かれ 抑えていた大人が効かず 小さく萎んだカラダを隠す 私は甲羅の中 どうしたんだ弱気の風に吹かれ ビルの谷間に挟まれて 甲羅の中で刺す秒針 カチカチと時間は急かすけれども まだ首を出せずに慄いて どうしたんだ弱気の風に……
冷え込み始めた身体に目を覚まし 包まる毛布の温い向こう側 雨がひとりを響かせて ここにいることを知らせる どこにいるのかもわからない日々に ぽつりぽつりと落ちてきて 時計の針はまだ早いことを伝え この猶予に浸透してゆく 急がなくてもよい時を刻みながら ぽつりぽつりと落ちてきて