これは僕 クルクルまわっている だけどコマじゃない 誰かに糸を巻かれて飛ばされ まわっているわけでない 好きでまわっているんだ これは僕 やはりクルクルまわっている こころは脱水機に入れて 涙は四方八方に散って 乾かさないといけない なぜだって しみったれにはなりたくない それだけだよ 君もそう思うだろう これは君 クルクルまわっている 好きでまわっている 心がこちゃごちゃになったら くるくるまわるといい これは僕 これは君
マイブログを始め一年四ヶ月 アクセス数が十五万をこえました これは私にとってただの数字ではなく 拙い私の詩を読んで頂いただろう たいへん感謝すべきもので 詩作時の原動力となり嬉しきことです ご訪問された皆さま、ありがとうございます なるべく皆さまが元気になるような詩を、と 励んでいきますので 何卒、今後ともよろしくお願い申し上げます。 (脱力系な作品もありますが……。すみません)
少しの寝ぐせ 大きな欠伸して 日曜日のお仕事がある 座れる電車 ラフな服装の人たち 揺られて眠る顔が並ぶ なんだよ、と その寝顔に悪戯したくなる いいんだ 今日は詩の仕事なのだから これも大事なんだ それにしても 詩の世界とはかけ離れた 会議が待っている それでいい 詩が少しでもメジャーに なってくれると思って 詩は元気です、と叫ぼう
ホームに立ち 五分遅れの電車を待つ 首筋を通る乾いた風 雲のない秋晴れは直線的 僕の服は 布団を干した時のように 紫外線を含む匂い さあ、前橋へ行こう 猫フェスが待っている さて、詩の祭典 前橋ネコフェスへ行こう 私の猫詩も展示して頂いたので 記念に写真を撮ってこよう (主催の芽部の方々に感謝です。 いつも楽しい詩のイベントを催してくださって)
青かった彼も すでに土となっただろうか 俺も遠からず落ちてゆく 平等な決めごと 惜しみない色になり 軽くなりたらりさらりと 揺れ落ちるだろうか 土になる瞬間 光を感じるだろうか 魂の重なり合いに 俺は納得できるだろうか
一番、イチョウ さあ、風は振りかぶり吹いた カキーン おっと、これは大きい 乗るか乗るか、イチョウはのびるのびる これは乗ったでしょう 乗りましたイチョウ ベンチに座るおじいさんに乗りました 見事です、見事な幸せホームランです!
十四歳の白髪に 神経は脱色している 自由を奪われるほど カラダが死んでいく時間に 穴は空き赤が黒となって ぶら下げた点滴 学校では自分を突き刺し 何処かのルールと戦う オリジナルの道徳はアナーキー 創れる世界は 壊われる自分がいる限り 俺を殺し続ける青春