一日の終わりは低反発のマットレス とくに高いモノではないが これでないと眠りの質は落ちてしまう 倒れ込むカラダの歪みを正しく逃し 現実から遠いところへ連れて行く 眠る瞬間と死ぬ瞬間に違いがあるだろうか 今日一日のカラダが欲しがるのは このまま目が覚めなくても 悔いはあるがやりきった感からのご褒美 上手く進まなかった仕事も無くなり 焦りながら走りまわった足も無くなり キーボードを打ち込む指も無くなり 愚痴を言う口も無くなり 気を使う表情の顔も無くなり 一日の計に自分を労わり殺し寝かそう
八月の末 今日の最高気温は三十六度に 朝からむあっ、とアスファルトを 雲の形でこもっているのが見えるようだ 子どもの頃は三十度をこえると 話のネタになるくらいだったのに 最近では四十度をこえることもある どこまで進むのだろうか 地球の気まぐれなのか 太陽の気まぐれなのか 僕たちの排出したガスなのか ポイ捨て文化の跳ね返り熱なのか そろそろクリーン促進の文化が発展して どれだけ地球をキレイにするか 競い合う時代になって欲しいものだ 蒸し返すアスファルトに ビニールが這うタバコが引っ付く 僕らが燃やすものはモノばかりでなく クリーンなこころを燃やすことだ
「詩の仲間たち」というツイッターを立ち上げているのですが、 昨日、「秋の栞」をテーマに詩のアップを呼びかけたところ、 おっとと、嬉しいことに参加された詩人が多数。 そして、ツイッターのタイムラインをまとめて見られる(読む) togetterなるページがありまして、そこに詩をアップ。 すると、「秋の栞」を togetter公式アカントがホームページのトップに掲載してくれた。 ありがたや、ありがたや。 半日で四十作品以上もまとめることができました。 素晴らしい作品ばかりなのでご拝読を! ⤵︎ https://togetter.com/li/1142373
夏の山が衣を夕日に染め 君は紅(くれない)を着こなす 萠ゆる思いは麗しきを枯らし 僕は黄に茶を塗しながら 長襦袢となり内の夢を見る 僕らは実ることを知っている 帯が固く巻きつこうとも 秋の山が必然を全うすることを