公園 図書館 駅前のロータリー そびえ立つ集合住宅 斜光により切られた生活 コンビニストアの百円コーヒー 餌を求めるハト 冷たいベンチ 関わりを遠ざけた時間 自分の存在を分解 堕落に水平のカッター 薄められた空に月と星 冷えた紙コップ 冷えたカラダ 冷めてゆく黄昏 終演 残像は暗闇 振り出しの帰宅
"Pomeetry"という詩のアプリがあり、 ちょっと覗いてみたのですが、 気楽に写真に詩をのせた作品が投稿されていて、 とりあえず齧っています。 短めの詩になってしまいますが なかなか楽しいみたいです。 私も投稿しました。 写真力がけっこう問われるな…… ん〜、皆さんの写真がけっこう綺麗だ!
そよそよと吹く風に揺られて コスモスは仲よく学芸会 僕らの組織とは違う ぎすぎすした縛りはないようだ どちらかというと 僕らは風に吹かれると ガムシャラになって進み 身を粉にして頑張るのだが コスモスは自然の力を受けながらも しなやかに柔軟で強かったりする 同じ地球に生きているのに 違う世界で生きているようだ 僕らの進もうとする力は なかなか複雑な思考への好奇心を持ち 進化という変化に哲学が支えられているようだ もしこの地球上に僕らがいなくなり 猿やカラスがこの先にもっと知恵をつけ 武器を使い争うようになり 後に核ミサイルを製造したりするかもしれない この無意味な欲は風に逆らおうと芽生える 僕らはいつから風を受け入れなくなったのだろう 不快でなかった思いが不快になり 服を着て家を建て温度を調整して 自然を受け入れなくなった 欲による進化はいったいどこへ 向かおうとしているのだろうか 風を避け生きているが 死という風に折れる日が来るのを知っている やはり僕らはどう生きるかを問い続ける 生き物でなければならないのか
場所は自宅の近く とくに大きくなくてもよい どちらかというと 殺風景ぐらいのほうが落ち着く だけど、たくさんの木が茂っていて 風が心地よく吹き 日差しが葉の隙間から零れて 子どもはそこそこ賑やかでも大丈夫 どちらかというと話し掛ける ひとがいないほうがよい アイパッドに詩を集中して書くから でも、画面に葉っぱが落ちたりして たまに散歩している犬に 気を引かれるのは楽しいこと そして、一番だいじなことは ベンチに座っていると 腰が痛くなってしまうので 背もたれが倒れ気味のふかふかの ソファがあったら最高だ この環境で半日過ごせたら 素晴らしい詩が書けるだろう そうだ、ソファを担いで公園へ行こう