「それまで」と言われ 「これまで」と死んでゆく 君は僕のことを残念な奴で 花咲く前に朽ちたと思っている 花咲く意味を知らぬは悲しいこと 光ばかり見て影でこっそり 伸びやかに咲き誇っている姿を見落とし ああ、もったいない 「これまで」と言う花の名も知らず
好きな言葉を集めたら どんな詩になるのだろう ふわふわ青 あなたの元気は僕の元気 イメージは気楽 鋭く刺すような心の矢印 ボロボロ黄昏 所詮ゼロでいいじゃん 裸の王様 人生山あり谷啓(ガチョーンのオジさん) バスケ部、野球部、ペッパー警部 浅葱色の君 美しい妊娠線 イマジン 暇人的贅沢 物足りない心情の叫び 負の癒し 感情七味 鮮やかなこんちくしょう 俺って誰? 芸術は爆発失敗の人生だ グラスの底に顔がない方がいい 愛という言葉は吐き出した途端、嘘という言葉に変わる どうでもいいけどよ、それ美味そうだな 四十一歳の春だから元祖天才ボカボンのパパだから、パパだから こんな詩になった 自分でもよくわからないが 悪くないと思ってしまう自己満足に酔いしれる
二十代の頃 友と「本物」の存在について ああでもない、こうでもない、と 討論になった 彼は本物なんてない派 私は本物あり派 けっきょく、どっちでもいいじゃないか そんなところには落ち着かなかった 彼は本物も偽物もないだろう 音楽でも詩でも受け手次第なのだから ましてや上手い下手より 好みの世界なのだから、と 私はこりゃ凄えなあ そう思うものが本物で それ以外は偽物だ、と 意外と表現の作品位置というか 価値観が違っていると勝手に感じた たぶん彼の懐は広く浅く 私は狭く深いのだろう、と 違うから面白かったのかもしれない だけど彼はそれから私と絡まろうとはしなかった 自分の世界を構築して行きたかったのだろう そう思ったに違いない、と そして三十年がたち 本物について考えてみたが 「偽物」と言ったのは若さだったのか 傲慢な考え方をしていたようだ 彼は「好み」という言葉を使い 私は「本物」という言葉を使った ただそれだけのことを今さらながら気づく 熱き若さは時に恥ずかしかったりするものだ
ぼちぼち寝ようか そう思ったけど なんだか今は動けそうにない 猫ちゃんが気持ちよさそうで 人ちゃんはしばらく詩を書いている まあ、そのままの状況を 実況中継するような詩なのだが なかなか太ももあたりは 温かくて心地いいくらいだ この猫ちゃんを 予防接種へ連れて行くと 「君は変わった顔をしているね」 なんて獣医さんに言われたけど それが可愛いいのだから 人ちゃんとしては愛着がある でも猫ちゃんにも暗い過去 飼い主がいないと殺処分 それじゃ居た堪れないと 連れて帰ったのである 犬ちゃんがちょっと前に亡くなり もう動物は買わないと思っていたのに…… よかった うちに猫ちゃんが来て けっきょく家族はみんな猫ちゃんに 癒されているのだから さてさてどうしよう 人ちゃんは お風呂に入らないといけないし お布団に入らないといけないし そうなんだけど 人ちゃんが今 一番癒されているのだから しばらくこのままでいよう じゃあ 次の詩に行こうかな
昨夜は居酒屋に(すみません、詩のブログでない感じの投稿が続きまして……)。 日本酒を飲もうということで店員さんに聞く。 「この一ノ蔵さんのお酒は、今夜限定ですよ。たいへん美味しいです。実はこのお酒は、一ノ蔵さんの儲けがなくすべて寄付されています」と教えてもらった。 なんとも素晴らしく粋な酒蔵「一ノ蔵」さんなのでしょう。 もちろん、美味しくいただきました。 まだまだ、復興途上なのを忘れてはいけませんね。
被災地でのストレス度を調べるのに採取し易い唾液が有効的であるという。すでに唾液アミラーゼモニターなるものが存在する。ストレスが急激にかかると身体を防御しようとアミラーゼ等が増え、その数を調べストレス度が確認できる。今は、そのストレス評価法の開発が進められているらしい。このことにより、被災地でのストレス障害に有効な治療ができるようになるという。 震災を経験、防災からの未来フォーラムということで、辛い過去があるが確実に前へ進んでいる分野を糧にすることも大事であろう。後ろを忘れず前に歩く。
世界防災フォーラム/防災ダボス会議@仙台2017 スイスのダボス会議と連携して防災の具体的な解決策を創り出すフォーラムがある。世界へ「BOUSAI」の浸透を目指すという。 実践的防災学でのお話を拝聴。 一本のマグロが食卓に並ぶには、解体する「技術」が必要である。火を使わずに電子レンジを利用する調理には「発想・想像」があった。防災学にも「技術・発想、想像」が必要であり、科学的知見から社会実装となる体系化と教育が重要。 うんうん、なるほど。詩の世界でも「想像・技術」は必要であろう。
防災シンポジウムのお昼休憩時間ということで、 福岡から来たラーメンチームの 『救州ラーメン』をいただく。 五百円で豚骨ラーメンを満喫、ご馳走さまでした。 展示場は賑わっていました。 災害、防災に興味をお待ちの方が多く あらためて日本は地震等の自然現象と共に生きる民族だと。。。
東北大学災害科学国際研究所、通称IRIDeS(イリディス)。そのロゴマークが深い。「災」の字を反転した文字になってあり「禍を転じて福と為す」から「災害転じて……」ということなのだろうか。 詳細はこちらへ (ちょっとスクロールして下さい) ↓ http://irides.tohoku.ac.jp/outline/index.html
「熊本地震はなぜ起こるのか」 東北大学災害科学研究所の説明によると、九州は北と南に陸がそれぞれ引っ張られていて、今も一年で2㎝ほど動いているそうだ。いずれは九州は二つに分かれてしまうと言われている。その活動によって起きたのが熊本地震であるという説明であった。 この地震により、今まで分かっていた活断層以外が多くあるということを知り、今後の調査・研究を進めていかなければ、というお話が聞けた。とても分かりやすく納得するのであった。