Dear さよならを言わなかった君 君は癌と闘っていた 誰にも知らせないでくれと 意思は強かったらしい 僕は君を親友だと思っていたから 訃報を聞いた時には 訳わからず泣き崩れて…… まだ僕の中で君が死ねない From さよならを言いたかった僕 #ディフロ詩
笑える、かなり笑える 人事課から通知が一枚 仕事を辞めて どう生きて行くんだよ それに学生の子どもがいて 貰えるかわからない年金は 十年以上先の話だ はい、五十歳になりました 当たり前のように 定期便が来るようだ 終身雇用、年功序列だろっ 長年働かないと生涯収入は 平均とならない 会社としては長年勤めた者に 辞めてもらえれば 人件費の削減ができる 退職金に少し色をつけて 促しているがそんな金は すぐに尽きてしまうのだから 死ぬまで働かないと 生きていけない時代になった 健康と働ける場所があって どうにかなる社会 退職をすすめるってなんだよ この通知を送る人事課の者にも やはりその歳になれば 退職をすすめられるのも笑える 笑ってられないだろっ って、言われてもすでに怒りの向こうに 行ってしまう通知なのさ なんだろう 三十年近く身を粉にして 会社にも尽くしてきた訳だが 組織というのは 冷たい思想の基に象る 社員の人間姑息の場に思えて 虚しくなるこの気持ちは 配慮のない会社にしがみつく 情けないがしがみつく 定期便の通知とはいえ 働き虫になることの馬鹿らしさに 笑える、かなり笑える
指が限界だろうか、いや針も折れ、夜中、穴開けで金鎚の音もうるさい、ああ作業を終わりにしよう。うーん、五十冊か、三百冊くらいは作りたいなあ、先は長いぞ! 一冊を百円でとあるところで売ろうとしているが、はてはて売れるのだろうか? それは考えないことにしよう。なんとか、印刷機(業務用)を購入できる財源を得て、ひとさまの全集を作るところまで、たどり着かなければ。製本のできる喫茶店という夢に向かって……
息子が車の中で言う 俺はこの雲が雨を持ち堪えている 空の感じが好きだな おっと、その感覚は 私にはなかったなあ、と 雨降りのしんみりは好きだが この晴れと雨の間にある 中途な空模様を好む感覚に驚いた はたしてどうして その曇天がよいのだろうか 心中を訊いてみると ギリギリで 頑張っている感じがいいんだよ と、答える息子 反抗期を過ぎて小さい頃の 正直さがかえってきた そして育んだ感受性に 寄り道などなかったのだと 曇天の空を眺めていた
私の気持は と、きのう書きかけた詩 どうやらpadから手を離し 眠ってしまったようだ しかしこの後、この詩の流れは どのように発展していこうと していたのだろうか まったく記憶にはない 振り返る昨夜の思いを…… とにかく疲れていた そして睡眠不足は日常だが たぶん吐露してしまうような 詩でも書こうとしていたのだろうか 情けない内容に違いない 眠ってしまい正解だ 好きで詩を書いている 空いた時間をほぼ詩に当て 私と同じように 詩まみれな方は世間にけっこういて それが励みになる ブログやツイッターでの みなさんの活躍に刺激を受け 世のためひとのため自分のため 単純に詩を楽しもう と、勘違いも込めながら さあ、出勤だ もうひとつの現実の世界 ここもけっこう手強い訳だが 私にはバックグランドある いや、メイングランドがある 詩の世界があればくじけない 今朝、私の気持ちは最強にイケている
Dear 油 科学的に言うと 僕が君に混ざらないのではなく 君が僕に混ざらない 心情的に言うと 僕はいつでも受け入れるのに 君が拒むから悲し でもいつも君は僕の背にのる ほんとうは僕が好きなのでは…… 僕の重たい片思いに 君はいつも逃げるように 軽く浮いているね From 水 #ディフロ詩(ディア、フロム→ディフロ)
前略 父ちゃん 昭和ひと桁生まれのあなたは強かった 最後の最後まで弱音を吐かず 病院のベットでも 歯を食いしばっていましたね 私は痛いだの辛いだの言って 日々の暮らしに追われています 父ちゃんみたいにはなれませんね なろうとも思いませんが だらしない息子ですみません そちらの世界はいかがですか ちょっと先にはなりますが 私がそちらの世界へ行ったのなら また麻雀でもやりましょう 息子より
ネット詩誌 MY DEAR 『 詩の仲間たち』 《 詩の仲間たち 詩企画 ☆ 第三弾!》 Dear 〇 〇 から始まり、From □ □ で終わる詩 (手紙調の詩でしたら自由に綴ってください) 名付けて『ディフロ詩』をトゥギャザーしませんか? ハッシュタグを付けてのツイート詩、お待ちしています! #ディフロ詩 作品が集まるかなあ。。。。 こちらです ⤵︎ https://mobile.twitter.com/mydear2000s