「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」を読み進めながら(Day9)「マネハプの部署内への展開」

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こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日も一昨日に続けて

「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」

を読み進めながら、私がキーポイントと感じる部分を簡単にまとめて行きます。

この著書もいよいよ、クライマックスに近づいてきています。今日のテーマは

「マネハプの部署内への展開」

です。

これまで組織内のある特定の職位(例えば、課長職など)で実施してきた「マネハプ」を、今度は部署内へ展開することのベネフィットと留意点について記述していきます。

章立て
1.部署内への導入・展開スタイル
2.部署内だからこそのベネフィット
3.展開の留意点


1.部署内への導入・展開スタイル

(1)基本的には部署内のメンバー全員が参加する。例えば、ある課であれば課長から係長やリーダーはもちろん、一般社員も参加する。

(2)これまでの特定の職位(課長など)での実施と比べて、様々なメンバーが参加するので、「内省」と「対話」のグループ分けは工夫が必要。ある程度同じ職位レベルや職務内容を考慮した方が良い。

(3)わざわざ「マネハプ」のために参集するのではなく、既存の定例会議(例えば、朝礼や週次レビュー会議など)の冒頭に実施する。

(4)最初から本音を出してもらうことを期待せず、経験交流の場として導入する方がスムーズに行く。

(5)グループ分けした後で実施する「内省」は時間厳守(例えば3分など)と時間管理をきちんとする。


2.部署内だからこそのベネフィット

(1)同じ部署内でも、リーダー格もいれば一般社員もいる。グループ分けして語る環境を作ることで、様々な内省と経験共有の機会となる。

(2)管理職での「マネハプ」と同様、「安心安全」の場づくりが鍵。ファシリテーターの役割や管理職の持つ雰囲気や言葉づかいが全体への影響を及ぼす。

(3)回数を重ねることによる慣れが絶対的に必要。あまり成果を焦らず進める。

(4)回数を重ねていくうちに参加メンバーの言葉づかいに変化が現れるようになる。

例えば「私は.....」「本当は....」「そもそも....」という表現が現れるようになると、自分の考えを自分の言葉で語るようになったことを意味する。

つまり自分の視点で自分の考えを表明するようになった、ということである。


3.展開が難しいと感じる点

(1)語るネタを自分で見つける
一週間を自分なりに振り返り、気になったことや気がかりな点を自分で気付くということは、日頃あまり実践しないので意外に難しい。しかし内省のためには必要な行為。

(2)短く語る
これも練習による慣れが必要な部分。ポイントを絞って、具体的なイメージが沸くように相手に話すスキルは業務にも活かされるところが多い。

(3)気付きを促す質問を考える
聴き手が発する質問は重要であるが、適切な質問をするのは簡単ではない。

助言や命令、聴き手の知りたい事項ではなく、話し手の内省や行動を促す問いかけをすることの重要性を体感していくことに意味がある。

その体感値が適切な質問を生み出すきっかけとなる。


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお


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