Oct
11,
2022
「1on1ミーティング」を再考する(Day9)「『主役』は誰なのか?」
最近「1on1ミーティング」と言う制度を導入した、導入したいと要望される会社が多くなっています。特に大企業にその傾向が顕著のように感じます。
しかし、「上手く行っている!」という声よりは、「導入が難しい!」「定着するのが大変」という声の方が多いように思います。
そこで私の経験も交えながら、「1on1ミーティング」の原点や本質に立ち返って、この残念な現実にどう対応したらよいか?
この点を私の独断と偏見で綴って行きたいと思います。ブログタイトルは題して
「『1on1ミーティング』を再考する」
前回は私自身がセルフコーチングという手法で「気になる点」や「課題」を列挙しました。そしてそれらを、3つの大テーマにカテゴリー分けをしてみました。
【大きな章立て】
第一章「1on1ミーティング」の本質・目的(完了)
第二章「1on1ミーティング」の準備・導入(完了)
第三章「1on1ミーティング」の継続・定着(今回から)
今日は、その9回目。
第三章「1on1ミーティング」の継続・定着
についてです。
【章立て】
1.そもそも主役は誰なのか?(今回)
2.主役の心掛け
3.定着のための工夫・こつ
【1.そもそも主役は誰なのか?】
(1)「1on1ミーティング」の主役は、言わずもがな「部下」です。
主役ということは中心人物、スポットライトを浴びる人。従って、多少のアドリブや自分勝手も許されます。
(2)しかし主役は一方同時に、期待も大きいし責任もあります。ここで「1on1ミーティング」で部下の側が果たす責任とは何でしょうか?
それは取りも直さず、その時間を最大限活かそうとする姿勢やマインドです。「会社の制度だから」とか「上司がやるって言うから仕方なく」では、その責任は果たせません。
(3)とかく上司・管理職側のスキルや心掛けに焦点が当たる「1on1ミーティング」ですが、私は部下側のやる気も大きくその巧拙を左右すると感じています。
上司・管理職などのリーダーだけが頑張って対応してリードしても、人間関係は相互作用。お互いが「パートナーシップ」というものを理解して運用しようとしなければ、上手く行くものも行かないですね!
この点はコーチング・セッションにおけるコーチとクライアントの関係と全く同じです。合意に基づいてお互いのベクトルが合致した時に、その効果が最大化されるのです。
ではまた次回に!
働くあなたを元気にするプロコーチ、砂村よしお
×
- If you are a bloguru member, please login.
Login - If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account