主人公は、突然夫に先立たれた59歳の専業主婦です。
夫の死後、その夫には10年来の愛人がいることが分かったり、すでに独立している二人の子どもたちとは遺産を巡ってのトラブルが起こったり・・・
もうすぐ還暦を迎える主人公は、ずっと平穏に暮らしてきたのに、突然いろいろな悩み事が押し寄せてきます。
そして、妻でもなく母でもなく、ひとりの女としてこれからの人生をたくましく生きて行くのです。
まさに新しい生命力が萌えるように・・・
還暦というと、若者にとっては老人ですが、体力的にも精神的にもまだまだ元気で、隠居するには早すぎる年齢です。
老人でも中年でもない、微妙なお年頃(笑)なのだそうです。
この小説を読んで、私は急に老後のあり方を考えるようになりました。
私は、まだそんな歳ではありませんけれども・・・(^_^;)
フィクションだから、小説だから、日常にはない事件や恋愛が起こって、読んでいて面白いのですが、登場人物の考え方とか身の振り方など、結構勉強になります。
歳を重ねていくということは、それまでの記憶によって、考え方がどんどん変わっていくのだな〜と思いました。
それは、あきらめだったり、新たな挑戦だったり。。。
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Posted at 2006-07-08 07:51
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Posted at 2006-07-09 02:41
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Posted at 2006-07-08 08:33
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Posted at 2006-07-09 02:45
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Posted at 2006-07-09 03:57
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Posted at 2006-07-10 02:24
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