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It can't be helped.

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It can't be helped.
06/06/2022








It can't be helped.

職場の相棒によると、わたしはこのフレーズを良く使うのだそう。

So what? It can't be helped.

そうか?と、思う。が、言われてみればそうかもしれない。
でも多くの場合ネガティブな意味で使っているわけではなく、逆に、それはそれでいいじゃない、という意味合いだ。
それ以上のことは自分の手ではどうにも出来ない、なるようになるし、ならないならならない、It can't be helped.

冷たい言い方に聞こえるかもしれないが、それはそれでいい、It can't be helped. 笑


相棒がわたしのフレーズを直後にリピートしたり、ときに(予測して)同時に言ったりするので、よく考えてみた。
そこで気付いたのは、このフレーズを使うとき「自分のするべきことはした」というのが前提にある。出来る限りのことはした、やれるだけやった、ベストを尽くした、そういう感じか。
つまり、その先のことは自分ではコントロール出来ない。
天にまかせる、とまで言うと大袈裟になる。でも、そういうことなのかもしれない。
自分で出来る範囲なんて、案外、限られているものだ。全てを自分でしようと思うのは一種の驕り。なのではないかと思う。


「つまり謙虚な気持ちで言ってるわけよ」
「わーお」彼は仰々しく驚いて見せ「なるほど」と言って笑った。


色々な場面で、It can't be helpedと気持ち良く思えると良いのだけれど、そういうわけでもなく、イラっとしたり、きーーーーっとなったり、もやもやっとしたり、まぁ人間って面倒な生き物だわね。自分は自分、彼は彼。彼には彼の思い、やり方がある、そういうこと。と、自分に言い聞かせること多々あり。


なんて、夏休みになったせいか、職場での色々を思い返した。
というのも、こんなのを見つけたから。

これこれ、これだわ。




It can't be helped.


Gestalt prayer




6月6日、ムッタの日。
昨夜は思いがけず雨がよく降ったよう。庭は濡れに濡れている。今朝の水遣りはパス。
午後からも雨降り。しかも嵐予報。
友人との珈琲☕︎デートは明日に延期(今、text来た!)
It can't be helped.(←しつこい!)














#日記

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backyard chicken その後

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06/05/2022









うちのお隣さんから
鶏を飼育したいので許可して欲しい、という話から2ヶ月になる。
そろそろchicken coopを建て始めるんじゃないかな〜と、気になっていた。


が、この話、流れたらしい。


えええええ!!なぜに!!


夫の話によると、我が家とそのお隣(エミリーの家ね)は快諾したが、後方の家に断られたのだと言う。

えええええ!!なぜに!!

かなりの偏屈爺さんらしいよ、とは夫の弁。
お隣さん(旦那さんの方)が許可をもらいに訪ねていくと、「嫌だ」とはっきり断ったそうな。その時、I hated the Black Mastiff!!とも言ったらしい。
Mastiff???一瞬なんのことかわからなかったが、前に住んでいた家族の犬だった。うーわー。
しかし、そんなことを言うなんて、にわかに信じられなかった。そういう人が実際にいるなんて。しかもうちの近所にだよ。うーわー。


幸い(?)そのお宅は我が家のbackyardから斜め後方に位置しているので殆ど顔を合わすことがない。時々、庭仕事をしている姿を遠目に見るだけだ。
その隣(つまり我が家の後方正面)はとても親切な老夫婦で、パス公を迎え入れるときの審査にも協力してくれた。
1軒違うだけでこの差。犬好きのご夫婦で良かった。


そういうわけで、お隣さんのbackyard chickenの夢は潰えた。奥さんも残念がっているだろう。


そう言えば、職場の相棒も自分ならNoと言う、と豪語していた。
理由は、うるさい、臭い、この2点。
うちの市ではrooster(雄鶏)は飼育出来ないことになっている。hen(雌鳥)のみ、4羽まで。
そう伝えると、それは知っている。でも、雌鳥も鳴く、全く鳴かないわけではない、と言う。雄鶏のように早朝にけたたましく鳴く(朝鳴き?)ことはない。それでも鳴き声を聞くのは嫌だ。この先一生そういう暮らしを強いられるということだから、自分なら断る。せっかく一戸建てに住めるようになったんだ、断る権利はある。絶対に嫌だね。
鶏を飼いたいんならカントリーに住めば良い。そういう制限の一切ない、カントリーにね。


シビアだなーと思うが、まぁ一理ある。



ところでこのお隣さん。
芝生を長〜く伸ばしたままにしている。そして、ガーデンと木の周りだけは時々刈っていて、草原の中の小道のようになっている。
ついこの前までは大量のタンポポがビューンと伸びきっていて(タンポポも放っておくとあんなに背が高くなるのね!)、綿毛がふわふわと我が家の庭にも、、、、、、!
これはきっとカントリーライフを満喫しているんだろうなぁーと思って見ていた。
この国では、一定期間、歩道の除雪がされていなかったりすると(確か24時間?かつ近隣者からの通報があると)ペナルティが課される。
芝生の方はまだ緩やかだが、伸び放題にしていたり雑草が蔓延っていたりすると近隣者から苦情が来たり、通報されたり、ということがある。


何週間か前、ルーク(エミリーの旦那さん)が自分の前庭の芝刈りのついでにお隣さんの前庭分もしていたので、彼らも気持ち穏やかではなさそう。
でもうちと同様、通報はしていないし苦情も言ってないと思う。


夫が言うには、この前backyard chickenの結末を聞いた時、彼らの芝生の話にもなったらしい。
芝生を刈らずにいることで、芝の種を増やし雑草が生えにくくなるようにしている。ということだった。そして、娘が歩きやすいよう「しょうがなく」刈って小道を作った、のだそう。
オーガニック!!😂



例の偏屈爺さんから苦情がいきませんように。😝















#日記 #犬日記

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ささやかな

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ささやかな
06/05/2022









早朝に水を撒くのがこんなに気持ち良いとは!

今年もバケツ栽培に精を出す。
植えたのは5月10日、以下のとおり。
トマト
チェリートマト(赤)
ハラペーニョ
ホットペッパー(赤)
ベルペッパー(赤、緑)
ディル
その他、バケツじゃなくて普通のポットに植えたのが
バジル
イタリアンパセリ
シラントロ

どの子もすくすくと育っている。
バジル、パセリ、シラントロはすぐに使えるよう、玄関脇に並べた。
シラントロはこの前 cowboy corn saladをこしらえた時に大量に消費。
育ちすぎた感があったので思い切って丸裸なくらいに刈り込んだが、昨日、ちいっちゃい葉っぱが丸まってて今にも開きそうだったのを発見。今朝はそれがパッと開いていた。赤ちゃん葉っぱ。なんて可愛い奴だ、元気に育っておくれ。


前回、トマトが尻腐れ病を発症した。カルシウム不足とか水遣りに問題があるとか、そういうことらしい。なので今回はちゃんとした(?)野菜栽培用の土を使っている。野菜の苗と同時に購入した。
支払うとき、(総額いくらかかったのかはもう覚えていないが)これじゃぁ野菜を買ったほうが安いか、と思った。でも、野菜は育てるのが楽しいのだ。花もそう。

母は花や木、野菜を育てるのが好きだった。
どこかから分けて貰った百合の球根を庭のあちこちに植えた。母がそれらを植えている姿をわたしはよく覚えている。百合の花だなんて、と半信半疑で見ていた。
母は水遣りをしながら、よく「父ちゃんは花や木が好きだった」と言っていた。でも、母こそ、花や木々を愛おしんでいたのだと思う。
時間を惜しむように朝から晩まで機を織っていた母は、けっして水遣りを欠かさなかった。なので、母にとっては仕事の一部のように見えた。でも、それは違った。と、今になって思う。母が水遣りをするのは、母にとっての楽しみだったのだ。暮らしの中の、ささやかな楽しみ。

百合の花は、我が家の庭のクロトンの木や百日紅の木の間から、すっと立つように現れ、大きな白い花をつけた。
小さな庭の、小さな場所に、母はせっせと植えたのだろう。こんなところに!という位置だった。なぜか母のことを良く表しているように感じた。わたしたちは、写真を撮るときには百合の花の咲いたところに立ったものだ。


夏休みに入る直前に、職場の同僚がpeonyを分けてくれた。
芍薬。わたしの大好きな花。
取りに来てくれるならあげる、と言われていたけれど、彼女のところまで行く機会がなかった。
それを職場まで持って来てくれたのだ。
旦那さんになるべく深く掘り起こすよう指示したと言っていた。驚くことに、それはもう既にいくつか花を付けていた。高さもある。
植え替えは大手術だ。もしかしたら死んじゃうかもしれない、と心配になった。

彼女から貰った芍薬は今もショック状態にある。
十分に水をあげて、とにかく水、水をあげるのを怠ってはいけない。
今朝もしっかりと水遣りをした。夕方にもあげる予定。ガンバレシャクヤク!


うちの庭の芍薬もどんどん咲き始めた。
何本か花をカットして家の中に飾った。芍薬の甘い香りで満たされ、幸せになる。蟻も一緒に連れて来てしまったけど、、、、!!

恒例の、芍薬との記念撮影を行う。
パス公の顔!!本当はびぃ坊に前に来て欲しかったのだけど。











#日記 #犬日記

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夏休み2022年

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06/04/2022









夏休みに入って3日目。

ーあれ、この夏って何して過ごしたんだっけ???

とならぬよう、記録に励む。予定。


6月2日

朝、娘からLINEあり。
しばらくtextで話していたが、電話に切り替え。気付いたら2時間近く喋っていた。びっくり。
夏休みになったということを父親から聞いたらしい。父親からtextが来るとかなり嬉しいみたい。父と娘、よく似ている。

娘、なかなか調子良さそうな感じであった。仕事のほうも順調に軌道に乗りつつある模様。
この夏の帰国はなしとのこと。まぁ連絡ないからそうだろうなとは思っていた。が、今年中には帰ってきたい、と言う。これもあまり期待せずに待とう。笑
何はともあれ、自分の人生を楽しく豊かにするための模索を続けて欲しい。それだけだ。
自由とは責任を伴うもの。自分で選ぶ。自分が決める。うほほほほ。良いこと、良いこと。


夫が伐採してデッキ下に寝かせていた枝葉の処理を行う。

実はこれを発見したのがその4日くらい前で、その時、ここに置いとったんかーーーーい!と、プチ切れした自分だった。

うちの庭に何本かある大木。古くなって危険な枝や形を整えるために枝を切り落とすのは毎年のことで、いつだったか夫から東側のmaple treeの枝を切ったと聞いたときには「あら、ありがとう!」と感謝の言葉を伝えた。そして、「正面のあの木の古い枝もお願い!」と付け加えた。夫は「そのうちにね」と言っていた。
わたしはこの時てっきり夫が切った枝をyard waste用のカートに入れてくれたものだと思っていた。窓からmaple treeを眺めながら「うん、スッキリしたね!」なんて言ったりして。
なので、何本もの大枝がデッキ下に積まれた状態であるのを見つけたときには絶句してしまった。
しかし、よくよく考えてみればわかることだった。
前回、デッキ下に積まれた枝葉の処理をしたのはいつだったか、、、確か3週に分けてカートに入れ、持ってってもらった。そうしてようやく、デッキ下をクリアーにしたのだ。
ああ、またあの作業をしなくてはならないのか、、、、そう思って、脱力。

そんなわたしの気持ちを知ってか知らずか、この日、夫がいきなり作業を開始した。
え?やってくれるの?ちょっとびっくり。手伝おうとすると、いや、君はしなくて良いよ、と言うではないの。いやいや、手伝うよ、大きな枝のカットは無理だけど細かなところをするから。
こうして老夫婦は黙々と作業を行なった。
しかし。まぁ〜二人でするとこんなに速く済むのね。当たり前のことだけど、びっくりよ。
というか、今までどうして夫に頼もうと思わなかったのか、不思議。
大抵、夫のいない時に、そうだ、あの作業をやっちまおう、と、一人でちまちまとやっていた。
なんでだ?夫に遠慮しているのか?いや、そうではない。きっと、夫の仕事は枝を切り落とすまでで、その先はわたしの仕事、と、なぜか勝手に分担していたのだと思う。
ん?待て。これって、つまりは「遠慮」か?わたし、夫に遠慮してたのか???

ちょうど木曜日だったので、できる限りの枝葉を専用カートとpaper yard waste bagに入れてカーブに出しておいた。翌日はちょうどゴミの日で回収に来てくれるのだ。ラッキーだった!とわたしが言うと、「だから今日やっちゃおうと思ったんだよ」と夫が言った。まぁびっくり。そういう気転があったのね。夫、もしかしたら義母から何かアドバイスをもらったのか???(その前の週末、義両親が来訪、3日間滞在した。その時、義母に話したのだ、デッキ下にまた大量の枝葉が積まれてるのーーーやっと綺麗にしたと思ったのに、やれやれだよーとかなんとか。ワインを飲みながら。笑)


6月3日

午前中の早いうちに散歩へ行く。
びぃ坊の「Border Collie collapse (BCC) ボーダーコリー虚脱症候群」が発症してしまう季節になったので。
気温は既に70F(21.1C)だったのでcool vestを着用させるかどうか迷ったが、木陰の多いコースに行くことにして着用させず、水はしっかりと持って出発。
途中、2回ほど休憩させ水分補給。ここ2年程、びぃ坊は自分で制御している風で、失神発作はない。もちろん、わたしたちの方でもトリガーとなるものを避けるようにしている。この病気は治るものではなく繰り返し発症するものらしいが、大事に至らないよう、細心の注意が必要だ。びぃ坊はついこの前4歳になった(おめでとう!びぃ坊!!)。これからもずっと元気で長生きして欲しい。

散歩の後半で友人aと遭遇。
彼女はbike ridingを楽しんでいた。パス公は自転車に大反応するので、bikerを安全に先に行かせようとしたら、「あれ?もしかして、mさん?」と声をかけられてびっくり。めっちゃbikerの格好で声をかけられなかったら彼女だとは気付かなかっただろう。思わず、「かっちょいいいいいいいい!」騒いでしまった。夫はガフガフするパス公をガシッと抑えつつ、挨拶。
彼女とはちょうど月曜日にお茶しよう!と話していた時で、嬉しい再会であった。

散歩から帰宅後、aに触発されたのか、夫はbike ridingに出かけた。笑


夕方、友人から声をかけられてサインアップしたmeal trainのメニューを入力。
meal trainというのは、あるご家庭に食事を届けましょう、というボランティア。
発想もそうだが、誰もが気軽に参加できるようなシステム作りが素晴らしい。こういうところ、この国の良いところだと心から思う。

undecidedとしたままで、ここ3日ほどメニューを考えていたのだが、覗いたらわたしのmeal担当翌日分にサインアップした人がbeef curryと入れていた。しまった、、、、カレー取られた!(ちなみに、自分はchicken curryを考えていたのだけれど。笑)
早めに入力しておかないと、だんだんメニューを考えにくくなる。beef続きは良くないだろう、と思い、とりあえずchicken pasta with tomato sauceに決定。英語のサイトなので英語で入力したが、正式には「鶏肉のトマト風味パスタ」、もう無くなってしまった「おしゃべりクッキング」からのレシピだ。トマトソースに豆板醤を加える。鶏ひき肉を使う。これがマジに美味い。
このご家庭、一番下のお子さんが幼稚園児なので、豆板醤はいつもよりかなり少なく入れる予定。


昼間、超〜久しぶりにアジアンストアへ行って米を購入したので、夕飯は(これまた久しぶりに)ヒレカツに豆腐とほうれん草のお味噌汁&ご飯、ポテトサラダ。やっぱりお味噌汁は美味い。
サインアップされてた方々のメニューにもmiso soupがいくつかあった。やっぱり嬉しいだろうな、と思う。どうやって持っていくのか、今度、聞いてみよう。
このmeal trainは、しばらく続きそうなので、そのうちわたしも日本食っぽいものをこしらえて持っていこうかな、と思う。





・・・

と、ここまで、夏休み2日分の記録。
フツーの日記でした。
今日は朝から雨降り。夫は仕事へ出かけて行った。帰るのは日曜の夜か月曜の朝だろう。
日曜日は義両親が<もしかしたら>やって来る。
昨夜、夫が義母に予定を聞いていたが「まだわからない」と答えていたそうな。
来るんかい、来ないんかい。どっちかい。どっちかはっきりしてくれ。
と、悶々とするのは不健康なので、きっと来ないだろう、と思うことにした。笑












#日記 #犬日記

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乖離

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06/02/2022








一昨日の晩。
ベッドの上で、ふと、実家で寝ている自分を想像していた。
実家に自分の部屋はない。なので、いつも姉3の部屋に布団を敷き、二人並んで寝た。
時々、布団の上で自分のベッドのことを思った。
それから、夫のこと、犬たちのことを思った。
どうして自分はここで普通に布団の上なんかで寝ているのだろう、と、ちょっと不思議に思う。
違和感とか罪悪感とかではなくて、言うなれば「乖離」的な感覚を持つ。

その逆だな、と思った。
我が家のベッドにいながら、実家の夏の夜を想う。
どうしてわたしはここにいるのだろう、という気持ちになる。
島の家を思う。姉たちのことを思う。
6月の長雨。濡れる庭。


こんな歳になって、実家を遠く(近く、か?)感じるのは普通なのか?
いつも2ヶ月とか帰省していたからそうなったのか。
そもそも2ヶ月も実家に帰省すること自体、特別なことかもしれない。
いや、そういうケースはあるにはある。この夏に1ヶ月〜2ヶ月帰省する友人は数人いる。
実家に帰省するメリットとデメリットのようなことは良く聞く。家族に会えるのはもちろん嬉しいけれど、日本に長くいるとだんだん面倒になることがある云々。それはわかる。
でも、そういうことではない。

どっちがどっち。
どっちもどっち。


家族の夢を見る。
姉が出てきたり弟が出てきたり兄が出てきたりする。
少し前に見た夢の中では、わたしが日本からこちらに戻るとき、空港に一緒に行ってくれる人が誰もいない、という夢だった。
最初に姪っ子のるぅちゃんが言った。
ーごめんね、mねぇちゃん、仕事休めなかった。
いいよいいよ、そんなの!
次に娘が言う。
ーごめん、わたしも行けない。mom, 大丈夫?
全然大丈夫。見送りしてもらうとか思ってなかったし。一緒に行っても、お茶飲むだけですぐにさよならだしね。
その後に姉1が言った。
ーmちゃん、ごめんね。わたしも行けない、tは?
t(姉3)はすぐに答えた。
ーえっ、最初から行く気なかったし、行かない、行けない。
わたしは、だんだんと笑顔が引きつっていくのを感じた。いや、見送りなんて頼んでないし、一緒に行って欲しいとか思ってなかったし、ひとりで行っても問題ないし、、、、
そうして、フライトの時刻から逆算して何時までにチェックインするべきか、荷物の預け入れ、セキュリティチェック、税関と出国審査、、、、ちょっと余裕を持って中に入ったほうが良いから、、、、などと考えているうちに悲しくなってきた。
ひとりで空港に行って、ひとりでチェックインして、まだ早過ぎるからお店とか見回って、最後に日本で食べられるものを食べとくかな、とか思いながら食事したりして、あーまだ早いけど何もすることないし、中に入っちゃうか、とか思う。
姉たちはもう何か次の話題に移っていて、誰もわたしのことなんか気にしていない。
それでもっと悲しくなってきて、

ひとりで行くのは悲しすぎるよ、、、、、、、、

と、泣きながら言おうとしたところで目が覚めた。


目覚めてからも悲しみが残っていて、しばらくぼーっとしていた。泣こうとしたことだけがはっきりと残っていて、でももう泣こうとはしなかったし、泣かなかった。
すごい夢だった、と思う。成熟した大人の見る夢とは思えない。それとも成熟した大人でもこういう夢を見るのだろうか。













#ユメモ #日記

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Happy Birthday Bruce!

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05/17/2022








 ・・・・

$100のブルース




その犬は$100だった。20年前とは言え、格安大爆発。
値引きを交渉したわけではない。何より彼には値札が付いていなかった。
某ペットショップでのこと。いわゆる売れ残りだったのだろう。
店主は言った。"$100 is fine."
 
犬はケージの仕切りが外された2部屋分を使っていた。
ショップ正面の中央上部に位置し、かなり目立つ。
彼の周囲の部屋では、犬種毎に数匹の小型犬がむにむにと動いていた。眠っているのが多い。
でも彼だけは、黒い大きな瞳をして凛々しい姿で私達を見ていた。
 
犬を迎え入れることは、娘との長年の約束だった。
彼女は物心ついた頃から「犬かって」と言い続けた。
買って、なのか、飼って、なのか。多分前者だろう。
私はどちらにも抵抗があったので、日本語のみならず「迎える」という表現を使った。
私たちは娘の小学校入学を機に、夫の母国である米国に移住した。
娘との約束は、アメリカに引っ越してから、その後、一軒家に引っ越してから、と、度々延期された。
犬は生きた命、家族だから、待とう。そう言い聞かせた。
 
その犬はAustralian Shepherdという犬種だった。初めて耳にする。
どれくらい大きくなるのかという私たちの質問に、女店主は軽く答えた。"It's almost the max size."
後にこれは明らかな偽情報だと判明する。
既に四ヶ月を過ぎたその犬を、彼女は何としてでも売りたかったのかもしれない。
 
娘はシーズー犬を欲しがっていた。私の姉の愛犬がそうだったこともある。
ショップにはシーズーもいた。仔犬なので毛糸玉か何かのようで、とても愛くるしい。
下見に行った日、小さな子を連れた家族連れらも何組かいた。彼らは小型犬をお部屋から出してもらっていた。
子供たちはもふもふする塊を抱っこしながら、しきりに仔犬に話しかけていた。
下見のつもりで出かけたので、私たちはどの犬にも触れなかった。
不思議と、娘もそれを要求しなかった。
 
翌週、私たちは意を決してそのショップに向かった。
今日、犬を連れ帰りましょう。
私は、あの犬まだいるかな、心の中でそっと思った。
私達夫婦の間では仔犬を選ぶのは娘に任せると決めていた。
 
ショップに足を踏み入れると、果たして

彼は、いた!

そして、周囲の仔犬たちは見事なまでに別の仔犬と入れ替わっていた。
胸が締め付けられた。
その時、娘が言った。"Can we have that dog ?"
私は驚き、夫を見る。彼は大きく息を吐き、自分もあの犬に決めていた、と笑った。
私もよ!

私達家族は、それぞれがそれぞれ、あの日、この犬に魅了されていた。
誰も口にしなかった。
でも、心の中で決めていた。もしまだいるのなら、それなら。
 

犬を部屋から出してもらい、サークルの中で遊ばせた。
ボールを見せても、どうしたら良いのかわからない。それでも仔犬らしい好奇心は垣間見えた。
実際に触ると痩せていて、ひどく小さく感じた。
ショップを出る時、歩こうとしない彼を、夫が抱えて運んだ。
犬は娘と共に後部座席にいたが、発進するや否や、おしっこしてしまった。
娘は怖がる彼をずっと撫でていた。

 
犬の名前はブルースとした。
哀愁を帯びた彼にふさわしい名ではないか。
夫は少し考え、Bruceにしようと言った。まぁいい。日本語的には同じだ。


こうして彼はやってきた。
彼のブルースはこの日から奏でられ、ブルースが虹の橋に行った後も尚、聴こえてくる。
家族の歴史、悲喜交々。

お金にはかえられない、私達のブルース。




 ・・・・




5月17日、ブルースの誕生日。
いつもいつまでも最高の犬!











#日記 #犬日記

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喜ばせたい

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05/16/2022









母の日に夫からチョコレートを貰った。
GODIVA GOLD COLLECTION

デカい。35 piece入り。
美味しいです。
とても美味しいです。
でも、、、、と思ったけど、「どうもありがとう」と受け取りました。


いつからだろう?もう随分経つな。夫は箱詰めチョコレートを良く買ってくれる。
Valentine's DayとMother's Dayは必ずチョコレートだ。あと結婚記念日もか。
忘れずに用意してくれるので、感謝こそすれど無下には出来ない。よね。


でも、ついこの前、ふと、箱の裏側に貼られたままだった値段を見て、ぶったまげたわたし。

😵‍💫😵‍💫😵‍💫😵‍💫😵‍💫
なーぜーにーーーーー?????


そして思わず、訊いてしまった。

ーこれ、$xxもしたの?
ーそう。
ー高過ぎる〜!
ーそんなことないよ。
ーいや、高いよ!
ーいいって、そんなの。

ちーがーうーーーー!

心の中で叫んだ。
夫、気にしないでいいよ、僕の気持ちなんだから、みたいな笑顔である。
まさに、自分はとても良いものを贈った!という、顔つき。

そんな夫の顔を見ながら、こんだけのお金をチョコレートにかけるのなら、わたし、アレが欲しかった、アレも良かった、アレも買えた。

でも、何も言わなかった。
もちろん、そんなことを言う必要はないし、言ってはならん、と思う。
夫には夫の価値観があり、わたしを喜ばせようと思って買ってくれたのだ。

この前、わたしは彼のことをまだ良く知らないみたいだ、と書いた。
でも、夫も同じらしい。彼はわたしのことをまだ良くわかっていないみたいだ。こんなに長く一緒にいるのに。
そんなモンか。なんか笑える。



かく言うわたし。
父の日の贈り物として、Tシャツを3枚ゲット。
Liverpool F.C.のもの。
オンラインでないと購入できない。
うひひ。絶対に喜ぶと思う。自信満々。









#日記

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くたびれ加減

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05/14/2022










ここ3日くらい前からいきなり暑くなった。
春をすっ飛ばして、夏到来。しかも灼熱の夏。
もちろん、エアコン稼働中。
これは我々人間のためというよりもお犬さまのため。熱波が来るという予報を受け、早めにairを入れておいたのだが、大正解であった。


今日、お気に入りの夏用ジーンズを出した。
元々、夏用だったわけではない。購入したのが15年程前だったか?もっと前かもしれない。とにかく、そういうワケで、程良いくたびれ加減。生地も自然と薄くなって夏にちょうど良い。

昨夏、日本に帰国した際にももちろん持って行った。
蒸し暑い日本の夏にはもってこい!自分の中ではイチオシの代物である。
が、これを履いたわたしを見て娘は言った。

ーね、、、新しいジーンズ、買ってあげようか?

さらに彼女は、「高いジーンズを」と付け加えた。

はぁ〜???

である。

そらね、このジーンズはユニクロですよ。
しかしですね、これはわたしにとってすごーく履きやすくて、夏にぴったりんこカンカン秀逸なブツなのです。

ー要らんよ。

笑い飛ばしてやった。
でも、内心、ちょっとこそばゆいような、変な気分になった。
買ってもらえるのならそうしてもらうかな、とか、ちょっぴり思った。いや、今になって思う、買ってもらっておけば良かったかも。



このジーンズを引っ張り出しながら、そんなことを思い出した。

この夏、彼女には会えそうにない。
来夏まで、持つだろか。かなりくたびれているので、大事に履かなきゃな。。。なんて思ったり。

しかし、このところ、つくづく思う。
くたびれてるくらいが、ちょうど良い。

まっさら、は、ちょと硬くて、自分には、眩しすぎるようだ。















#日記

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Give him a knife

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05/03/2022









ある日の職場での出来事。
ドライバーのDが咳込みながらやって来た。顔が真っ赤になっていて、かなり苦しそうだった。大丈夫?と声をかけると、片手を上げて(大丈夫)と応える。が、なかなか咳はおさまらない。喉に何かつかえて窒息か?と思うほど。

本当に大丈夫?と誰かが訊くと、"Ahhh I'm fine!今度は言葉で答えていた。なんだよ、びっくりさせるなぁーもう、とか、死んじゃうかと思ったよ、なんて声も聞こえてきて和やかな雰囲気になったので、私も笑いながら「ここで死なないでー」と言ったら、さぁ大変。彼は、ぐほっほっぼぼぼぼおううううう、、、とさらに咳込み、ゴミ箱に顔を伏せてしまった。

えっ、、、😨


冗談が冗談じゃなくなってしまったのか、、、、と、慌てた自分。だ、だ、大丈夫?ちょっと、、、大丈夫?
駆け寄って、背中を叩こうとしたら、Dは真っ赤な顔をあげて、咳込みながらも笑っていた。やっと治まりつつあったのにmの一言のおかげでまた始まってしまった、というようなことをヒィヒィさせながら言う。ごめん、ごめん、ごめんなさい、苦しかったね、そんなつもりじゃなかったの、でも、本当にごめんなさい!!こちらは平謝りだ。mのことは良く知ってるつもりだったけど、そうでもなかったってことがわかったよ。Dはそう言って笑った。他のみんなも笑いながら、それぞれ仕事に戻った。


そんな中、もう一人のドライバーSがわたしの相棒に何やら耳打ちをし、それを聞いた彼はWHAT!!!!と大声を出して笑い崩れた。しばらく言葉を発せない程、大笑いだ。
後になって教えてくれたのだが、その時、Sはこう言ったらしい。

In my country, we say, "Give him a Knife!."



Sはヨーロッパの某国からの移民だ。母国は長年の内戦で、今も尚混乱は続いている。つい最近、市民権を取得した。お祝いの言葉をかけた時のとびきり嬉しそうな笑顔は彼の心を映し出すようだった。色々な制約があったらしく、待ちわびてようやく取得した市民権だった。


Sはわたしが重いものを運んでいるとすぐにやって来て、こういうことは自分を頼ってくれ、と言う。出来ないことは頼むけれど、このくらいなら出来るから大丈夫、と返すと、いやそうじゃない、なんでも言ってくれ、と言う。

「Sは女性に対してすごく優しい。」
友人のペチュニア(仮名・Sの奥さん)にそう言うと、彼女は、ハハッ!と笑って、外面が良いだけよ、と言ったので、吹き出してしまった。「家では何もしない怠けもの。威張っているだけよ」
俄かに信じられなかったが、Sとの付き合いも3年が過ぎ、だんだんと見えてきた。確かに頷ける部分はある。仕事は仕事、家庭は家庭、という線引きがなされているのだろう。
実は仕事の中でもそういうのはあって、That is not my job.というところは非常に明瞭。自分のするべきことはするが、この先は自分の問題じゃない、という感じ。そして、男性には特に厳しい。笑
同じドライバー仲間であるDを敵対視してる?と思う程、ぞんざいに(冷酷に?)見えることも多い。


そういうわけで、先のDに対する言葉には、思わず笑ったが、笑えないところもあった。まぁでも冗談であることは間違いないので、ここは笑うところだ。笑おう。笑


そう言えば随分前のことだが、Sからもうひとつ彼の国の格言を教えてもらった。

Good people and Stupid people are born from the same mother.



ー深い。












#日記

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透視

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透視
04/24/2022









先週、念願のCollege Libraryから何冊か本を借りてきた。
ずっと行きたいと思っていて先延ばしになっていたところ。


この大学図書館はカレッジ生及び関係者のみでなく、一般にも開放している。ということは、娘が在学していた頃から聞いていた。日本語の書籍も結構な蔵書数ということだった。

実を言うと、いよいよ読む本がなくなった。
マイ本棚の本らは何度か読み直していて、そろそろ別の本を読んでみたいと思うようになっていた。
パンデミックの関係で、大学図書館も自由に出入り出来なかったが、半年くらい前から、ようやくほぼ通常どおりに開放された。
そこでようやく、意を決した。というワケだ。

事前にオンラインでLibrary Cardを申請したところ、1週間ほどで、カードが出来上がったというメールが届いた。
そこで、いよいよだわーと、わくわくしながら出かけた。


土曜日の午後だったせいか、カレッジ生はまばらにみかける程度。
さすが大学図書館。なんて大きいのだろう、と思う。
頭上のサインを見ながら、service deskへ向かい、まずはカードを受け取った。
そして、いざ、East Asian Collectionへ。

平日ではないからか、閑散としている。
でも、足を踏み入れると、センサーライトが反応して、次々と照明が点され、まるでハリーポッターのHall of Prophecyみたい、と、ドキドキした。
見るだけ、と思って入ったのだが、たまたま調べた棚に、わたしの好きな作家の本が。

うひゃーーーー(嬉)

車は30分しか駐車できないところに置いてきたので、のんびりと悩む時間はない。
ええい、ままよ!
まるで侍映画の役者のように呟いたのは、異国における日本語書籍に囲まれていたせいかも。なんてね。



先日、この図書館の司書である友人と話す機会があった(彼はその日は不在だった)。
たまたま好きな作家の本を見つけたから衝動的に借りたという話をすると、好きな作家は誰かと訊かれた。
作家名を検索にかけることで、効率良く借りられるのだと言う。そして、自宅でも出来る検索方法を指南してくれた。あらかじめ調べておいて、その図書番号(記号)を控えておくと、その番号の書架からすぐに取り出せるとの仕組み。なるほど。

しかし、この、「好きな作家」を伝えるのって、なんだか気恥ずかしい。
「なんか、自分を曝け出すみたいで、ちょっと恥ずかしいなぁ〜」と言うと、彼は、「そういうものかな。。」と笑った。
別に、その作家のことを恥ずかしく思っているわけではない(もちろん)。
でも、その作家を好きだ、と思っている自分を見せてしまうこと、を躊躇う。
どうしてだろう?
今の自分の「傾向」みたいなものが透けて見えるからか?つまり、自分を見せたくない、ということ???








#日記 #犬日記

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