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two o one two

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乖離

thread
06/02/2022








一昨日の晩。
ベッドの上で、ふと、実家で寝ている自分を想像していた。
実家に自分の部屋はない。なので、いつも姉3の部屋に布団を敷き、二人並んで寝た。
時々、布団の上で自分のベッドのことを思った。
それから、夫のこと、犬たちのことを思った。
どうして自分はここで普通に布団の上なんかで寝ているのだろう、と、ちょっと不思議に思う。
違和感とか罪悪感とかではなくて、言うなれば「乖離」的な感覚を持つ。

その逆だな、と思った。
我が家のベッドにいながら、実家の夏の夜を想う。
どうしてわたしはここにいるのだろう、という気持ちになる。
島の家を思う。姉たちのことを思う。
6月の長雨。濡れる庭。


こんな歳になって、実家を遠く(近く、か?)感じるのは普通なのか?
いつも2ヶ月とか帰省していたからそうなったのか。
そもそも2ヶ月も実家に帰省すること自体、特別なことかもしれない。
いや、そういうケースはあるにはある。この夏に1ヶ月〜2ヶ月帰省する友人は数人いる。
実家に帰省するメリットとデメリットのようなことは良く聞く。家族に会えるのはもちろん嬉しいけれど、日本に長くいるとだんだん面倒になることがある云々。それはわかる。
でも、そういうことではない。

どっちがどっち。
どっちもどっち。


家族の夢を見る。
姉が出てきたり弟が出てきたり兄が出てきたりする。
少し前に見た夢の中では、わたしが日本からこちらに戻るとき、空港に一緒に行ってくれる人が誰もいない、という夢だった。
最初に姪っ子のるぅちゃんが言った。
ーごめんね、mねぇちゃん、仕事休めなかった。
いいよいいよ、そんなの!
次に娘が言う。
ーごめん、わたしも行けない。mom, 大丈夫?
全然大丈夫。見送りしてもらうとか思ってなかったし。一緒に行っても、お茶飲むだけですぐにさよならだしね。
その後に姉1が言った。
ーmちゃん、ごめんね。わたしも行けない、tは?
t(姉3)はすぐに答えた。
ーえっ、最初から行く気なかったし、行かない、行けない。
わたしは、だんだんと笑顔が引きつっていくのを感じた。いや、見送りなんて頼んでないし、一緒に行って欲しいとか思ってなかったし、ひとりで行っても問題ないし、、、、
そうして、フライトの時刻から逆算して何時までにチェックインするべきか、荷物の預け入れ、セキュリティチェック、税関と出国審査、、、、ちょっと余裕を持って中に入ったほうが良いから、、、、などと考えているうちに悲しくなってきた。
ひとりで空港に行って、ひとりでチェックインして、まだ早過ぎるからお店とか見回って、最後に日本で食べられるものを食べとくかな、とか思いながら食事したりして、あーまだ早いけど何もすることないし、中に入っちゃうか、とか思う。
姉たちはもう何か次の話題に移っていて、誰もわたしのことなんか気にしていない。
それでもっと悲しくなってきて、

ひとりで行くのは悲しすぎるよ、、、、、、、、

と、泣きながら言おうとしたところで目が覚めた。


目覚めてからも悲しみが残っていて、しばらくぼーっとしていた。泣こうとしたことだけがはっきりと残っていて、でももう泣こうとはしなかったし、泣かなかった。
すごい夢だった、と思う。成熟した大人の見る夢とは思えない。それとも成熟した大人でもこういう夢を見るのだろうか。













#ユメモ #日記

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Happy Birthday Bruce!

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05/17/2022








 ・・・・

$100のブルース




その犬は$100だった。20年前とは言え、格安大爆発。
値引きを交渉したわけではない。何より彼には値札が付いていなかった。
某ペットショップでのこと。いわゆる売れ残りだったのだろう。
店主は言った。"$100 is fine."
 
犬はケージの仕切りが外された2部屋分を使っていた。
ショップ正面の中央上部に位置し、かなり目立つ。
彼の周囲の部屋では、犬種毎に数匹の小型犬がむにむにと動いていた。眠っているのが多い。
でも彼だけは、黒い大きな瞳をして凛々しい姿で私達を見ていた。
 
犬を迎え入れることは、娘との長年の約束だった。
彼女は物心ついた頃から「犬かって」と言い続けた。
買って、なのか、飼って、なのか。多分前者だろう。
私はどちらにも抵抗があったので、日本語のみならず「迎える」という表現を使った。
私たちは娘の小学校入学を機に、夫の母国である米国に移住した。
娘との約束は、アメリカに引っ越してから、その後、一軒家に引っ越してから、と、度々延期された。
犬は生きた命、家族だから、待とう。そう言い聞かせた。
 
その犬はAustralian Shepherdという犬種だった。初めて耳にする。
どれくらい大きくなるのかという私たちの質問に、女店主は軽く答えた。"It's almost the max size."
後にこれは明らかな偽情報だと判明する。
既に四ヶ月を過ぎたその犬を、彼女は何としてでも売りたかったのかもしれない。
 
娘はシーズー犬を欲しがっていた。私の姉の愛犬がそうだったこともある。
ショップにはシーズーもいた。仔犬なので毛糸玉か何かのようで、とても愛くるしい。
下見に行った日、小さな子を連れた家族連れらも何組かいた。彼らは小型犬をお部屋から出してもらっていた。
子供たちはもふもふする塊を抱っこしながら、しきりに仔犬に話しかけていた。
下見のつもりで出かけたので、私たちはどの犬にも触れなかった。
不思議と、娘もそれを要求しなかった。
 
翌週、私たちは意を決してそのショップに向かった。
今日、犬を連れ帰りましょう。
私は、あの犬まだいるかな、心の中でそっと思った。
私達夫婦の間では仔犬を選ぶのは娘に任せると決めていた。
 
ショップに足を踏み入れると、果たして

彼は、いた!

そして、周囲の仔犬たちは見事なまでに別の仔犬と入れ替わっていた。
胸が締め付けられた。
その時、娘が言った。"Can we have that dog ?"
私は驚き、夫を見る。彼は大きく息を吐き、自分もあの犬に決めていた、と笑った。
私もよ!

私達家族は、それぞれがそれぞれ、あの日、この犬に魅了されていた。
誰も口にしなかった。
でも、心の中で決めていた。もしまだいるのなら、それなら。
 

犬を部屋から出してもらい、サークルの中で遊ばせた。
ボールを見せても、どうしたら良いのかわからない。それでも仔犬らしい好奇心は垣間見えた。
実際に触ると痩せていて、ひどく小さく感じた。
ショップを出る時、歩こうとしない彼を、夫が抱えて運んだ。
犬は娘と共に後部座席にいたが、発進するや否や、おしっこしてしまった。
娘は怖がる彼をずっと撫でていた。

 
犬の名前はブルースとした。
哀愁を帯びた彼にふさわしい名ではないか。
夫は少し考え、Bruceにしようと言った。まぁいい。日本語的には同じだ。


こうして彼はやってきた。
彼のブルースはこの日から奏でられ、ブルースが虹の橋に行った後も尚、聴こえてくる。
家族の歴史、悲喜交々。

お金にはかえられない、私達のブルース。




 ・・・・




5月17日、ブルースの誕生日。
いつもいつまでも最高の犬!











#日記 #犬日記

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喜ばせたい

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05/16/2022









母の日に夫からチョコレートを貰った。
GODIVA GOLD COLLECTION

デカい。35 piece入り。
美味しいです。
とても美味しいです。
でも、、、、と思ったけど、「どうもありがとう」と受け取りました。


いつからだろう?もう随分経つな。夫は箱詰めチョコレートを良く買ってくれる。
Valentine's DayとMother's Dayは必ずチョコレートだ。あと結婚記念日もか。
忘れずに用意してくれるので、感謝こそすれど無下には出来ない。よね。


でも、ついこの前、ふと、箱の裏側に貼られたままだった値段を見て、ぶったまげたわたし。

😵‍💫😵‍💫😵‍💫😵‍💫😵‍💫
なーぜーにーーーーー?????


そして思わず、訊いてしまった。

ーこれ、$xxもしたの?
ーそう。
ー高過ぎる〜!
ーそんなことないよ。
ーいや、高いよ!
ーいいって、そんなの。

ちーがーうーーーー!

心の中で叫んだ。
夫、気にしないでいいよ、僕の気持ちなんだから、みたいな笑顔である。
まさに、自分はとても良いものを贈った!という、顔つき。

そんな夫の顔を見ながら、こんだけのお金をチョコレートにかけるのなら、わたし、アレが欲しかった、アレも良かった、アレも買えた。

でも、何も言わなかった。
もちろん、そんなことを言う必要はないし、言ってはならん、と思う。
夫には夫の価値観があり、わたしを喜ばせようと思って買ってくれたのだ。

この前、わたしは彼のことをまだ良く知らないみたいだ、と書いた。
でも、夫も同じらしい。彼はわたしのことをまだ良くわかっていないみたいだ。こんなに長く一緒にいるのに。
そんなモンか。なんか笑える。



かく言うわたし。
父の日の贈り物として、Tシャツを3枚ゲット。
Liverpool F.C.のもの。
オンラインでないと購入できない。
うひひ。絶対に喜ぶと思う。自信満々。









#日記

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くたびれ加減

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05/14/2022










ここ3日くらい前からいきなり暑くなった。
春をすっ飛ばして、夏到来。しかも灼熱の夏。
もちろん、エアコン稼働中。
これは我々人間のためというよりもお犬さまのため。熱波が来るという予報を受け、早めにairを入れておいたのだが、大正解であった。


今日、お気に入りの夏用ジーンズを出した。
元々、夏用だったわけではない。購入したのが15年程前だったか?もっと前かもしれない。とにかく、そういうワケで、程良いくたびれ加減。生地も自然と薄くなって夏にちょうど良い。

昨夏、日本に帰国した際にももちろん持って行った。
蒸し暑い日本の夏にはもってこい!自分の中ではイチオシの代物である。
が、これを履いたわたしを見て娘は言った。

ーね、、、新しいジーンズ、買ってあげようか?

さらに彼女は、「高いジーンズを」と付け加えた。

はぁ〜???

である。

そらね、このジーンズはユニクロですよ。
しかしですね、これはわたしにとってすごーく履きやすくて、夏にぴったりんこカンカン秀逸なブツなのです。

ー要らんよ。

笑い飛ばしてやった。
でも、内心、ちょっとこそばゆいような、変な気分になった。
買ってもらえるのならそうしてもらうかな、とか、ちょっぴり思った。いや、今になって思う、買ってもらっておけば良かったかも。



このジーンズを引っ張り出しながら、そんなことを思い出した。

この夏、彼女には会えそうにない。
来夏まで、持つだろか。かなりくたびれているので、大事に履かなきゃな。。。なんて思ったり。

しかし、このところ、つくづく思う。
くたびれてるくらいが、ちょうど良い。

まっさら、は、ちょと硬くて、自分には、眩しすぎるようだ。















#日記

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Give him a knife

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05/03/2022









ある日の職場での出来事。
ドライバーのDが咳込みながらやって来た。顔が真っ赤になっていて、かなり苦しそうだった。大丈夫?と声をかけると、片手を上げて(大丈夫)と応える。が、なかなか咳はおさまらない。喉に何かつかえて窒息か?と思うほど。

本当に大丈夫?と誰かが訊くと、"Ahhh I'm fine!今度は言葉で答えていた。なんだよ、びっくりさせるなぁーもう、とか、死んじゃうかと思ったよ、なんて声も聞こえてきて和やかな雰囲気になったので、私も笑いながら「ここで死なないでー」と言ったら、さぁ大変。彼は、ぐほっほっぼぼぼぼおううううう、、、とさらに咳込み、ゴミ箱に顔を伏せてしまった。

えっ、、、😨


冗談が冗談じゃなくなってしまったのか、、、、と、慌てた自分。だ、だ、大丈夫?ちょっと、、、大丈夫?
駆け寄って、背中を叩こうとしたら、Dは真っ赤な顔をあげて、咳込みながらも笑っていた。やっと治まりつつあったのにmの一言のおかげでまた始まってしまった、というようなことをヒィヒィさせながら言う。ごめん、ごめん、ごめんなさい、苦しかったね、そんなつもりじゃなかったの、でも、本当にごめんなさい!!こちらは平謝りだ。mのことは良く知ってるつもりだったけど、そうでもなかったってことがわかったよ。Dはそう言って笑った。他のみんなも笑いながら、それぞれ仕事に戻った。


そんな中、もう一人のドライバーSがわたしの相棒に何やら耳打ちをし、それを聞いた彼はWHAT!!!!と大声を出して笑い崩れた。しばらく言葉を発せない程、大笑いだ。
後になって教えてくれたのだが、その時、Sはこう言ったらしい。

In my country, we say, "Give him a Knife!."



Sはヨーロッパの某国からの移民だ。母国は長年の内戦で、今も尚混乱は続いている。つい最近、市民権を取得した。お祝いの言葉をかけた時のとびきり嬉しそうな笑顔は彼の心を映し出すようだった。色々な制約があったらしく、待ちわびてようやく取得した市民権だった。


Sはわたしが重いものを運んでいるとすぐにやって来て、こういうことは自分を頼ってくれ、と言う。出来ないことは頼むけれど、このくらいなら出来るから大丈夫、と返すと、いやそうじゃない、なんでも言ってくれ、と言う。

「Sは女性に対してすごく優しい。」
友人のペチュニア(仮名・Sの奥さん)にそう言うと、彼女は、ハハッ!と笑って、外面が良いだけよ、と言ったので、吹き出してしまった。「家では何もしない怠けもの。威張っているだけよ」
俄かに信じられなかったが、Sとの付き合いも3年が過ぎ、だんだんと見えてきた。確かに頷ける部分はある。仕事は仕事、家庭は家庭、という線引きがなされているのだろう。
実は仕事の中でもそういうのはあって、That is not my job.というところは非常に明瞭。自分のするべきことはするが、この先は自分の問題じゃない、という感じ。そして、男性には特に厳しい。笑
同じドライバー仲間であるDを敵対視してる?と思う程、ぞんざいに(冷酷に?)見えることも多い。


そういうわけで、先のDに対する言葉には、思わず笑ったが、笑えないところもあった。まぁでも冗談であることは間違いないので、ここは笑うところだ。笑おう。笑


そう言えば随分前のことだが、Sからもうひとつ彼の国の格言を教えてもらった。

Good people and Stupid people are born from the same mother.



ー深い。












#日記

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透視

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透視
04/24/2022









先週、念願のCollege Libraryから何冊か本を借りてきた。
ずっと行きたいと思っていて先延ばしになっていたところ。


この大学図書館はカレッジ生及び関係者のみでなく、一般にも開放している。ということは、娘が在学していた頃から聞いていた。日本語の書籍も結構な蔵書数ということだった。

実を言うと、いよいよ読む本がなくなった。
マイ本棚の本らは何度か読み直していて、そろそろ別の本を読んでみたいと思うようになっていた。
パンデミックの関係で、大学図書館も自由に出入り出来なかったが、半年くらい前から、ようやくほぼ通常どおりに開放された。
そこでようやく、意を決した。というワケだ。

事前にオンラインでLibrary Cardを申請したところ、1週間ほどで、カードが出来上がったというメールが届いた。
そこで、いよいよだわーと、わくわくしながら出かけた。


土曜日の午後だったせいか、カレッジ生はまばらにみかける程度。
さすが大学図書館。なんて大きいのだろう、と思う。
頭上のサインを見ながら、service deskへ向かい、まずはカードを受け取った。
そして、いざ、East Asian Collectionへ。

平日ではないからか、閑散としている。
でも、足を踏み入れると、センサーライトが反応して、次々と照明が点され、まるでハリーポッターのHall of Prophecyみたい、と、ドキドキした。
見るだけ、と思って入ったのだが、たまたま調べた棚に、わたしの好きな作家の本が。

うひゃーーーー(嬉)

車は30分しか駐車できないところに置いてきたので、のんびりと悩む時間はない。
ええい、ままよ!
まるで侍映画の役者のように呟いたのは、異国における日本語書籍に囲まれていたせいかも。なんてね。



先日、この図書館の司書である友人と話す機会があった(彼はその日は不在だった)。
たまたま好きな作家の本を見つけたから衝動的に借りたという話をすると、好きな作家は誰かと訊かれた。
作家名を検索にかけることで、効率良く借りられるのだと言う。そして、自宅でも出来る検索方法を指南してくれた。あらかじめ調べておいて、その図書番号(記号)を控えておくと、その番号の書架からすぐに取り出せるとの仕組み。なるほど。

しかし、この、「好きな作家」を伝えるのって、なんだか気恥ずかしい。
「なんか、自分を曝け出すみたいで、ちょっと恥ずかしいなぁ〜」と言うと、彼は、「そういうものかな。。」と笑った。
別に、その作家のことを恥ずかしく思っているわけではない(もちろん)。
でも、その作家を好きだ、と思っている自分を見せてしまうこと、を躊躇う。
どうしてだろう?
今の自分の「傾向」みたいなものが透けて見えるからか?つまり、自分を見せたくない、ということ???








#日記 #犬日記

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backyard chicken

thread
04/23/2022










5-6日ほど前のこと。
「鶏を飼おうと思っているのだけど、許可してくれる?」と、お隣さん(奥さんのほう)に訊かれた。
犬たちと散歩から戻ってきた時だった。不意をつかれたが、あまり驚きはしなかった。なんとなく、そんな予感がしていた。


彼らがうちの隣に越してきてから2年が経った。

その間、奥さんには赤ちゃんが生まれた(女の子だった)。
back yard(のわたしたち側)には低いフェンスで仕切られたガーデンが造られた。
フェンスはご主人のハンドメイド。
ガーデン近くに立っていた大木が切り倒された(太陽光を遮っていたのか?)。
屋根にSolar panelが取り付けられた。

芝生に関してはあまり気にならないのか、かなり丈が伸びた頃にご主人が芝刈りをする。
でも、ガーデンには気を配っていた。
そのガーデンには野菜だけではなく、花も植えられていた。
歩くようになった女の子に小さなジョウロを持たせ、水やりをさせていた。


だからだと思う、そのうち、backyard chickenが出現するかもしれない、という気がしていた。
うちの近所にも鶏を飼っているお宅がある。このことは前に書いた。


何羽飼う予定なのか、と訊くと、4!と即答された。Maxなんだよね、と笑い合った。

彼女は何度も念を押すように、本当に構わないのね?と言うので、断る理由はないわ、と答えた。でも、うちのパス公が鶏に反応することだけは伝えておいた。
「かなり吠えると思う、出来るだけ対処するようにするけど。」

Chicken coopをどこに設置するのか、確認しておけば良かった、と、後になって思う。
でもきっと、あのガーデンの中だろう。そうすると、うちの庭からバッチリ見えることになる。
あーーーパス公、、、、先が思いやられる。



彼女から、最後にうちの電話番号を訊かれた。
Cityから確認の電話が行くかもしれないから、と言う。へーそうなの?ちょっと驚き。

鶏を飼うとき、両隣と後方に住むneighborから許可を得る必要がある。そして、Cityはその最終確認を行うために実際にその居住者にコンタクトしてくる。のだそう。
お役所仕事。アバウトなアメ人はこういうところが厳格で、不思議。



さて、どんなChicken coopが建てられるのだろう。
とても嬉しそうに話していて、その様子からもう決めているのだろうな、という感じがした。
「時季が来たらFresh eggsをお裾分けするわ!」


そういえば、わたしが Ornithophobia(鳥恐怖症)だということを言いそびれた。
まさか、鶏を抱っこして連れてきたりはしないだろうから良いけど。多分、、、。











#日記 #犬日記

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pain

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04/21/2022








昨日、携帯電話を忘れた。
職場に到着し車を停めて歩き出してから携帯がないことに気付き、車まで戻ったのだが、車の中にもなかった。家に置いてきたのだった。なんじゃー。まぁいい、しょうがない。
たまに忘れる携帯。
そう言えばこの前、ようやく返事をくれた姉1は「不携帯でごめんね」と書いていた。同じか。


別に携帯がないと困るということもない。大体において、仕事中は「不携帯」と決められているし。
でも、休み時間とか、何気に眺めていたものがないと、どうも手持ち無沙汰である。
そして、携帯をいじっている人の多いことよ。みんな用もないのに(用があるのかもしれなが)携帯をいじっている。


ー昨日、嫌なことがあった。

大したことでもないけど、イラっと来て、その後、悲しくなった。
大の大人がなんだよ、ティーンエイジャーでもあるまいし、そんな大っぴらに嫌味を言ったり、告げ口したりするなよ、と、思うのだけれど、たまたまその「告げ口」現場に足を踏み入れてしまって、全てじゃないけど聞こえちゃった自分。さっきの、あの言葉も「嫌味」だったのか、と、気づかされた。

え?そんなことで?

と呆れてしまったのだけれど、じわじわとダメージ。
人間って、面倒くさい。もちろん自分も含めて、本当に、面倒くさい。

家族だったら、ここで、はぁ〜???今、なんて言った???と、直接対決だ、わたしの場合だけど。それが良いことなのかどうかもわからんが。
いや、家族で「告げ口」とか「嫌味」とかはないか。
でも、何か誤解を受けるようなことがあったら、その場でそれを確かめようとするだろう、そこには少しばかりの「怒り」とか「驚き」とか「残念に思う」とか、そういう気持ちがある。そして、その気持ちの根底にあるのは信じる心とか、愛情とか?


だからか。
そもそも、愛情はない。家族じゃないし。
信じる心も、大して、なかった。そういう人たちだとは知っていた。悪い人とかではなくて。

ならば、何をそんな真に受けてダメージ食らう必要があるのか。ちゃんちゃらオカシな話ではないか。


なーんてことを、午後の短い休憩時間に悟った(←大袈裟)。
そして、ああ、弟と一緒に過ごしたあの夏の日の動画。八月踊りをしながら話したあの馬鹿馬鹿しい物語。あれを見たい!!と、思う。
と、ここで、携帯を忘れたことを大後悔。


帰宅すると夫は仕事へ出かけていた。予定外の仕事が入ったらしい。
置き去りにされた携帯に(夫はわかっていたようだ、キッチンのカウンターの上に置かれていた)、夫からのtextが届いていた。

午後から本格的に降り出した雨はなかなか止まず、様子を見ていたのだが、5時過ぎに犬たちと散歩。
フッドを被って黙々と歩く。
雨は、小降りになったり強くなったり。フッドから雨粒が滴り落ちる。眼鏡をかけてこなかったのは正解だった。
犬たちは雨降りなんて全く気にしない。
いつものコースをいつものように歩く。

びしょびしょになって、帰って来た。
犬たちの身体をタオルで拭きながら、この面倒な作業がなぜか嬉しい。
もちろん、ここには深い愛情がある。










#日記 #犬日記

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Rose Moon

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04/17/2022










"Go look up the rose color moon. "

昨夜、犬たちと庭から戻ってきた夫がそう言うので、Rose Color? 聞き返してしまった。
夫からそんな表現が出るなんて。ちょっと驚いた。
そして、なんだ、わたしはまだまだこの人のこと、十分に知っているわけではないのだなと、思う。
"It's called Pink Moon."
そう伝えると、いやあれはピンクというよりもRose Colorだと言う。
しつこいが、夫からこんな言葉が出るとは思わなかった。

窓に近付いて見てみると、東の空に巨大な満月がぽっかりと浮かんでいた。
わたしには少し燻んだ橙色に見えた。見上げた時間が少し違うのもあるのかもしれない。

夫から「だろう?」と訊かれて、「そうかな」と言った。
「そうだね」と言えば良かったのかもしれない。
でも今年から我が家ではPink MoonのことをRose Moonと呼ぶことにしよう、と、心の中で思った。

そういえば、Pink MoonはPaschal Moonとも呼ばれる。
うちのパス公のPascalでもある。

今日は、Easter Sundayです。















#日記 #犬日記

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National Siblings Day

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04/12/2022








4月10日はNational Siblings Dayだったらしい。
BindiRobertのInstagramで知った。


わたしはその前の日の土曜日に、姉と話している。
姉1.2,3 それぞれ別個にLINEを送ったところ、どれも既読にならず、ちぇっ忙しいのかいな、と、しょげた気持ちになったところに、姉3がやっと反応。
ー今、見た。

ということで、しばらくはtext交換。そのうち面倒だからと電話で話すことになった。
何か用事があった訳でもなく、他愛のないことを話す。近況報告みたいなものだ。
その中で、姉2が4月から異動になったことを知らされた。えー聞いてないぞ、わたしはもう蚊帳の外か!とふざけて言うと、蚊帳の外のほうがいい、代わりたいわ!と返され、大笑いだった。
姉と話すときはいつもこうだ。
何がそんなに可笑しいのか、と思うくらい、笑わせてくれるし、向こうも笑う。なんでこんなに楽しいのだろう、と思う。


そう言えば、夏に弟と会った時もめちゃくちゃ面白かった。
娘がその時の様子をビデオに撮って送ってくれていた。いつ見ても、笑える。
何なんだろうな、この兄弟姉妹というものは。


娘や姪は、わたしたちきょうだいのことを、仲良しだ、と言う。そして、繋がりが強い、と言う。
良い意味かどうかは微妙だが。


彼女らが言うように、本当に繋がりが強いのだとすると、それは父親を早いうちに亡くしたので、必然的にそうなったのではないかと思う。

わたしが学校嫌いで家が大好きだった、というのも、その辺が関係しているのかもしれない。
学校でその他大勢の子供達と一緒にいるより、きょうだいでワイワイやってる方のが数倍楽しかった。楽しい、というのは、楽(らく)、ということでもある。
素の自分。


いつの間にか兄も姉も弟も、もちろんわたしも、み〜んな歳をとってしまった。
最近は、「歳とったから」という台詞をよく聞くようになった。

頑固に、それぞれが、やりたい放題。


コロナもだけど、戦争が始まっちゃったので、4姉妹イタリア・スペイン旅行はまたまた遠ざかってしまった。
そのうち誰かが柔軟に(身体も心も)動けなくなるのではないかと、気がかり。
どうにもならないことだけど。


追記:姉3と話したあとに、姉1, 2 それぞれとも話した。いつも感じる、三者三様。











#日記

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