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この城下町の北に流れる川には多くの鮭が溯上している
江戸末に藩士が鮭の回遊を知り。養殖した鮭の稚魚を
川に戻し、殖産に貢献した
この収穫で学問に励んだ子弟を「鮭の子」と呼ばれている
天井からぶら下がっている夥しい鮭は昨年末からのものである
この六斎市はプロの商人に混じって、近郊の農家が自家製の
野菜や加工品を販売している
町の人との交流の場である
ブルーシートに自分の畑で採れた赤唐辛子を藁で編んで売っている
食用よりは飾りである
丁度、この日は六斎市の開かれている日に当たった
冷かしに店を覗いてみる
まだ、天然の雑茸には早い
地元の主婦が買物に訪れている
山頭火句碑のすぐ脇の生垣に咲いている
「暑さ残る 長月 秋海棠」 游何庵
なんて、戯れ歌は山頭火師は撰歌してはくれないであろう
昨日の山頭火句碑の脇に、銅版に刻んだ説明と句が展示してある
これまでも、様々な句碑や石碑を拝見しているが、草書で
あったり、漢文で刻んであると読解が困難なものが多い
幸い、この句碑はこれらを解決してくれた
残念な事に素人のwhooにも解る間違いが数箇所あり、しかも
旧かなと新かなが入り乱れて表記されている
五句選の四句目は原文を見ないと、どう書いてあるか
判断は出来ない
校正の重要さと、観光行政の難しさを考えさせられた
北に位置する城下町は今、町おこしに色んなイベントを
行なっている
この時期は「町家の屏風まつり」を行なっていた
知り合いの御宅も屏風を展示しているので、天気はまだ暑いが
出かけてみた
少し歩くと、大きな自然石に文字が刻んである
種田山頭火の句碑である
「水音がねむらせない
おもひでが
それから
それへ」
山頭火句
「筒とりがなく山家は留守 為郎」
「椿がおちたまってゐる静けさのお寺障子 碧水」
「すくすくたつ工場のかげらう 洵二」
「お池の雲に陽がまだもどらない 空史」
「鍬もてばてふてふ来てゐる豆の空 良二」
五句 山頭火選
ビルの間を夕陽が照らしている
行き交う車や人々は残りの夏を楽しんだり
恨んだり
暑い夏も、半月もすると虫の声で涼しい風が吹き渡る
野分の季節は直ぐそこに来ている
昨日に続き、墓について考えて見ます
先祖を祀り、偲ぶ
今日の形が出来上がったのは、江戸時代からでした
仏教徒が多い日本では、古くから火葬の形態が取られ
遺骨を埋葬するのが多いようでした
勿論、土葬もありました
今日は法律により、土葬は原則禁止のようです
昨日、アップしました隣りには大きな墳墓があり一つの山に
百八軒の納骨が可能になっています
二重の円形があり、植栽を掘り起こして文字の彫られた
石板を外して、そこへ納骨が出来るようになっています
昨年、それを行い内部を見る機会がありました
相当、大きな空間が確保されています
この墳墓が10箇所以上あります
この地域には桜が植えれて、公園化されています
最近、葬儀に関する記載が多くなったように感じます
葬儀に関する考え方が多様化し、まるで儀式をしない家族も
散見されます
墓も、樹木を植えたり、散骨を希望したりこれも多様化の
兆しがします
少子化と家族の分散化、遠距離の問題など墓守の不可能な
家族が増えつつあります
今回、墓参りをして直ぐ近くに造成中のものがありました
上の画像はこれから仕上げに掛かるもので、小さな穴が
あるのが蓋で、この中へ納骨をします
下の画像が既に完成、分譲済みのものです
文字が入っている所には納骨済みです
八軒が一箇所に納められ、相当数が分譲済みです
明日は同じ場所の大規模なものをアップします
見た目の涼しさで、少しでも日本の夏を楽しむ為に
硝子の器が使われます
水を張った硝子の皿を重ね、そこに花を活けてあります
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