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佐渡一周道路からそれて小道を辿り、燈台へ向かう
昨年はこの燈台の下で一泊を過ごし、両津港へ向かった今年は昼にここを訪れ、燈台の下で昼食を取り先へ進むこの燈台は鋼板製のもので、世界の燈台100撰に選ばれている
両津湾を挟んで湾曲する道を辿り、対岸になる場所から
見ると、中央右手にドンデン山、雲の下の高い山が金北山
その山々の裾に白く建物が見えるのが、両津港である
かれこれ12KMほど歩いてきた明るい6月の陽光は透明な空気をもたらし、海水の透明度も
良く、青空を受け入れて紺青が美しい
海を左手に見ながらどんどんと先を急ぐ
右手に崖があり、橙色の花があちらこちらに目に付くスカシユリ (俗にイワユリと言う)花弁の間に隙間があるのでこの名がある佐渡を回ると、この花は急峻な岩場に分布しているが
平地には殆んど見かけない
草丈も低く鮮やかな色で咲いている
神社の脇を海を見ながら東方へ進むと、叢に黄色い花が
目に入る
草丈は50cmほどクサノオウ (ケシ科クサノオウ属)和名は丹毒を治す効があるので、瘡(クサ)の王と呼ぶとある丹毒は既に死語になりつつあり
「皮膚の傷口から連鎖状球菌が入っておこる急性の伝染病」とある衛生状態の悪かった昔は顔面や大腿部に良く起きたものである
日差しが強く、海岸の紫外線は強い
崖の迫った所に設けられた狭い田圃の畦を草刈機の音が響く小さな漁船溜まりで魚網を補修している爺さんにあった
齢は80を越えている暫く会話を楽しむ
かなり垢抜けたファッションをしている農業や漁業、山林業などに従事する人々も汚れる仕事に
明るいファッションを導入すると、随分と日本の光景も
変わるであろう
会話の中で褒めると、満更でもなく嬉しそうな顔をしていた
海岸線沿いの遊歩道を暫く歩くと水面に大きな岩があった
その岩の上に加工された石が置かれている漁場なにがしと彫られているが、下は葉に隠れて判読不能対岸の山並と海岸線は北回りのコースにあたる景色である
供養塔の石碑の向いに村社がある素朴な鳥居が雰囲気を醸し出している
この神社の左手が海岸となり、数キロの遊歩道となっている
両津の港からこれまでは北回りのコースを歩いてきた
この場合、右手に海岸線を見ながらの旅となる
今回は南回りに挑戦する
この場合は常に左手に海岸線が存在する
視線が変わるとまた新鮮な気持ちで景色を愛でることが出来
新たな発見がある事を期待している港から約3Kの地点で道路からはずれ海岸線の遊歩道に分かれる
地点に古い石塔が建っていた真ん中の大きな碑には
秋葉山大権現
金毘羅山大権現左の小さい碑には
奉唱光明真言七百万遍供養塔
と彫られている右の笠のある小さな塔は朽ちて文字は判読できないその右の杓状の石塔には梵字が彫られている
人は何故旅にでるのであろうか?
旅の形態は様々あるが、最近己の体力と気力の挑戦を求め
(地球温暖化を少しでも軽減すると言うおこがましい気を込め)
野営と自炊で数年間続けているただ単なる物見游山とは異なる旅はいつも新鮮な驚きを
もたらせてくれる
10日間の予定、9泊10日で佐渡海岸線一周と山間地を
トレッキングする予定で出発した朝6時の出航には公共の交通機関では間に合わないので
止む無く港まで車で送ってもらった天気は上々、日本海の穏かな水面は汽船のエンジン音だけが
響いている
今回で低山逍遥を終えます
山頂から山麓の標識に辿り着いた時間は10:00
自宅に辿り着いた時間は11:25風呂に点火し汗を流し、着替えをし午後からの行動の
準備をしたご挨拶
長い間、ブログルを掲載してきました
この低山逍遥で1000回を超えました500回で全てを変更し出直しましたが
1000回でまたまたメタモルフォーゼMetamorphose(変身)
をいたしますハンドルネーム及びアドレスを変え、仲間を一度消去させて
頂きます
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