《襍草・/・古往今来30》甘野老。

《襍草・/・古往今来30》甘野...

森(里山)を散策してるとあちこちに地味に咲いてる。
自然の営み、植物の健気さ。これ等から元気・活力を頂く。
アマドコロ(甘野老) クサスギカズラ科(Asparagaceae)
学名:Polygonatum odoratum (Mill.) Druce var. pluriflorum (Miq.) Ohwi
(以前は、ユリ科にぞくしていたが、クサスギカズラ科に変更された)
別名: イズイ(萎ずい)

良く似た花にホウチャクソウ、マルバオウセイ、葉に斑が入るフイリアマドコロ、
花の大きいオオアマドコロ、ワニグチソウ がある。
ナルコユリやオオナルコユリもよく似ている。
ナルコユリは茎が丸いが、アマドコロは、茎が稜角(四角っぽい)。
茎高30-80cm位までなる。葉は互生、長楕円状披針形で長さ5-15cm、幅2~5cm。
両面毛はなく裏面は粉白を帯びる。花は葉脇に1-2個つく。
花筒は白色で長さ15-20mm、先は緑色を帯び、裂片の先端に突起がある。
花糸に細突起がある。液果は径10mmほどの球形で黒紫色に熟す。
自然分布;北海道・本州・四国・九州 (日本固有種)

若い茎はゆででおひたしやマヨネーズ和えとして料理する。根茎に甘味がある。
似た種にホウチャクソウやヒメイズイなどの有毒植物があるので注意を要する。
名前の由来、和名は根茎がトコロ(ヤマノイモ科)に似て、甘味があることから。

4月30日誌「大和市泉の森4/27」
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