《襍草・/・古往今来49》“武蔵野・雑木林”を想う。


大昔より、現東京周辺は武蔵の国と呼ばれていた。
其の名残、否、国木田独歩の「武蔵野」を思い所要の度、皇居周辺を散策する。
“武蔵野=雑木林”その景観は知る由もないが、なんとなく想像できる。
この100有余年の間で東京の自然環境は、大きく変化するを余儀なくしてきた。
第二次世界大戦での東京大空襲での変貌、復興は、たいへんであっただろう。
被災した都市空間は壊滅的であったようだ・・・!?!
そんな被害の中で生き残り、更により良い林相を形成し続けてる「神宮の森」。
また、周辺の御苑(皇居外苑)・神宮外苑の森、隣接する赤坂御用地(赤坂御苑)、
一般公開されていないがこの70年余りで本物の林相が形成されているようだ。
世界に誇れる、風土に合った自然の森が、東京にはある。
又、荘厳な鎮守の森という概念で捉えてみても「神宮の森」は、素晴らしい。
造園家や学識者達が描いた森林造成計画は、緻密で「日本的風土」を今に見せてくれている。
林苑の創設より最後の林相に至るまで変移の順序(予想)まで記録にある。
古来より培われた日本的造園技術の高さを示すもので、予想は的確に的中し見事だ。

首都東京の中で「日本の原風景的自然環境・景観」を見せてくれる皇居から明治神宮の森、
今後100年の計で日本を代表する「自然環境・景観地域」街並み景観を充実させて欲しい。
2020年には東京オリンピックが開催されることでもあるし。。。
そんな折、先日、 国立科学博物館が「フキアゲニリンソウの発見」を発表した(五月十六日)。
国立科学博物館の調査で、皇居内でニリンソウの新種が見つかった。
吹上御苑で見つかったので「フキアゲニリンソウ」と名付けられた由。
ニリンソウは、里山等で普通に見られるが、新種のニリンソウは、背がとても高い。
拝見出来る機会を楽しみにしたい(無理だろうが^^)。

オリンピックがらみでもないが、東京駅から皇居に向かう道路に花壇を提案する。
よく街なかで見かける園芸種とか外来植物は、避けて。。!
皇居を中心に周辺道路に日本固有種の野草花壇を是非に望みたい。これぞ「日本らしさ」。
皇居外堀の土手には、野草がたくさん見られる。
東京駅から丸の内界隈を、樹木と野草の街並みとしてほしく、切に望みたい。
日本の顔という場所だ。日本の花を紹介するのにも良い。期待したい所である。
日本の中心地、皇居に新種の花が静かに生きずいていた。里山の顔と言えまいか。
嬉しい発表、在来種野草は、「和」の象徴と思って止まない。


5月18日誌「5/16 国立科学博物館発表植物」
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