コマクサ(駒草) ケシ科(Papaveraceae・ケマンソウ科コマクサ属との分類も在る)。
学名:学名:Dicentra peregrina (Rudolph) Makino
かつて「高嶺の花」と呼ばれ、下界では栽培が最も難しいと云われていた花。
昨今の園芸改良で園芸店頭に普通に見られ園芸種も在るようだ。
Europa alpsで見るエーデルワイスも「高嶺の花」と呼ばれるが、駒草は格別。
「高山植物の女王」と呼ばれ「ガレ場」と言う高山の岩礫にしか育たない。
おまけに花をつけるまでに数年~20年もかかる(自生)。
珍重される故か、盗採の被害で絶滅した山も多い。
個人的には、最初に見た八ヶ岳の主峰・赤岳直下のガレ場のものが印象に深い。
苛酷な環境で育ち、魅せる花に活力を頂いたものだ。懐かしい。
6月18日誌「6/1箱根・湿生花園」