“初秋の植物其ノ三”《襍草・樹 ・/・拈華微笑33》

ノブドウ(野葡萄)ブドウ科(Vitaceae)
学名:Ampelopsis brevipedunculata (Maxim.) Trautv.
海岸周辺で見れる無毛のものはテリハノブドウ、葉に深い切込みあるのはキレハノブドウ。
葉は蛇葡萄、根は蛇葡萄根と呼ばれる漢方の生薬、民間伝承薬草で多くの効能が知られる。
果実は、ハチ等の幼虫が寄生し虫えいを作るので色々な色に変化してると云われる。
野生的なヒガンバナ(彼岸花)
ヒガンバナ(彼岸花) ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)
学名:Lycoris radiata (L'Hér.) Herb. var. radiata
別名: マンジュシャゲ(曼珠沙華)
古い時代の帰化種。鱗茎に有毒なアルカロイドを含む。
花は朱赤色で、外花被片が3、内花被片3。花被片は強く反り返り、縁が波打つ。
シロバナヒガンバナ(白花彼岸花・白花曼珠沙華)ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)
学名:Lycoris albiflora
ヒガンバナの白花種。ヒガンバナとショウキズイセンとの自然交雑種。
花被片が白色、強く反り返らず、縁も波打たない。

チカラシバ(力芝) イネ科(poaceae/Gramineae)
学名:Pennisetum alopecuroides (L.) Spreng.form. purpurascens (Thunb.) Ohwi
何処でも良く見られる草。
根がしっかりと土の中に広がり茎も丈夫、他の草のように簡単には引き抜くことができない。
チカラシバ名の由来。朝露が光る光景はなかなかのものだ。
{別名] ミチシバ、カゼクサ。標準和名がミチシバであるのは別名・ハナビガヤ。
茎は枝分かれしない。葉は長さ10~80㎝、幅0.3~1㎝。葉舌は長さ0.5~2.5㎜。
円柱形の穂状花序は長さ10~20㎝、直径約4㎝。
小穂の基部に長さ約2㎝の黒紫色の総苞毛(毛状の総苞)がある。
小穂は長さ5~8㎜。第1苞頴は長さ約1.5㎜、0~1脈。第2苞頴は長さ約4㎜、3~5脈。
頴果は総苞毛とともに落ちる。
総苞毛が淡緑色のものはアオチカラシバ(青力芝)といわれている。
画像が其れ。割りと珍しい。
[学名] Pennisetum alopeculoides (L.) Spreng. f. viridescens (Miq.) Ohwi



「9/20・・泉の森」

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秋は野にいろんな色がついて、いい季節ですね。
Posted at 2015-10-03 19:19

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のんびりと・・・じっくりと花々と向き合うと実に色々な微妙な表現できない姿をみせてくれますねぇ^^)。

birdyさん、トサジョウロウホトトギス(土佐上臈杜鵑草) という花をご存じですか。
黄色の花で牧野富太郎博士が、土佐の横倉山で発見した高知県にのみ分布する固有種。「上臈」とは年功を積んだ気品があり優雅で位階の高い人のこと。貴女にピッタリの花でしょう。
Posted at 2015-10-05 00:01

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>年功を積んだ気品があり優雅で位階の高い人のこと。貴女にピッタリの花でしょう。

とんでもない!
浪速生まれ、育ちのお転婆です。
商売人の娘だから...優雅とは縁遠いですよ、

普通のホトトギスしかしりません。
牧野植物園に行ったらみられるのかしら?
Posted at 2015-10-08 16:38

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おはようございます、birdyさん。

「商高政低」の時代です^^)、品位は、にじみ出てくるものでしょう。。。!

牧野植物園では、今が見頃でしょう。
HPで写真を見られるとよろしいと思います。
普通のホトトギスとは趣を異にします。
Posted at 2015-10-09 15:59

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