“秋に桜が開花(五分咲き!?!)”《襍囈・/・拈華微笑38》



ラグビー・ワールドカップ(W杯)イングランド大会で桜ジャパンが開花した。
長い年月、先輩から後輩へとメタボリズム(新陳代謝)を以ってついに開花!!

義父(故人)が、大学ラグビー部の監督をしていた事もあって、
異国のラガーを知り、日本の活躍、世界で羽ばたく姿を夢見てきた。
まさか、今年のワールドカップ(W杯)、それも英国大会で勇姿を見れるとは!!
期待を以ってテレビ観戦、初戦の対戦相手、優勝候補から夢のような結果を見た!!
感動、感慨無量だった。義父が、語っていた夢が目の前で現実に。

ラグビーは、全きのティームプレイ、肉弾戦。パワー・スピード・メンタリティー。
スポーツの原点、と常々思っていた。
選ばれし戦士には、ドラマがつきものだが・・・!?!
前全日本キャプテンの広瀬俊朗選手の名前が・・試合メンバーに出てこない!?!
それほどメンバーがレベルアップしているのか???
複雑な思いでTV観戦をした。初戦で過去優勝2回の南アフリカ代表を34-32で下だす!!
劇的すぎるょ・・それも最後の最後で逆転でしょ。呆然・唖然とテレビを見つめていた。
何という、精神力だ。強くなったなぁ~~!! 感慨深いものがあって、涙があふれた。
メディア紙面でラグビーがこれほどまでに大きく踊ったことはない。初めて見た。

産経Webサイトでノンフィクション作家の松瀬学さんが、下記の見出しで寄稿されてた。 |
『「W杯、なぜ試合後の日本のロッカー室は綺麗なのか」
「強いチームには必ず、精神的な支柱がいる。とくに大舞台では。
ラグビーのワールドカップで歴史的勝利を重ねた日本代表のそれは、前主将の広瀬俊朗(東芝)である。
ラグビー選手の夢と表現していたW杯代表となり、いまや空前のラグビー人気を創りだした(中略)」
「・・今月17日、34歳となる。戦力の充実もあって、まだ1度も試合メンバーには入っていない(中略)」
「東芝の後輩となるリーチ・マイケル主将を陰で支え、チームのコミュニケーションの活性役となっている。」
「練習では日本の対戦チームのキー選手役をすることも(中略)。」
「練習外では、モチベーションを上げるための試合前の映像を発案したり、
チームメイトにさりげなくゴミ拾いを促したり。
「ちっちゃいことが大事だと思うんです」という。
じつはW杯試合後、日本代表は選手たちがロッカールームをきれいに掃除している。
歴史的勝利の南アフリカ戦のあとは数人だったのが、
スコットランド戦ではノンメンバーの37歳の大野均(東芝)が真っ先に掃除をし始めた。
先のサモア戦ではほぼ全員の選手とスタッフが一緒にロッカー室を掃除した。広瀬が説明する。
「自分たちが使ったロッカーは自分たちできれいにしようということです。僕たちは偉くも何ともない。
感謝の気持ちを込めて、掃除をしよう。ちゃんと足元を見ようということですね」
エディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)やリーチからの信頼度は抜群である。
大金星に浮かれる南ア戦の後は、リーチに頼まれて、「気持ちを切り替えよう」と訴えた。
そういえばジョーンズHCが就任した3年半前、「日本の新しい歴史を創ろう」と主将を任された。
なぜかといえば、その前年の11年の東日本大震災後のチャリティーマッチ、
日本代表×トップリーグ選抜の試合前夜の広瀬の姿に感銘を受けたからだった。
トップリーグ選抜主将の広瀬はチームメイトを集め、
靴磨きの道具を持ち出して、みんなでスパイクを磨いていたのである。
おそらく、その時、広瀬を精神的支柱としたジョーンズHCのW杯メンバー作りは始まっていたのだろう。
「あらゆる面でチームは成長したんじゃないですかね。
一番はマインドセット(心構え)のところです」と広瀬は言う。1次リーグの最終戦は米国戦(11日)。
最後の最後まで試合出場とチームの勝利を目指す。できる限りの準備をする。
米国戦に向けた練習再開の日、真っ先にグラウンドに飛び出したのは広瀬とリーチだった。
メンバーから外されてもくさらない。「もう腹立つなあと思っても、次の役割は絶対、ある。
全部、こんなの勉強なんです。人生において」。
フルバックの五郎丸歩(ヤマハ発動機)ばかりが脚光を浴びているが、
こういった“リアル・リーダー”もまた、チームの躍進を支えているのである。
もう一度、「楽しいですか?」と聞いた。「楽しいですよ」と広瀬は笑顔で繰り返した。
「楽しむしかないでしょ。どんな状況になっても、楽しいことってあるんですよ」
広瀬はいい顔つきになった。タフになった。日本代表は歴史を塗り替えた。
人と機を得て、日本ラグビーが大きく変わる。』

広瀬俊朗選手、ラグビー日本代表の強さと志気を支えた影の功労者、ラガーマンのカリスマだな。
10月17日で34歳になった。「思いや気遣い」言動を見ると超一流ラガーマンと映る。
「メンバーから外されてもくさらない。もう腹立つなあと思っても、次の役割は絶対、ある。」
日本代表の桜のジャージを着ている日本代表ラガーマン。
広瀬俊朗イズムの根底に武士道的精神を見る。研ぎ澄まされた刀の様にも映る。




「2015・10;ラグビー・ワールドカップ(W杯)イングランド大会」



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