“雑木林の秋(5)”《襍草・/・拈華微笑44》


ツリガネニンジン(釣り鐘人参) キキョウ科(Campanulaceae)
学名:Adenophora triphylla (Thub.) A.DC. var. japonica (Regel) H.Hara
Adenophora triphylla (Thunb.) A.DC. subsp. aperticampanulata Kitam.
別名:ツリガネソウ(釣鐘草)、トトキ・トトキニンジン、ボタンヅル
英名:Three leaved ladybell

良く似てるソバナの花は先が開いた釣鐘状、こちらは同じ太さ。
花の大きさはツリガネニンジンのほうが小さい。
「ニンジン」とは、根の部分を朝鮮人参の代用とした経緯から来ている。
花の特徴、茎の上部で4段から6段に分かれ青紫色の鐘状の花を下向きに輪生する。
花冠の先は浅く5つに裂け、花柱(雌しべ)は花から長く突き出る。
葉の特徴、形は長い楕円形で、普通は3、4枚が輪になって生える(輪生)。
稀に互い違いに生える(互生)ものや向かい合って生える(対生)ものもある。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
春の若芽は、「ととき」と呼ばれ山菜として食される。
太い根茎は生薬で沙参(しゃじん)といい、鎮咳、去痰などの薬効がある由。
花は、普通は秋に開花するが春に咲くこともよくある。
茎は白毛が生え、切ると乳液が出る。
白花種は、シロバナツリガネニンジン form. albiflora。
ハクサンシャジン( var. hakusanensis) 、は北海道~中部地方以北に分布する、高山種。
草高がやや低く、花序の花柄が短く、花が密集してつき、花冠が広鐘形。
母種は、サイヨウシャジンで花冠のさきが広がらない。
サイヨウシャジン( var. triphylla) は、本州(中国地方以西)、九州、沖縄に分布。

里山等で見かけるツリガネニンジン だが,
ハクサンシャジン 、 イワシャジン 、 ミヤマシャジン,
鳳凰シャジンと言った高山種も見応えのある癒し系の植物。
登山道で出会うと疲れをわすれる程に清楚可憐に魅せる。


「緑の森2015・10・17」


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