久し振りの投函。今年の夏は、雑務に奔走させられた。
ひと段落してみれば、早、紅葉の季節。
この歳になると時間が気になる、焦る^^。
そんな折、若者から「滝・拝み」のお誘いを頂いた。
先週、10月24日、久しぶりに丹沢の「滝」を拝みに行った。
丹沢山地は、古くから仏教徒等の信仰・修行の地である。
あちらこちらに修験道がある。
そんな中に比較的楽に沢筋を登って辿り着ける、
だが沢登りの醍醐味をちょっと味わえもする「滝」。
その一つが丹沢・宮ケ瀬湖に程近い早戸川大滝。
早戸大滝は、日本の滝100選にも選ばれているが、
「幻の滝」と呼ばれるほどに一般人には縁遠い。
沢筋を登って行き、3か所ほどを遡行しなければならない。
とは云うものの登山者や山小屋関係者が沢の対岸に渡る地点に
橋を造ったり、木を横たえてくれたりで遡行しないで済む。
しかし、それらが必ずあると思ってはいけない。
天災でいとも簡単に流されてしまうから。
今回の滝、拝みは、僕にとって、実に30有余年振りであった。
往時は、きれいなナメや沢の景観を見せていた。
そんなところが、大小の岩塊で埋め尽くされて、
天災の凄さを想い知った。
早戸大滝のある早戸川は、相模川の支流、中津川の源流でもある。
こんな立地条件で、幻の滝と呼ばれているのだが、、、。
かつては、半日を要して滝に到達したものだ。それが、
宮ケ瀬湖(人造湖)が作られたことや林道の整備でかなりの奥合いまで
車で行けるようになった。昔を思うと何と楽になったことか!!
それでも上記したように道しるべのない沢筋を登ることから
沢登りの知識がないと・・・訪問者が少ない要因だ。
雨乞いの滝、修験者の禊ぎの場でもあるためか美しい姿を隠しつづけている滝。
秘瀑と云うにふさわしい。
紅葉・黄葉には、早かったが、心洗われ、清々しい時を持てた。
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