“秋に向かって!”《襍感・/・野花‘17-17’》

タマアジサイ(玉紫陽花)アジサイ科(Hydrangeaceae) 
学名:Hydrangea involucrata Siebold var. involucrata
沢筋ガレ場わきの平場に立派な玉紫陽花の樹が見事に花々を咲かせていた。
極小数の人間に魅せてくれている。
園芸種・人に依って植林されたものとは比べようもない強さを漂わせている。
自生・自然環境は、大切にしないと、って改めて感じた。

※ ※ ※ ※ ※ ※
タマアジサイ(玉紫陽花)、蕾みが開き花弁や萼が顔をだしている。
開ききると覆っていた殻は落ちてしまう。タマアジサイらしい瞬間。
タマアジサイ名は、丸い玉状のツボミの中で花を育てていることから。
谷川沿いや登山道わきの湿った所に自生している。
晩夏~初秋に咲く落葉低木。高さは約2m前後。
茎、葉に短毛が密生する。葉は対生し、葉柄があり、長楕円形。
縁に牙歯状の細鋸歯があり、鋸歯の先が芒状になる。
葉の両面はざらつき、葉の基部は円形、葉先は尖る。
蕾は苞に包まれ、球形、可愛い姿である。
開花状態だとヤマアジサイと間違えてしまう。
がヤマアジサイは葉幅が狭く、細鋸歯。花は白色が多い。
*  *  *  *  *  *  *
《時節感慨・・ひとりごと・・》
先日、思い立って滝を見に表丹沢鍋割山麓に出向いた。
手軽に見れる滝って結構の人混みになる。
大昔、見たことがあった「黒竜の滝」を思い出した。
特別印象に残っているわけではないが、麓自体がどうなったか、と!?!
その昔は、最寄りの駅から砂利路を歩き徐々に山の雰囲気を味わったものだ。
今は、狭いが舗装した林道路を行くと「表丹沢県民の森」入り口迄、車で行ける。
駐車場にに車を置いて、沢(四十八瀬川支流の沢)に下った。
しっかりと階段状になった道を降りると対岸に滝が見えた「黒竜の滝」である。
落差15m程、水量は程々にあったが控え目ッて感じであった。
誰も居ないその環境は、当に沢登り途中にある滝、と言った感じ。
紅葉・黄葉の頃に再訪したくおもって早々に引き上げた??
というのもこの周辺、ヒル(蛭)がとっても多い場所なのだ。
紅葉の頃には、蛭に出会うこともないだろう??
更には、1時間半位登ると「ミズヒ大滝」も見れる。林道が整備されているのだ。
表丹沢でも主稜から外れ登山者が少ない、静かな場所でもある。
丹沢の林道は殆どが舗装されている。かつては半日がかりだった所が、気楽に行ける。
年寄りでも、登山の準備をせずとも散策できる。便利になったものだ。
でも沢筋に下りて行くと昔の沢登りを思い出すほど自然は生き活きとしていた。
そんな沢脇に立派な玉紫陽花の古樹を観た。自生してる強さに感じ入った。

「秦野市三廻部」
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#ブログ #花

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