《時節感慨・・呟記・・》
ジュズダマ(数珠玉);
ハトムギとそっくりなので間違いやすいが、ハトムギの実は茶色のみ。
熱帯アジア原産で日本には古くから帰化し、湿気の多い場所に自生している。
なお、ハトムギはジュズダマの栽培品種ともいわれている。
実の色は白や赤、灰色や黒と変化に富む。
最近の子供達は、実に糸を通しネックレスや数珠にして遊んだ事などないだろうが、
お手玉等いろいろな遊びの材料であった。名前の由来は、数珠である。
茎は直立、葉をつけた茎の集合体、スポンジ状の髄がある。茎の高さ80~150cm位。
葉は、中脈が白く目立ち大きく披針形。葉鞘は平滑。
花序は、茎の上部の葉腋から散状につき、壺形の総苞葉(苞鞘と云う)を多数つける。
花の特徴としては、雌雄同株である。上部の葉の脇からたくさんの花穂を立てる。
硬くて艶のある壷(苞鞘)の中に雌花穂があり、その先に雄花穂が垂れ下がる。
葉の特徴;葉は玉蜀黍(トウモロコシ)に似た線状の披針形で、互い違いに生える(互生)。
長さは30~60センチ、幅は2~4センチで先が尖り、縁はざらつく。
実の特徴;果期になると、苞鞘は白、灰色、灰褐色、黒などに色づく。
根は生薬で川穀根(せんこくこん)といい、煎じて飲む(リューマチ、神経痛、肩こりに効く)。
種子は川穀(せんこく)といい、煎じて飲むと美肌保全、健胃、解熱、利尿などの薬効がある。
小野蘭山『本草綱目啓蒙』;苡仁の条に「一種ジユズダマ、一名ヅシダマ和名鈔 スゝダマ豫州
ズズゴ東国 ハチゴク上総 スダメ三州 スゞダマ阿州 スゞダマ新校正」とあった。
学名のlachryma-jobi は、『旧約聖書』ヨブ記にちなみ「ヨブの涙」とされた。
「ハトムギは一年生で種子の殻は薄いが、近縁のジュズダマは多年生で種子の殻は厚い。
ジュズダマは根栽文化の伝播したところはポリネシアの東半分を除いてはたいてい伝播したが、
この種子は食べることもできるが、むしろ首かざりの材料、おもちゃといった用途が大きく、
生じ方はレリクト・クロップの生態である。ところがハトムギはなかなかすぐれた農作物で、
栽培品種はおどろくばかり変異に富んでいる。・・・」(中尾佐助『栽培植物と農耕の起源』)
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精霊の棲む森なる表現を見たことがあった。子供の頃だったか。。。。!
秘密の森に足を運ぶと 白い精霊たちが そろってわたしを出迎えてくれた
わたしはその中にどっかりと腰を下ろし 花と語らう・・・・・・。
日差しがまばゆい、だがどことなく涼し気な感じがある里山の一隅。
少し湿り気の在る所に数珠玉が、人知れず花を咲かせていた。
暑さ故か、子供達の姿もまばらな里山の中、野草は健気に姿をみせる。
過剰な手入れの無い所には、毎年同じ花が姿をみせる。自然は正直だ。
昨日、高校野球の決勝戦が行われた。夕方、結果のみを知ったのだが。。。!
第100回大会決勝戦、春夏連覇、公立校であり秋田県勢の決勝進出は実に103年ぶり等々。
話題いっぱいで盛り上がった決勝戦、惜しくも準優勝になった秋田県立金足農業高等学校だが、
ホームとアウエー以上のハンデがあったようにかんじる(全くの素人的発想だが)。
遠方の参加校は、諸々の経費等でも苦労が在るようだ。決勝迄進むと数千万円の経費が?!?
大人・・・傍観者からすると???いらぬ事が気にかかる。でも高校生は、まっすぐだ。
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