《眼福(103)“形と色・・植物!?!”❖21-125❖》

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2021・05・04... 2021・05・04


シランをアップで撮してみると、... シランをアップで撮してみると、妖艶に。。。!綺麗だ。
《“里紫陽花∽シラン!?!”❖2021/5/4❖》
春爛漫、野草の花が地表を飾り足の踏み場もない!
そんな中、一昨年地植えした里紫陽花が立派に育っている。
そして、何もしないのに毎年シランが咲いてくれる!!
紫陽花の成長を観察しているが、面白い・楽しみだ。
紫陽花・紫蘭ともれっきとした在来種っていうのが、なんとも!!!
紫陽花;
『万葉集』に、
こと問わぬ 木すらあぢさゐ 諸茅らが 練の村戸に あざむかえけり
(4/773,大伴家持)
シーボルト P.F.B.von Siebold(1796-1866;滞日1823-1829)は、
アジサイを『日本植物誌』に Hydrangea otaksa と名づけて紹介し、
オタクサはこの植物の日本名であるとした。
しかし、植物学者牧野富太郎はそのような和名はないと否定している。
紫陽花と呼び暖地に自生し古くから栽培されて来たのが萼紫陽花。
萼紫陽花の原種は、三浦半島周辺で今でも見られる。
花の色は、土壌の酸性度によって変化することは知られている。
酸性土壌では、アルミニウムが吸収されて青の色素が作られる。
アルカリ土壌だと、アルミニウムの吸収が少なく赤色色素になる。

紫蘭;
日本の関東以西で自生は確認されているが、野生のものは準絶滅危惧種。
古くは、西行(1118-1190)『山家集』百首に、
野辺の色も 春のにほひも おしなべて 心そめける さとりにぞなる
(楊梅の春の匂 遍吉の功徳なり、紫蘭の秋の色は 普賢菩薩の真相なり)
また、『花壇地錦抄』(1695)巻四・五「草花 夏之部」に、
「紫蘭 初。葉ハさゝのやうにて、中より花出て、こいむらさき」
「白蘭 初。葉ハしらんよりみじかく、花しろし」とある。

庭に見る花々に野の趣きを感じて。。。!!


「令和参年(皇紀2681年)5月4日、記」









#植物

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