ヤブレガサ(破れ傘);
葉の形の面白さに比べ、花は実に地味である。 モミジガサ似だが、葉がずうっと大きい。
和名は、若葉が地上に出た時に葉がすぼめた傘の様な形、破れている様に見える事から。
茎高は、1m前後。茎葉は柄があり2〜3枚が互生し、直径は、30~50㎝の円形と大きい。
葉身は掌状に7〜9裂、更に裂片は中裂している。葉柄の基部は茎を取り巻いて抱く。
茎頂に円錐花序で多数の頭花を付け、頭花は先が5裂の約10個の白色〜淡紅色の管状花。
総苞は、長さ9~10㎜で淡緑白色で筒状、総苞片は5枚。柱頭は、開花時に反曲する。
ちなみに、モミジガサは葉柄が楯状につかず、基部の裂片が小さい。
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森(泉の森)の植物、色々みえるが地味でも魅せる植物の花は存在する。
小さな花だけではなく、地味で見向きもされない花も在る。そんな植物に出会えた!!
「令和参年(皇紀2681年)6月12日、記」