《襍・/・画  〝冬景(31)〟  ❖ ’23-140 ❖》

サルトリイバラ(猿捕茨) サルトリイバラ科(Smilacacea)
学名:Smilax china L.
別名:サンキライ(山帰来)
サルトリイバラの葉
サルトリイバラの花。
サルトリイバラの樹全体。
サルトリイバラの茎・・棘。
サルトリイバラの実 1
サルトリイバラの実 2
山帰来餅・・・見掛ない!?!

※ 以上画像全て借り物 ※
 
《 備忘録(X'mas頃に観たい〝樹・花・葉・実 IV〟)!?! 》
サルトリイバラ;
つる性半低木、山野の草原や林内、林縁などに生える。
茎は緑色で硬く地面から直立し節ごとに曲がり枝に刺がある。
刺と葉柄の巻き髭で周囲の樹木などに絡み茎を伸ばす。
巻き髭は托葉が変化したもの。葉は互生、葉身は、楕円形。
葉先は少し尖るが基部円形で全縁。革質で3脈が目立ち光沢がある。
葉柄には、托葉から長い巻き髭が1対ある。雌雄異株。
葉腋から散形花序を多数出し淡黄緑色の小さな花を多数つける。
花弁は6枚、長楕円形で上部はそり返る。雄花の雄蕊は6個。
雄花の雌蕊と雌花の仮雄蕊は共に退化し殆ど目立たない。
果実は、球形の液果で秋に真っ赤に熟す。
種子は、球形で果実に1個だけ入る。
冬芽は、褐色を帯びた半透明1個の芽鱗に包まれる。
和名由来は、刺が鋭く絡まると猿も逃 げられないと云う事から。
トゲナシサルトリイバラ は、茎にほとんど刺の無い変種。
果実や葉が大きく、葉の先端が円頭~凹頭。落葉が2月頃と遅い。
*      *      *
クリスマスに大活躍する。花屋で冬の赤い実と云えば「サンキライ」。
「サンキライ(サルトリイバラ)」とは;
山に入った病人がこれを食べ、元気に回復して戻ってきたことから
「山帰来(サンキライ)」という俗称がついた。
江戸時代ドブクリョウ(サンキライ)は生薬として中国から輸入された。
日本に自生していた、近縁の植物(サルトリイバラ)も、
ドブクリョウの代用として使われており、呼び名を混同したか。
園芸店、花屋では「サンキライ」名で流通している。
切花としての出回り時期:10~1月

「令和伍年(皇紀2683年)12月26日、記」
 
 
 
 




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