《雅羅・/・ 襍囈〝立春の頃Ⅱ〟❖ ’24-38 ❖》

ギョリュウバイ(檉柳梅) フトモモ科(Myrtaceae)
学名:Leptospermum scoparium J.R. et G.Forst.
《 今どきの花・・立春に似合う響き !! 》
ギョリュウバイ(御柳梅・檉柳梅);
帰化種の木でニュージーランド、タスマニア、オーストラリアが原産地。
ニュージーランドでは、マヌカ(manuka・マリオ語)としてよく知られている。
蜂蜜の蜜源になり、蜂蜜はマヌカハニー(manuka honey)として食されている。
栽培も盛んで、ピンクの5弁、紅色八重咲き、白色二重咲き、鮮紅色で一重咲き'、
深紅色一重咲き、紅色八重咲き、深紅色八重咲きなど多数の園芸品種がある。
日本には戦後に輸入され、観賞用、庭木として栽培されており1月から開花する。
高さ2~4mの低木。樹皮は縦に長く剥がれる。小枝や若葉は絹毛に被われる。
葉はほぼ無柄、狭披針形と卵形の2形あり堅い革質、鋭形、刺激臭がある。
花は腋生又はときに枝先に頂生、無柄、普通、単生。花托筒は広こま状。
萼裂片は三角形、早落性。花は直径約1㎝。花弁は長さ約6㎜、類円形。
白色~縁がピンク色、まれに赤色、開出する。花盤は五角状円形、緑色~暗赤色。
雄蕊は約20個、花柱より多いか、わずかに少なく、花弁より短い。
花糸は花柱より細い。子房は先が無毛。
細い枝を密に生やし、その枝に葉や花を多くつけるため、
生け垣や公園等に利用されている。
葉は硬く、小さく先端がとがった形をしており、
その葉の形が「御柳(または檉柳)|ギョリュウ」という樹木の葉に似て、
花は梅の花によく似ているため、二つを合わせて「御柳梅」と呼ばれるようになった。
御柳梅は蜜源植物で、抗菌作用や免疫力のアップに効用あり注目されている。
マヌカハニーは御柳梅の花から採れるハチミツだが、豊富な蜜が採れる品種は限られている。
マヌカとは、マオリ語で「復活の木」や「癒しの木」を意味する。
アロマオイルの原料であることからティーツリーとも云われている。
御柳梅の花色は、白、ピンク、赤などがあり、
咲き方も一重咲きや八重咲きなど品種が色々とある。
日本では落葉時期から翌年までと長い期間開花する。冬に咲く花として人気があるようだ。
花径は1~2cm程で、中央の花托が肥大化した花盤がよく目立つ。
株元から細い枝を密に伸ばし箒状に生い茂る。
*       *       *
滞在先の庭片隅に咲き誇っていた御柳梅、瀟洒だ!
目的地は、そこから山道をつたって数キロ先。
花は、陽加減で色が微妙に違ってみえた。
都会の雑踏が洗い流された様に感じる環境。
透き通っている。だが携帯電波が届かない谷間。
不便に思ったが、自然と一体化して楽園に感じる。
トレラーハウスに戻り脇の檉柳梅を眺めていると、
この花達、下界と天界の境に見えて来た。
 
「令和陸年(皇紀2684年)2月7日、記」
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