《赤岳登山で見た花〝白山一華〟8月草花Ⅴ ❖ 1962/夏 ❖ 》
赤岳から権現山・編笠山への稜線には高山植物が見えた。
頂上で早々に昼食を済ませ植物を見て回った。
しんがり(最後尾)で上がってこられた責任者のK先生。
師は、物理学校(現東京理科大学)山岳部リーダーだった方。
高山植物にも造詣深い方だった。思い出は尽きない。
ハクサンイチゲの「ハクサン」とは、石川県の白山のこと。
日本の植物研究は古くからあったようだが、
日本の植物研究は古くからあったようだが、
明治期の西欧文化渡来で、植物学も発展した。
高山も研究対象となり、登山の案内人のいる山で調査が始まった。
白山は江戸時代から山岳信仰の霊場として登られてきた歴史がある。
当時の植物研究家は、山岳案内人の案内により白山で多くの植物を発見。
それ故に、植物に白山の山の名を付けたものが多々ある。
白山以外でも同じ高山植物が続々と発見されたが、初見発表の花名が正式名。
白山以外でも同じ高山植物が続々と発見されたが、初見発表の花名が正式名。
又、「ゴゼン」という名の付く花も多いが、白山の御前峰のことである。
「令和陸年(皇紀2684年)8月5日、記」