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ツナ缶レビュー zu-mix3.0

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  • Hashtag "#はごろもフーズ" returned 29 results.

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■初めての方は、国産ツナ缶の面白いとこをつまみ食いできる #めずらしいツナ缶 がおすすめです。
ゴースト「ツナ缶にしき」にご用の方は、←からどうぞ。

 おしらせ
 ・zu-mix3.0自家通販でツナ缶解説本を手売りしています。クレカ対応。
 ツナ缶レビューに大ボリュームの解説を交えた「ツナ缶の本 The Unlimited」が人気です。

180缶 はごろもフーズ CO-OP(CO-OPはごろも)シーチキンマイルド[にがり塩使用]の実食

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かつおフレークトップブランドの... かつおフレークトップブランドの「シーチキン・マイルド」を生協仕様でCO・OP化しました。 はごろもフーズ CO-OP(C...

はごろもフーズ CO-OP(CO-OPはごろも)


シーチキンマイルド[にがり塩使用]
かつお油漬けフレーク・普及品

 ※CO-OPライトツナ、はごろもシーチキンマイルドとは異なる製品です。

生協基準のシーチキンマイルド


 全国の生協で販売される普及品レンジのツナ缶その2。COOPはごろもシーチキンLフレークやCOOPライトツナフレークとの大きな違いは、魚種にある。こいつはカツオ。
 COOPがつかない一般的なシーチキンマイルド(70g・国産)とは、食塩とGMO表記の細かさで差別化されている。
 
 生協PBのライトツナフレーク群、COOPはごろもシーチキンLフレークと同じく、たいがいの全国生協に置いてある。前述のとおり、塩とGMO表記を除いて通常のシーチキンマイルドと緒元は同じなので、
 ・生協のツナ缶から選ぶとして
 ・カツオが好き or よりコストパフォーマンスを高めて
 ・シーチキンを名乗るものが良い
 という場合に選択肢となるだろう。勿論、値段だけで選んでも差し支えない。
 
 富士冷缶詰のOEMと明記されているほか、生協の情報ページでカツオ原産国が「日本等」という記述がある点が特徴か。リサイクルマークのロゴが省かれている。2020.11製。

☆缶を開けたところ



(撮影のため、中身を箸でほぐした)
 身は細かい。下味はシーチキンLやシーチキン(ホワイトミート)群より強く、たまねぎのような酸味を伴う。
 通常のシーチキンマイルド(70g・国産品)とくらべても、味の違いはほとんどない。この細かさに対する自己主張の強さを活かして、液汁絞ってツナマヨの種や、高菜飯に混ぜるのもありかもしれない。シーチキンL群より、揚げちくわ天に詰める具、豚肉を省いたチャーハンに適している。

☆各種評価


・グレード ★★☆☆☆ 2.5
・価格   ★★★☆☆ 2.5 #143円/缶(3缶429円)
・味覚評価 ★★★☆☆ 2.8 #驚くほど普通で無難
・入手性  ★★★★☆ 4.0 #全国の生協実店舗、一部の生協系宅配サービスなど
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
210kcal/缶 食塩相当量0.5g たんぱく質13.2g
原材料 かつお[日本等]、大豆油(遺伝子組換え不分別)、食塩、たん白加水分解物
JAN:4902220312900(単品)/4902220312917(3連シュリンク・SP3) 製造固有番号/FZ +SO28
販売者 日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区渋谷3-29-8) 製品ページ
製造者 株式会社富士冷(静岡県焼津市惣右衛門1281-2) #富士冷缶詰工場
Tuna canning Review No.180

■「ツナ缶スーパーリンク!!」



(No.115)シーチキンマイルド(キャノーラ油)

→こっちはギフト品。身の大きさに注目。同じ富士冷OEMのシーチキンマイルドではあるが、量販品とギフト品でカツオの細かさを分けている気がする。

(No.13)シーチキンNewマイルド

→同じシーチキンマイルドの名前を持つが、中身は月とすっぽん。それでもシーチキンNewLフレークやシーチキンLフレーク(N)に対するLフレーク(国産品)の落差と比べたらマシなほう。シーチキンマイルド系列のほうが(国産と輸入で)味と中身の落差が小さいように思う。

(No.172)COOPライトツナフレークまぐろ油漬(国産)

→生協で選べるツナ缶のひとつ。こちらはキハダ油漬だが、COOPはごろもシーチキン系列と値段はほぼ変わらない。よく似た見た目のタイ産もあるので、買う時は気を付けよう。

(No.08-6)令和最新版 シーチキンLフレーク70g

→水先案内記事。シーチキン系の記事への網羅を兼ねる。COOPはごろもシーチキンLフレークは……そのうち書くんじゃない?
#かつお #はごろもフーズ #スーパーpb #油漬

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08缶6回目 はごろもフーズ シーチキンLフレーク(70g・国産品・2021)令和最新版の実食

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きはだまぐろを大豆油と独自の調... きはだまぐろを大豆油と独自の調味液で調味したフレークタイプのシーチキン70g缶です。

はごろもフーズ シーチキンLフレーク
70g・国内製造(2021)
きはだまぐろ油漬けフレーク・国産品

【令和最新版】見た目の新しいシーチキン【2021】



※本記事では、国内製造で70gのシーチキンLフレークについて取り上げている。COOPはごろも、インドネシア製のシーチキンNew・セブンプレミアム・SOLIMO・シーチキンLフレーク(N)、パウチタイプのシーチキンSmile Lフレークについては取り上げない。

 ツナ缶の代名詞にして、もっとも知名度が高いツナ缶、シーチキンLフレーク。問答無用で「ツナ缶」の基準になる製品である。
 本ブログで最初に書いたのは2013年11月で、以後ロットを変え媒体を変え何度か取り上げてきたが、2021年に入ってから大がかりなパッケージの刷新が図られたため再び紹介する。




 製品の中身自体は以前から2013年執筆当時と同じ。
 パッケージリニューアルの前に刻印の仕様が変わり、プラス付きの製造所固有記号と、YYYY.MM表記の賞味期限、ロット管理用の記号がついている。年月日の日を廃し、製造日にかかわらず賞味期限を製造月から36ヵ月後の末日に統一している。つまり賞味期限は「3年~3年1ヵ月」の間で変動することになり、最大で1ヵ月伸びて37ヵ月になった。
 これによってサプライチェーンの効率化に寄与し、食品ロスや在庫リスクを軽減する。製造の日付は AX って書いてある部分に社内の符号コードを使うとわかるのだろう。たぶん。2021.1製。


☆缶を開けたところ


 身の細かさや食感、下味は一般的な普及品と変わらず。というか、7年前にシーチキン取り上げた時とほとんど変化がない。
 きわめて知名度の高いツナ缶であり、もちろん使う料理も選ばない。そのままでも、炒め物でも、サラダでも。どう食べてもおいしく頂ける。
 どの料理にも合う代わりに他のツナ缶のように強い個性がなく、好事家からすると物足りないところはある。このシーチキンLフレークで「物足りないな……」と感じ、他のツナ缶に手を出したその時が、沼のフチにふれる最初の一歩となるだろう。

 令和最新版となっても味が変わらないツナ缶。初めて取り上げてから7年半経ったが、未だ3缶298円(税込321円)が特売の標準価格(事実上の実勢価格)なのは変わらず、一缶あたりの実売価格がインフレしている気配を感じない。卵の特売のようなポジションなのだろうか。ときどきスーパーで税込321円を下回るときがあるが、その際は3缶シュリンクのバーコード末尾が「12416」であることを確かめたうえで購入しよう。これと同じツナ缶なのが保証されるので。
 ロット違い(工場や製造日の差異)でも若干味が変わるが、7年前よりかはロット違いでの味の差が小さくなっている。理由はいろいろあるが、一般人が理論上知り得る情報を逸脱しており、本ブログで説明するには重いテーマのため割愛する。"相対的に"製造からの日数違い(新しいシーチキンと熟成を進めたシーチキン)の味の差がわかりやすくなった。
  

☆各種評価


・グレード ★★★☆☆ 3.0
・価格   ★★★☆☆ 3.0 #168円/缶
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.0 #これぞ国産ツナ缶の標準
・入手性  ★★★★★ 5.0 #日本一手に入りやすいツナ缶
・原産国  国産

☆スペック


内容量 70g
206kcal/缶 食塩相当量0.6g
原材料 きはだまぐろ、大豆油、食塩、野菜エキス/調味料(アミノ酸等)
JAN:4902560012409(単品) / 4902560012416(3缶シュリンク・SP3) 製造固有記号/AX +G2
 はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151) 製品ページ
Tuna canning review No.08-6

参考資料



・[PDF]「賞味期限の年月表示化」農林水産省食料産業局 2016.12
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/attach/pdf/161227_3-15.pdf


■「ツナ缶スーパーリンク!!」


「シーチキンLフレーク」と名前の付くツナ缶


(No.120)オイル不使用シーチキンLフレーク

→素材そのままシーチキンLフレーク(水煮)とはまた別の解釈を持つ、油を使わないシーチキンLフレーク。液汁を寒天で固め、栄養を余さず摂れるようにした。他の水煮缶とはまったく異なる食感と風味のため、試食してから料理に使おう。

(No.45)シーチキンNewLフレーク・オリーブオイル

→オリーブオイルのクセが強い。シーチキンSmile・Lフレーク(オリーブオイル)に発展的解消して終売。中身はだいたい同じ。

(No.51)シーチキンLフレーク(OKTロット)

→異物混入騒動(2016)の責を一身に負い、二度と食べられないシーチキンLフレークになった。

(No.08-0)シーチキンLフレーク(2013)

→2013年、このブログで一番最初にシーチキンを取り上げた記事。昔は写真の撮り方も解説のテンションも違った。

シーチキンLフレークとかかわりの深いツナ缶


(No.115)シーチキンマイルド(キャノーラ油)

→シーチキンのあとに「マイルド」と書いてあるのは、間違いなくカツオ。カツオのシーチキンは国産品ながら価格競争性が高く消費者にも人気。使い分けするなら、Lフレークより硬くてしょっぱい、油っぽいので、混ぜ込んでもキャラが立ちやすい点を活用しよう。

(No.170)Lがつかないシーチキンフレーク

→シーチキンのあとに「L」がつかないと、大体ホワイトミート。ビンナガマグロを使ったシーチキンで、Lフレークよりちょっと高いけど身が白くて綺麗。ついでに食感がやわらかい。使い分けするなら、その綺麗な身の色を活かせる料理を考えてみよう。

(No.146)シーチキンファンシー(大きい缶)

→上記シーチキンフレークの身がでかい版。存在感は増すけど値段も増す。

(X20200804)東海軒 シーチキン弁当

→駅弁にメディアミックス広げていたことを知っていましたか。
#きはだまぐろ #はごろもフーズ #油漬

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番外編「東海軒 ごちそうシーチキン弁当」新次元の駅弁を実食

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シーチキンたっぷりの炊き込みご... シーチキンたっぷりの炊き込みご飯に、老舗のかまぼこ屋が作った「シーチキンとシャキッと!コーンの特製かまぼこ」

東海軒 ごちそうシーチキン弁当・わっぱ
弁当

売り切れ頻発のツナ弁当


 静岡の駅弁屋・東海軒と、はごろもフーズのシーチキン食堂がコラボレーションして生まれた駅弁。わっぱ型の容器にシーチキン炊き込みご飯と大きなシーチキンかまぼこの入った、立派な駅弁である。
 昨夏、田子の月とコラボしたシーチキン大福同様に販売経路も大きく限定され、
 ・2020年8月1日以降
 ・静岡駅構内の東海軒(駅南コンコース、新幹線改札の内側)でのみ販売
 ・販売数に限りがある
 など、静岡駅でしか購入できない製品だ。筆者はダメ元で夕方に駆け付け、ようやく積み上げているのを目撃したほど。

 なお、本ブログはツナ缶(マグロ・カツオの油漬、味付等)やその関連商品に対する筆者目線のレビュー、解説を目的としているため、ツナパウチも猫缶もツナ入りのナントカというのも理論上レビューできる範囲におさめてある。ただし、猫缶やツナ入りのナントカについては、その品目数があまりに膨大であるため、特筆性のある製品のみを載せる方針をとっている。
 特筆性は、ツナ缶ブログに載せてその情報を可能な限り長期間のこして、筆者や読者の学びになりそうなもの、今後現れる研究者の助けとなる価値がありそうなものを筆者の独断と偏見でピックアップし、Xナンバーを付与している。駅弁マークとシーチキンの名を併せ持つ本品はXナンバーにふさわしい。

 2020.8.4製造。日持ちは当日の23時まで。

開腹したところ



炊き込みご飯:
刻み揚げやにんじんの入った、あまじょっぱい炊き込みご飯。ツナの食感や味は引っ込んでいて、ご飯や刻み揚げの存在感が強い。ご飯やや固め。
「東海軒のお弁当」としてはご飯の量が物足りないが「駅弁」としては十分な水準。シウマイ弁当のご飯より少し多い。

かまぼこ:
分厚いかまぼこ揚げ。ひじき、ツナ、グリーンピース、シャキっとコーンが練り込まれている。シーチキンの存在感は炊き込みご飯よりもさらに感じにくい。断面を見ると確かに練り込まれているのだが。
ほんのり甘い。こちらも添付醤油との相性が良い。

フライ:
黒はんぺんのフライ。添付醤油との組み合わせがおいしい。

サラダ:
ブロッコリーと春雨の酢の物。箸休めに。

卵焼き:
甘い卵焼き。箸休めに。

ミニトマト:
ミニトマト。
 
 シーチキンの加工製品として価格も手ごろで食べやすい。「いつまで販売」とは明示されていないので、本品が季節商品でなくレギュラー商品に昇格してくれることを願ってやまない……

☆各種評価


・グレード 【N/A】 #缶詰じゃない 評定不可
・価格   【N/A】 #880円/折
・味覚評価 ★★★★☆ 4.4 #駅弁とツナ缶の新しい出会い
・入手性  【N/A】 #期間限定・1店舗タイアップ 評定不可
・原産国  国産

☆スペック


内容量 --g
590kcal/折 食塩相当量4.5g
原材料 シーチキン炊き込みご飯(国産米使用)、シーチキン蒲鉾、黒はんぺんフライ、玉子焼、春雨サラダ、ミニトマト、ブロッコリー、醤油、海苔/調味料(アミノ酸等)、着色料(カラメル)、甘味料(ステビア)、保存料(ソルビン酸)
(一部に小麦、卵、大豆、さばを含む)
JAN:4931893013807  製造固有記号なし
製造者 株式会社東海軒(静岡市駿河区登呂6-5-35)
zu-mix review No.X20200804

☆参考資料


・弁当の東海軒、静岡駅ではごろものシーチキン使う駅弁(日経新聞 2020.8.4)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62263570U0A800C2L61000/
#Xナンバー #はごろもフーズ

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146缶 伝統的なシーチキン・はごろもフーズ シーチキンファンシー(140g)の実食と解説

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夏の太平洋を黒潮にのって日本近... 夏の太平洋を黒潮にのって日本近海まで北上する旬のびんながまぐろを使用したシーチキンの特選品です。

はごろもフーズ シーチキンファンシー(140g)
びんながまぐろ綿実油漬けソリッド・高級品

シーチキンの源流


 もともとシーチキンは1958年に後藤缶詰所(今のはごろもフーズ)が商標登録したもので、その食感と色がニワトリの肉に近いことから名づけられた……そんなエピソードが知られる。高度経済成長によって相対的にツナ缶が手ごろになったこと、内販拡大を支えたはごろも隊の活躍が後押しして、「ツナ缶」を日本の市場に根付かせた。シーチキンファンシーは命名当初から今に至るまで姿かたちを変えラインナップされ続けていたと記憶する。
 なお「今も売ってる中で日本最古のツナ油漬缶」は、シーチキンではなく三洋食品のプリンス赤缶(1953)で、創業者のこだわりを堅持することでシーチキンとはまた異なるファン層を獲得している。

 今回取り上げるのは、シーチキンの中でもっとも伝統的な大型の缶だ。以前は180gほど入っていたが、2018年に裾を絞ったパッケージに変わり140gになっている。個食向けの小さい缶バージョン(75g)はNo.128(ツナ缶入門に収録)を参照されたい。
 入手性はさすがシーチキンという感じで、実店舗でも頻繁に見かける。ビンナガを使ったホワイトミート缶の中で最もお店で見る機会の多いツナ缶といえるだろう。
 
 筆者個人の意見だが、もしもまとめ買いするなら、同じびんなが綿実油漬の由比缶詰所・まぐろ油漬ソリッドのほうが送料足しても安く、似たような味を提供する。あわせて検討してほしい。2019.5製造。

☆缶を開けたところ


 
 大きい缶に身が詰められている。とても綺麗というわけではないが、崩さずに詰まっている。なお、箸で取り出すことも、缶蓋の裏から空気を入れてプッチンすることもできない。十分に注意して取り出さないと崩れてしまう。
 食感も下味もしっかりついていて、他の調味料が少なくても物足りなさを感じない。

 「G2」の記号を背負うプライドをひしひしと感じる、名門はごろもの、名門らしいツナ缶。
 これが入ってるシーチキンギフトも「極端に高い」わけではないので、手堅く済ませたいときに使ってみよう。
 
 
 
 このあと焼きそばでいただきました。

☆各種評価、スペック


・グレード ★★★★☆ 4.5
・価格   ★★★★☆ 4.8 #429円/個 しずてつストア
・味覚評価 ★★★★☆ 4.7
・入手性  ★★★☆☆ 3.5 #ヨドバシでもスーパーでも見かける
・原産国  国産

☆スペック
固形量105g / 内容総量 140g
396kcal/缶 たんぱく質30.4g 食塩相当量1.2g
原材料 びんながまぐろ、綿実油、食塩、野菜エキス/調味料(アミノ酸等)
JAN:4902560000505 製造固有記号P3 G2
製造者 はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151) 製品ページ
Tuna canning review No.146

☆ツナ缶スーパーリンク!


(No.143)由比缶詰所の白いやつ(小型缶)

→中身で直接競合。大きい缶も似たような中身だが、取り出しやすさははごろものほうが若干優位。

(No.135)オーシャンプリンセス水煮

→珍しい「ビンナガの」「水煮」ソリッド缶。シーチキンファンシーとこいつをローテする米帝プレイしたい。

(No.170)シーチキンフレーク

→本缶の身をほぐしたのがこれ。もともとソリッドの副産物だったほぐし身を醤油砂糖で煮付けたのが味付缶、そのあとほぐし身を油で漬けて新製品にしたのがフレーク缶というルーツを持つ。
#はごろもフーズ #びんながまぐろ #ソリッド #綿実油漬

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170缶 沖縄向け高級シーチキン・はごろもフーズ シーチキンフレーク

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はごろもフーズ シーチキンフレ...

はごろもフーズ シーチキンフレーク
[沖縄県産海塩使用]
びんながまぐろ綿実油漬けフレーク・準高級品

沖縄向けの高級シーチキン


 沖縄のツナ缶生態系は内地(本州)と大きく異なる。人口当たりのツナ缶使用量が莫大で、福岡県民510万人が食べるツナ缶を沖縄県民145万人の人口で消費しているし、それにあわせて地元スーパーのツナ缶売場も輸入廉価品から国産高級品、箱売りからバラ売りまで幅広く網羅している。首都圏も静岡も、ツナ缶売り場で箱売りしてるのってなかなか見ないし。
 
 その中で、高級品の位置づけになっているのが本品シーチキンフレーク。ビンナガマグロと綿実油を組み合わせた伝統的なホワイトミート製品で、同社Lフレークやマイルドもろとも12缶入り1箱単位で販売されている。
 ときには12缶1296円という(内地の相場と比べて)とんでもない単価になっていることもあり、たまたま代表が沖縄で買い付けした時がこの価格だった。
 内地向けでは「シーチキンフレーク一本釣り(沖縄県産海塩使用)」という製品が本品とほぼ同スペックで、勝浦漁港(千葉)で水揚げされた一本釣りビンナガをパッケージで指名している。こちらはバラ売りまたは3缶シュリンクでよく売られており、だいたい3缶580円(=193円/缶)くらいが相場なので、内地と沖縄で求められるビンナガ製品の価格イメージというのがなんとなく理解できるだろう。
 
 この製造所固有記号G2ははごろも焼津プラント製造を示す。手元にはないが、おそらくKY(山梨罐詰)のOEM品も出回っていると予想している。2019.6製。

 

缶を開けたところ



 身は普及品クラスのツナ缶程度に細かい。下味もあり、そのまま食べてもおいしく召し上がれる。
 さすがはごろもと言ったところか。加熱、非加熱、どちらの料理にもムラなく適合する。スペックの近い由比缶詰所の水色のツナ缶とは、身の大きさと「こってりさ」で区別される。シーチキンフレークは、身が細かく・こってりしていて、由比缶詰所は身が大きく・さっぱりしているため、好みで使い分けてほしい。
 
 沖縄向けの製品なんだし、ゴーヤチャンプルーなどにいいと伝えたいところだが、個人的な意見は……
 
 全部ツナマヨにしよう。そうしよう。

☆各種評価


・グレード ★★★★☆ 4.0
・価格   ★★☆☆☆ 2.0 #108円/個 正気か?
・味覚評価 ★★★☆☆ 4.1 #琉球王者はごろもの魂
・入手性  ★★☆☆☆ 2.5 #ユニオンで売ってた
・原産国  国産(静岡)

☆スペック
内容量 70g
213kcal/缶 タンパク質12.9g 食塩相当量0.5g
原材料 びんながまぐろ(国産)、綿実油、野菜エキス、食塩/調味料(アミノ酸等)
JAN:4902560010788(単品)/4902560010795(箱12入) 製造固有記号G2
    はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151)
Tuna canning review No.170

☆ツナ缶スーパーリンク!



(No.69)プリンス赤缶

→中身と世代で直接競合。シーチキン(ホワイトミート)が1958年生まれ、プリンスが1953年生まれ。この2ブランドだけが突出して歴史の古いツナ缶となった。
「ビンナガ綿実油漬」は他社にも多くの製品があるが、基本に忠実なのもこの2ブランド。

(No.58)KOマートのまぐろフレーク

(No.11)由比缶詰の「水色のやつ」

→いずれも中身が競合。由比缶詰所はお土産品として、KOマート(今はパッケージ変わった)は高級プライベートブランドとして、ビンナガ綿実油漬の新たな活路を見出している。由比缶詰の「水色のやつ」は手堅いっすよ、ほんと。

(No.51)シーチキン「L」フレーク(OKTロット)

→Lがついてるほう。情勢がだいぶ変わったから新しいのを書きたい次第。なお同社は2016年異物混入騒動の責を負い解散したため、賞味期限の残ったツナ缶を手に入れることはできない。本ブログ最大PVの記事がOKTロットのLフレークってかなり複雑な気分。
#はごろもフーズ #びんながまぐろ #綿実油漬

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新世代型ツナスイーツ 田子の月・シーチキン大福の実食と評価

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シーチキンと大豆を使い、ほんの... シーチキンと大豆を使い、ほんのりスパイスを効かせた全く新しい大福です。
アーカイブ

 

田子の月 シーチキン大福
 まぐろ油漬入り大福・和菓子

売り切れ続出のツナスイーツ


 静岡の和菓子屋・田子の月と、はごろもフーズのシーチキン食堂がコラボレーションして生まれた大福。私が観測した中で初めて製品化されたツナスイーツだ。
 本品は販売経路も大きく限定され、
 ・2019年7月22日~8月21日に
 ・新静岡セノバの田子の月で
 ・数量限定販売される
 など、入手性など考慮されていない製品だ。筆者は11時頃買いに行って潤沢な在庫を見たが、夕方訪れた伊豆川飼料御中は売り切れを見ている。たぶん昼過ぎにはなくなるタイプの大福だろう。

 なお、本ブログはツナ缶(まぐろ・かつおの油漬け、味付け等)やその関連商品に対する筆者目線のレビュー、解説を目的としているため、ツナパウチも猫缶もツナ入りのナントカというのも理論上レビューできる範囲におさめてある。ただし、猫缶やツナ入りのナントカについては、その品目数があまりに膨大であるため、特筆性のある製品のみを載せる方針をとっている。
 特筆性は、ツナ缶ブログに載せてその情報を可能な限り長期間のこして、筆者や読者の学びになりそうなもの、今後現れる研究者の助けとなる価値がありそうなものを筆者の独断と偏見でピックアップしている。ツナスイーツは筆者が長年研究に取り組んでいるが結果の芳しくない分野であり、例え限定販売だったとしてもシーチキン食堂の看板を背負っていち早く製品化にこぎつけた本品は特筆性を満たしていると結論付けた。

 ツナ缶レビューと同様に製品スペックを着目しよう。
 おおむね一般的な大福と同じだが、やはり「まぐろ油漬」が異質だ。シーチキンを名乗る以上業務用シーチキンLフレーク(パウチ)以上のものが使われていると推測できるが、実食でシーチキンのグレードが判定できるだけの経験値は持っていない。
 19.7.26製造。買ったのも同じ日で、賞味期限は製造から1日。キャンペーン開始早々に買ったため、シーチキン食堂のクリアファイルをいただいた。

開腹したところ



 なるべく綺麗に切り出した。開いたとたん、ツナと大豆の香りが広がる。
 大豆も含めてツナの下味とこしょうが効いていて、大福由来の甘味はほとんど感じられない。塩大福にツナが入っているような印象だ。
 面白いのはツナの含有量だ。多すぎても油でぐずぐずになり、少ないとツナの存在感がなくなる。本品はその中間をいくよう絶妙な配合、大豆の介入によって「大福の餡」という枠におさまっている。
 
 参考程度に、実食によるグレード判定。ツナの身は非常に細かく、液切りも徹底されていた。業務用なら シーチキンLフレーク (80)、民生品ならシーチキンSmileLフレークをさらに細かく砕くとこれになると思う。口当たり的にシーチキンフレーク(ホワイトミート)は違うと思う。75%くらいの自信でシーチキンLフレーク(80)と答えよう…
 
 大企業の看板を背負ったツナスイーツとして、一定以上の完成度を誇る。完売を繰り返してるし、テストベッドとしては成功してると思う。
 ただし、独特の味がするので「これはシーチキン大福だ」と言わないで食べさせてしまうと、食べた相手がフリーズする可能性もある。

☆各種評価


・グレード 【N/A】 #缶詰じゃない 評定不可
・価格   ★★★☆☆ 2.8 #150円/袋
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.2 #ツナをスイーツに落とし込んで及第点
・入手性  【N/A】 #期間限定・1店舗タイアップ 評定不可
・原産国  国産

☆スペック


内容量 --g
--kcal/缶 食塩相当量--g
原材料 米(新潟県産)、まぐろ油漬、麦芽糖、大豆、いんげん豆、粉飴、寒天、こしょう、フェンネル、トレハロース、加工でん粉、増粘多糖類、卵殻カルシウム、乳化剤、調味料(アミノ酸等)
(原材料に大豆を含む)(製造工場は乳製品・小麦を含む製品を製品を生産しています)
JAN:なし  製造固有記号なし
製造所 株式会社田子の月(静岡県富士市今泉380-1)
zu-mix review No.X20190726



突然のプロモーション


わたくし長井が執筆した、ツナ缶ブログのスピンオフでツナ缶戦前戦中史の解説+ツナパウチ本の「ツナ缶の薄い本 zu-mix vol.5」を、8/11夏コミ(委託)+8/10大崎おもしろ同人誌バザールプチで頒布します

・【新刊】2019夏頒布、1929~1950年のツナ缶黄金時代から戦後にかけてと、ツナパウチ(ツナ袋)の生存理論を考察した同人誌
「ツナ缶の薄い本 zu-mix vol.5(物理書籍)」¥600
https://zumix.booth.pm/items/1466818

・2019春頒布、ツナ缶ブログの副読本としてツナ缶の基礎知識をめっちゃ砕き自由研究に使えるレベルまでデフォルメした同人誌
「かんたん! たのしい ツナ缶入門」¥334
https://zumix.booth.pm/items/1231722

8/7予約注文分までは新刊封切と同じ8/10に間に合うよう発送します
ぜひお試しください


#Xナンバー #はごろもフーズ #哲学 #気合の入ったツナ缶レビュー #油漬

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はごろもフーズ シーチキンLフレーク・オイル不使用のレビューと解説

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はごろも シーチキンLフレーク...

はごろも シーチキンLフレーク・オイル不使用
きはだまぐろ調理品・普及品

水煮と油漬のいいとこどりを目指した48kcalシーチキン


 はごろもフーズが2018年8月末より販売開始した新顔のシーチキン。
 プレスリリース_(アーカイブ)をかみ砕くと、油を使わず油漬缶の味を再現することで、水煮にあった食味の悪さ(キシキシ感)、油漬のカロリーという二大欠点を克服し、「水煮より低カロリーで」「油漬缶並の食味」を目指した製品である。タンパク質据え置きで水煮缶(素材そのままシーチキンLフレーク)より1gあたりのカロリーが低いため、よりアスリートに適しているように見える。
 
 ツナ缶ブログが着目したいのは、どのようにして「油を使わず油漬缶の味を再現」を行ったか、という点だ。通常、ツナ缶は油の含有量比例して食味がよくなり、減ればキシキシしてくる。油入り水煮・野菜スープ漬は中間をとって食味のバランスを保っている。
 (かもめ屋のように、超ハイスペックな原材料を使えば水煮缶で油漬缶を超える食味を発揮することができるが、例外中の例外だ)
 本製品には寒天が入っている。寒天。シーチキンアスリートやカラダを応援シーチキン(No.21)にも含まれていた。これらの製品では身に含まれるDHAの溶出を防ぎ無駄なく摂取することを目的に使用されていた。
 つまり、寒天で液汁を固まらせてしまえば、まぐろの身に含まれる脂分が液汁に溶け出すのを防げるから「油を使わず油漬缶の味を再現」できる。そういう原理だろうか?
 
 考えるより、手元にあるのだから、実際に開けたほうが早いだろう。
 日本坂PA上りのファミマで購入したが、9月以降は静岡市内のスーパーでもちょくちょく見かけるようになった。2018.7製。

缶を開けたところ



 「身が固められている」という印象はない。ほぐれ具合もシーチキンLフレーク相当。
 なるほど、油漬缶の味に寄せてある。下味の塩気が強い。水煮のキシキシ感は目立たず、油漬よりカロリーは低い。
 
 お茶漬けに投入しても脂身の溶出はみられなかった。
 炒め・焼きなどの高温調理はまだ未知数だが、通常の煮物やサラダにおいて充実した油漬缶の代用品になりうるかもしれない。

☆各種評価
・グレード ★★★☆☆ 3.0
・価格   ★★★☆☆ 3.3 #194円/個 定価
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.0 #比較的味は良い
・入手性  ★★★★☆ 3.5 #販路は広がりつつある
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
48kcal/缶 タンパク質11.6g 食塩相当量0.6g
原材料 きはだまぐろ、食塩、寒天、野菜エキス、昆布エキス粉末 / 調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉)
JAN:4902560001113 製造固有記号SO28
    はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151)
Tuna canning review No.120
#きはだまぐろ #はごろもフーズ

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はごろもK&K シーチキンコンビーフ あんまりおいしくなかった実食レビュー

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はごろもK&K シーチ...

はごろもK&K シーチキンコンビーフ
コンビーフ・まぐろ油漬(フレーク)混合品

はごろもK&K シーチ... はごろもK&K シーチ...

シーチキンとコンビーフの合いの子


 シーチキン60周年・国分K&K商標登録110周年を記念して作られた。
 2018/8/20の発売開始以降、筆者は目を皿にしてツナ缶チェックを行ったが、思い当たる実店舗全てで見つけられなかった。そして、発売から9日経ってようやくしずてつストアで発見できた個体がこれになる。発売日当日にはあの新しいもの大好きクラブなTwitterでも実食ツイートが見つからなかったし、そのあとも実食レポがほとんど出てこなかったのだから、品薄基調にあると思われる。
 
 スペックから推察するに、K&KコンビーフシーチキンSmileLフレーク(タイ産のツナパウチ)が原材料だろうか。製造所の日東ベストは広くコンビーフの製造を行う会社とされている。
 両方食べるとそれなりにボリュームがあるものの、合いの子にしてしまえばたいして高くない…しかし…「コンビーフとシーチキンLフレークを買って同時に使い、2食に分ければ良いのでは?」という提案にどう答えれば良いかわからない。コラボだから割高感は気にしない方向でいく。
 マット加工のスリーブに、独特の裾絞りがついたアルミの白缶が入っている。2018.6製。

缶を開けたところ



 これ、コンビーフじゃね?


 あまりにもわかりづらいのでほぐした。水気はほとんどなく、シーチキン由来と思われる身はかなり細かい。
 確かにシーチキン(ツナ油漬缶)とコンビーフの味がする。確かに。看板に偽りはない。

 筆者は苦渋の決断を迫られる。
 「ツナ缶のことだけを延々と書いたブログ」を掲げる筆者個人の意見だが、正直おいしくない。「おいしいものを二つ合わせたらおいしい」という製品コンセプト・消費者の先入観を否定し、一製品としてみても、筆者はポジティブな評価を下すことができなかった。

Q:シーチキンの味はする?
A:多少する。

Q:コンビーフみはある?
A:ある。

Q:(そのままたべたら)ごはんにあう?
A:コンビーフ由来の獣臭さがツナ缶の下味を封殺してる。コンビーフのノリで食べたら淡泊すぎる、シーチキンのノリで食べたらクドすぎてまずい。

Q:(そのままたべたら)おいしい?
A:ギブアップ。

Q:どのくらいダメだった?
A:3つでイチキュッパのツナ缶(No.60)が美味しく感じた。

Q:調理してもダメ?
A:本ブログは、2013年11月の開設当初から開缶直後の味を基本評価軸としている。調理後の評価軸は調理法・レシピ・作り手の腕に大きく左右されてしまうため、主従関係でいくと従になる。なお、炒め物に使ってもその自己主張は止まらなかったため、評価から除外した。

Q:行き過ぎたツナ缶でよく引き合いに出されるフルーツナ(No.26)と比較したら?
A:アイツは迷品だが、ツナ製品としてのプロダクト設計は忠実で、ツナの味は破綻してないから憎めない所もあった。どんな迷ツナ缶にもプロダクトを送り出す開発者の姿が見える。そしてそれが「努力の方向音痴」だっただけの、確かな愛情が食べてわかったのだ。しかし本製品は、組み合わせの両方が完成した製品だったのもあり、虚無に近い。

 筆者は苦渋の決断を迫られる。
 某ガジンは「そのまま食べたらツナ」なんて言っていたが、(苦し紛れやリップサービスでないとしたら)調理前の状態でツナの主体性を見出すのは評価軸がおかしいとしか思えない。使用しているツナの身は非常に細かく、
 某んウチに至っては、文字数といい写真枚数といい調理中/調理後のシーンに重点をおいているから、ポジティブな評価を残しつつ「そのままでは無理」という一種の反感を行間に潜めているように読み取れた。こういう部分はライターの文章力が重要だ。

 ※既存メディアの評価そのものを否定する意図はなく、評価した人の舌に差があった……程度に思ってもらえると幸甚だ。

 シーチキンの良さ、身のボリュームとさっぱりさを封殺したコンビーフ由来のクドさ細かさ。コンビーフの良さ、しっかりした塩気を封殺したシーチキン由来の薄味……
 おいしい製品二つの組み合わせで、商品開発もしっかり練られているはずだ。あのメガコーポ2社のコラボだぞ? それが? こうなるのか?
 そうだろ……そうなんだろ? そうだと言ってくれ……

 筆者は苦渋の決断をした。

 本ブログでは合体事故の迷ツナ缶という評価を下したい。
 きっと一般人の食べ方をしたら美味しいのだろう。筆者にその感性が欠けていた。そう信じたい。
 ただし、空缶の独特な形と裾絞りは好きだ。




☆各種評価
・グレード ★★★☆☆ 3.1
・価格   ★★★★☆ 4.0 #397円 しずてつストア
・味覚評価 ★☆☆☆☆ 0.5 #合体事故
・入手性  ★☆☆☆☆ 1.7 #国分直営店/オンラインショップ、ごく一部の実店舗
・原産国  国産

☆スペック
内容量 80g
277kcal/缶 食塩相当量0.7g
原材料 コンビーフ(牛肉、牛脂、その他(ゼラチン含む))(国内製造)、まぐろ油漬(きはだまぐろ、大豆油、その他)(タイ製造)、大豆油 / 調味料(アミノ酸等)、カゼインNa(乳由来)、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na)
JAN:4901592920560 製造固有記号シーコン CE
販売者 国分グループ本社株式会社(東京都中央区日本橋1-1-1) 製品ページ
製造所 日東ベスト株式会社(山形県寒河江市幸町4-27)
Tuna canning review No.141
#きはだまぐろ #はごろもフーズ #缶つま

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はごろもフーズ シーチキンマイルド・キャノーラオイルのレビューと解説

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はごろも シーチキンマイルドキ...

はごろも シーチキンマイルドキャノーラオイル
かつお菜種油漬けフレーク・準高級品

SO28を歴史の表舞台に立たせたマイルストーン


 ギフトセットに含まれるシーチキンマイルド。油を菜種油に変え、うまみ調味料の代わりにエキスで調味している点が異なる。それだけ見ればよくあるツナ缶だが……
 いままでSO28の社名は公になっていなかった(今までもCS等に問い合わる等調べれば判明したが、はごろもサイドは積極的に公開していなかった)ため、それが缶胴に記載された製品が現れた。ツナ缶業界としては「富士冷の社名が明記された」ことが大きな歴史転換点といえる。
 富士冷(缶詰工場)はOEM専業の会社で、自社ブランド製品は持っていない。徹底的にはごろもカツオ製品を中心にOEM製造する古株の缶詰会社だ。ツナ缶関係の情報はそれしかなく、静岡缶詰協会の名簿に名前が示されている程度しか露出がない。そういう意味でマイルストーンと思うわけだ。
 
 シーチキンマイルドと異なり、天板がフルカラーの印刷缶となっている。2018.2製。

缶を開けたところ



 シーチキンマイルドより身がやや大きく、液汁の割合が多い。身のサイズはいちまるに及ばないが、普及品クラスなら十分大きいだろう。
 油がしっとりしているように見えたが、口当たりがさっぱり。後味もえぐくない。下味の強さはシーチキンマイルドとほぼ変わらず、ほどほどの塩気と生臭さを防ぐたまねぎ風味の調味となっている。

 ギフトセットを構成する製品らしく、強すぎる個性も破綻したプロダクトにもなっていない。シーチキンマイルド同様、きわめて汎用的なツナ缶に仕上がっている。
 酸味が欲しい料理に組み合わせても面白そう。

☆各種評価
・グレード ★★★☆☆ 2.8
・価格   ★★☆☆☆ 2.4 #ばら売りされてない
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.1 #無難においしい
・入手性  ★☆☆☆☆ 0.5 #ギフトセットでのみ入手可
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
200kcal/缶 食塩相当量0.6g
原材料 かつお、なたね油、食塩、野菜エキス、酵母エキス、かつお節エキス
JAN:4902560405621 製造固有記号SO28
販売者 はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151)
製造所 株式会社富士冷・富士冷缶詰工場(静岡県焼津市惣右衛門1281-2)
Tuna canning review No.115
#かつお #はごろもフーズ #菜種油漬

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はごろもフーズ シーチキンNewLフレーク(オリーブオイル)を食べたレビュー

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はごろもフーズ シーチキンNe...

はごろもフーズ シーチキンNewLフレーク・オリーブオイル


きはだまぐろオリーブオイル漬フレーク・普及品

時代の要請にいち早く答えた廉価オリーブ油


 オリーブオイル使用のツナ缶は、もはや時代の要請といっても良いだろう。2009年辺りまでは知る人ぞ知る逸品という感じだったが、現代においては多くの缶詰会社や企画会社が参入する一大ジャンルとなった。
  はごろももこのオリーブオイル需要に応え、2014~16年頃にびんながまぐろ使用のシーチキンフレークBOSCO(No.27)をリリースした。国内製造とメジャーブランドのオリーブ油を使用した堅実な製品だったが、それが却って競合する高級ツナ缶からみて没落してしまったこと、やはり高級ツナ缶の価格に達していたことで新たな顧客層を十分に拓けなかったのは想像に難くない。こちらは早期に製造終了してしまったようで、2016年に捕捉した当該ロット以外の個体を見つけられないまま長期間が経ってしまった。

 そのような失敗の中。先鋒の失敗は価格競争力の欠如とみて、大胆なコストカットを断行。傘下のATI社とともにイチから商品開発したのがこのシーチキンNewLフレーク・オリーブオイルである。きはだまぐろ(ライトミート)と海外製造という点を割り切ったかわりに、3缶シュリンクの実売価格は450円を切るという、強烈なプライスバリューを達成した。実売価格はもはやシーチキンLフレーク(国産品 No.51No.08No.24)と大差ない。このお手軽オリーブオイル路線は宝幸オリーブオイルツナ(海外製)など、いくつかのフォロワーを生み出した。
 2015.10製のロットを紹介する。店頭に並んだのは2015年夏以降のようだ。化学調味料や27品目のアレルゲン含まず。


 缶を開けたところ。オリーブオイル特有の黄色い油が目立つ。身の細かさは本家のシーチキンNewLフレークとほぼ変わらず、食感も同等程度。口に含んだとき妙な果実味を感じた。他社高級品や同社シーチキンフレークBOSCOにはないものだった。
 原材料から想像する以上に誇張した味がした。ごはんにはあまり合わないような気がする。サラダや洋食、洋酒のつまみに合わせるとおいしそう。
 

☆解説内のツナ缶レビューリンク



・シーチキンLフレーク いちばんアツく書いた記事 「惜別OKTロット」(No.51)
http://jp.bloguru.com/zumix/280882/lokt

・シーチキンLフレーク クリぼっち奇行の始まり「2014.12.24製造品」(No.24)
http://jp.bloguru.com/zumix/256591/l-1224

・シーチキンLフレーク オーソドックスだけどちょっと古いかな…「普通のG2ロット」(No.08)
http://jp.bloguru.com/zumix/190672/l


☆各種評価


・グレード ★★★☆☆ 3.2
・価格   ★★☆☆☆ 2.4 #133円/個
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.1 #独特の果実味をどう扱うか
・入手性  ★★☆☆☆ 2.7 #イオン系列にはだいたいある印象
・原産国  インドネシア

☆スペック


内容量 70g
205kcal/缶 食塩相当量0.6g
原材料 びんながまぐろ、オリーブ油、食塩
JAN:4902560011174 製造所固有記号ATI 1335A
輸入者 はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151)
Tuna canning review No.45b

~~
本解説は「ツナ缶の薄い本 zu-mix vol.1(2016.10発行)」を初出とし、Web掲載用にリライトを行った。
#はごろもフーズ #オリーブオイル漬

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