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ツナ缶レビュー zu-mix3.0

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JF勝浦 マグロ経済学シリーズ まぐろオイル漬を食べたレビュー

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JF勝浦 マグロ経済学シリーズ... JF勝浦 マグロ経済学シリーズ...
“薄味ですが、しっかりまぐろの美味しさを感じることができます。”
勝浦ブランドの「生まぐろ」を地元の海水塩で整えた。素材の味で直球勝負。

  勝浦漁業協同組合(JF勝浦)
  マグロ経済学シリーズ まぐろオイル漬
  びんながまぐろ油漬けチャンク・高級品


☆コメント
 ツナ缶の本場静岡県から西に450キロ。和歌山県、那智勝浦町。
 国産ツナ缶の生産量の9割以上は静岡県産であるが、わずかに別の地域でもつくられている。
 兵庫県、宮城県、そして和歌山県。この風光明媚な場所でしめやかに作られ続けているツナ缶がある。

  
 ツナ缶のためだけに勝浦まで足を運び、本缶を手に入れた。
 過去に他地域他県で扱われた実績がほとんどない、とても貴重な「門外不出のツナ缶」である。

 無地の缶にラベルは手巻き、JANコードや栄養価、製造所固有記号の表記はない。
 賞味期限は西暦でなく平成で書いており、当ロットは30.12.11(平成27(2015)年12月12日製造)となっていた。製造から四ヶ月程度の若い缶詰だった。
 トレードマークの「まぐろの身にマグロ経済学という表記」は、中々洒落ていると思う。

 開缶したところ、サイコロ大の肉がスキマ無く詰められていた。
 このゴロゴロ肉はチャンクの特徴だが、ほぐし身が他社より少ない。丁寧に手詰めされている。少量生産だからこそできる業だろう。少量だがトロ肉も入っていた。
 
 味について、食感は静岡の高級ツナ缶達を上回る勢いと食感が出ている。とくに二度目の歯ごたえで顕著にあらわれている。この秘訣は、生まぐろによるものだ。
 他社ツナ缶の殆どは、冷凍させたまぐろを加工時に解凍する。もちろん業務用の急速冷凍・急速解凍設備を使うため品質に長けているものの、やはり水揚げから加工まで冷凍解凍を行わない生まぐろにはかなわなかった。特にびんながまぐろ特有のあっさり過ぎる印象(山梨缶詰のソリッドでも一定はあったし、炙りビントロでも二度目の歯ごたえは弱かった)を克服できていることが新たな評価点となった。
 野菜スープ・アミノ酸等も不使用。まぐろと油と塩だけの直球ど真ん中だ。

 食塩も差別化されており、他社は加工塩が殆どの中で本缶は海水から煮詰めた塩(熊野黒潮本舗)を使っている。生臭さはほとんどなく、海水塩特有のトガリなきしょっぱさが風味を支えている。

 高級ツナ缶のレビューでは必ず口にしている「そのまま食べて欲しい」というのはもちろんだが、あらゆる酒のつまみ、パスタやサラダのにぎやかしにも使えるし、焼いてサイコロステーキのように食べても味が際立つであろう。
 逆に、普段筆者が食べているようなツナ納豆やツナ丼にはほとんど向かない。

 遠出する価値のあるツナ缶なのは間違いない。

☆各種評価
・グレード ★★★★☆
・価格   ★★★★☆ #280円/個 直売 
・味覚評価 ★★★★★ #そのまま食べたら絶対うまい
・入手性  ☆☆☆☆☆ #現地以外は入手困難!
・原産国  国産

☆スペック
内容量 90g
---kcal/缶 食塩相当量-g
原材料 ビンナガマグロ、綿実油、食塩
JAN:なし 製造固有記号なし
販売者 勝浦漁業協同組合 まぐろ体験CAN(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地7-12) 製品ページ
Tuna canning review No.29
#びんながまぐろ #めずらしいツナ缶 #チャンク #気合の入ったツナ缶レビュー #綿実油漬

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モンマルシェ オーシャンプリンセス・ホワイトツナフレークを食べたレビュー

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モンマルシェ オーシャンプリン... モンマルシェ オーシャンプリン...
  “「こんなに旨いツナがあったなんて・・・」と感じさせる本物の贅沢品です。”
   はごろもに並ぶ、もう一つの解。


  モンマルシェ オーシャンプリンセス ホワイトツナ フレーク
  びんながまぐろ綿実油フレーク・高級品


☆コメント
 モンマルシェは日本初の商用ツナ缶を生産したSSKグループの関連会社で、ハイレベルな素材と製法で「高級ツナ缶」への帆を上げた。
2009年頃に「ツキジフーズ」という社名で同名のツナ缶を発売し、このデザインもツキジフーズ時代からほとんど変わっていない。
入手できるのは本社か、静岡駅ビルのパルシェか、公式のネット通販のみ。販路は狭いが、入手するのは比較的容易。

 由比缶詰所ホワイトシップとの大きな違いは、味に深みを出すために野菜スープを使っていること。
ホワイトシップと違い、味が沈んでいない。しかし、逆に言えば自己主張が強い。
肉の大きさは200円クラスの標準であり、大きくも小さくもない。製造後寝かせてから出荷という記述があるが、具体的に何ヶ月置いているのかは不明。

 製品ページに「まずはそのままお召し上がりください」と書いてある通り、調味料を徹底的に減らすのが美味しく食べるコツといえよう。
出先で開けて食べるにはとてもありがたい。

☆各種評価
・グレード ★★★★☆
・価格   ★★★★☆ #258円/個
・味覚評価 ★★★★☆
・入手性  ★★☆☆☆
・原産国  国産

☆スペック
内容量 90g
287kcal/缶 食塩相当量0.7g
原材料 びんながまぐろ、綿実油、野菜スープ、食塩、調味料(アミノ酸等)
JAN:なし 製造固有記号AC1.TOPW
製造者 モンマルシェ株式会社(静岡県静岡市清水区本町1番7号) 製品ページ
Tuna canning review No.17
#びんながまぐろ #モンマルシェ #綿実油漬

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はごろも シーチキンファンシー(旧製品)を食べたレビュー

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はごろも シーチキンファンシー... はごろも シーチキンファンシー...
  “夏の太平洋を黒潮にのって日本近海まで北上する旬のびんながまぐろを使用したシーチキンの特選品です。”
   55年目の伝統。この缶詰が、日本の食生活を塗り替えた。


  はごろもフーズ シーチキンファンシー
  びんながまぐろ綿実油ソリッド・高級品



☆コメント
昭和33年、後藤缶詰(現在のはごろもフーズ)が国内向けに販売を始めたツナ缶。
ツナ缶という存在が日本に生を受けたのはこれよりもっと前だが、当時国産品は全て「海外への出荷」に限られており、国内ではほとんど流通していなかった。
国内で需要の見えないツナ缶を流通させるのは相応のリスクがあったが、後藤磯吉取締役の強い意志を受け取った現場によって、特約店と取り扱い問屋を増やしていった。
そして、CMと折込チラシによって調理法を知らしめ、ついに9年目の昭和42年に大ヒットを記録することになる。
一般において「ツナ缶=シーチキン」という理解が生まれたのも、この頃の営業戦略──そして、シーチキンファンシーの完成度によって生まれたものといっても過言ではない。
現在は弟分のシーチキンL/マイルドに主流を譲り、油をより高級な綿実油に変えて高級品としてのポストを獲得している。

シーチキンLよりも薄味。ソリッドの割にほぐし身の割合が多い。
しかし味の汎用性は非常に高く、しょうゆ・マヨネーズ等、さまざまな調味料に合う。
歯ごたえよし、食感よし……高い水準でまとまっている。

その反面、ドンピシャで合う調理法(シーチキンLに対するごはん+しょうゆ等)が少ないため、投入する現場は選んでしまうだろう。
ソリッドはこれを、フレークはシーチキンLを買い置きしておけば、ツナ缶料理のほとんどに対応できる。

☆各種評価
・グレード ★★★★☆
・価格   ★★★★☆ #213円/個
・味覚評価 ★★★★☆
・入手性  ★★★☆☆
・原産国  国産

☆スペック
内容量 80g (固形量60g)
221kcal/缶 食塩相当量0.6g
原材料 びんながまぐろ、綿実サラダ油、食塩、野菜エキス、調味料(アミノ酸等)
JAN:4902560009805 製造固有記号G2
製造者 はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151) 製品ページ
Tuna canning review No.14
#はごろもフーズ #びんながまぐろ #ソリッド #綿実油漬

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はごろも シーチキン近海まぐろ一本釣りを食べたレビュー

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はごろも シーチキン近海まぐろ... はごろも シーチキン近海まぐろ...
  “一本釣りの近海まぐろ!夏の太平洋を黒潮にのって日本近海まで北上する旬のびんながまぐろを、使いやすくフレークにしたシーチキンです。”
   数量限定のシーチキン。近海まぐろのみ使用でパワーアップを果たす。


  はごろもフーズ シーチキン近海まぐろ一本釣り
  びんながまぐろ綿実油フレーク・準高級品


☆コメント
日本近海で一本釣りした「夏びんながまぐろ」のみを使用したツナ缶。
シーチキンフレークとの違いは上記太字のみで、レシピもほとんど変わらない。

缶を開けると綿実油の香りが広がる。
通常のシーチキンフレークよりも肉が細かいが、油のコクと歯応えが強い。
どちらかというとおにぎりに適しているか。

スペック・味覚・適した料理など、あらゆる部分でシーチキンフレークに似通っており、「使用しているまぐろが夏の近海まぐろ」という点しか相違ないため、このような評価に落ち着いた。
しかし期間限定で価格を上乗せしているだけの価値はあり、適している料理はシーチキンL並みに広い。
シーチキンフレークより缶の嵩(かさ)が低く、保管性の高い缶(シーチキンL/マイルドと同じ)を採用しているため、びんなが準高級品クラスの品を大量に備蓄する目的に適っている。



余談だが、ポスパケットで送れる品物の高さは35mmである。レターパックライトはさらに厳しく、30mmしかない。
ヒラ3号缶の規格は34.4mmで取られているがホワイトシップやオーシャンプリンセスなどの小型缶(ヒラ3号)はこれに「耳(蓋と底面の接合部)」が含まれるため、35mmを超過してしまう。
この厳密な35mm制限に対応できるのがシーチキンL/マイルド/一本釣り(いずれも自社工場G2製)のアルミトップ缶やシーチキンフレーク/ファンシーで用いられる一回り小さいフルアルミ缶のみ。
ツナ缶ギフトを作る際に限界まで送料を下げたい時には役に立つ……かもしれない。


☆各種評価
・グレード ★★★★☆
・価格   ★★★☆☆ #160円/個
・味覚評価 ★★★★☆
・入手性  ★☆☆☆☆
・原産国  国産

☆スペック
内容量 70g
211kcal/缶 食塩相当量0.5g
原材料 びんながまぐろ、綿実油、食塩、野菜エキス、調味料(アミノ酸等)
JAN:4902560009973 製造固有記号G2
製造者 はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151) 製品ページ(日経プレスリリース)
Tuna canning review No.12
#はごろもフーズ #びんながまぐろ #綿実油漬

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由比缶詰所 ホワイトシップ印 まぐろフレーク油漬を食べたレビュー

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由比缶詰所 ホワイトシップ印 ... 由比缶詰所 ホワイトシップ印 ...
 “綿実サラダ油等で調味した当社自慢の缶詰です。”
  55年の歴史が息づく、高級ツナ缶の名作。

  由比缶詰所 ホワイトシップ印 熟成まぐろ油漬
   びんながまぐろ綿実油フレーク・高級品


☆コメント
ごく初期の缶つま高級品として頭角を現した由比缶詰所。
今となってはオリーブオイル漬けのほうが有名だが、55年前(1958年)のホワイトシップ印発足の頃はOEM供給のみでスタート。これが発展して1975年の自社製品リリースが始まった。
現在でも“当社自慢の”という言葉で飾られ地元民の手土産や普段使いの缶詰として愛されている。「幻のツナ缶」と称されることが多いが、地元ではごくありふれた食べ物として存在するのも特徴。
昨今はオリーブオイル漬けと共に多くの雑誌やテレビ番組で取り上げられ、通信販売やネット販売・スーパーやデパートのお取り寄せギフトとして日本各地の店でちょくちょく見かけるようになった。

また、油となじませるために製造後6ヶ月熟成させてから出荷するという由比缶詰所特有のこだわりは未だ他の追随を許していない。
綿実油は岡村製油製のものを使用し、ひときわ高い風味と透明感を実現している。
シーチキンと並ぶびんなが油漬け最初期の製品だが、これを越える完成度の商品は少ない。

シーチキンに比べると、少し味に癖がある。
といっても悪い癖ではなく、「この料理にはとても合うけど、この料理には普通のツナ缶と同じくらい合う」というもの。サラダなどのさっぱりした料理には最適で、ツナ納豆などの油分を求める料理とは相性が普通……という感じ。
相性ドンピシャの料理では他社高級ツナ缶を凌駕するので、是非お試しいただきたい。




余談だが、筆者をこの道に引き込んだ其の製品である。

☆各種評価
・グレード ★★★★☆ 4.0
・価格   ★★★☆☆ 2.9 #147円/個
・味覚評価 ★★★★☆ 4.0
・入手性  ★★★☆☆ 2.7 #公式ネット通販あり、実店舗では駿府楽市、静岡駅グランドキヨスク、ドリプラなど

☆スペック
内容量 90g
280kcal/缶 食塩相当量0.6g
原材料 びんながまぐろ、綿実サラダ油、食塩、調味料(アミノ酸等)
JAN:なし 製造固有記号SO06
製造者 株式会社由比缶詰所(静岡県静岡市清水区由比429-1) 製品ページ
Tuna canning review No.11
#びんながまぐろ #由比缶詰所 #綿実油漬

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