ハルのブログ

がん治療終了から３年が経過している。今は半年ごとの検診要だ。がんには完治という表現は無い。治療終了から５年無事（再発＆転移無し）経過したときは「寛解（かんかい）」と云う言葉が使われる。ここは東京・地下鉄築地市場駅。自宅からここまで１時間半。 地上に出れば、目の前に「国立がんセンター中央病院築地」がある。今日も院内はがん患者＆家族でごった返している。人間の修理工場は今日も大盛況だ。僕の今日は診察用のデーター取り。採血とCT撮影。 その向かいは朝日新聞本社。 病院の19階は見晴らしの良いレストランがある。腹減った。けどCT撮影が間もなくだから飲み食い出来ない。チェ・ゲバラ。眼下に築地市場跡地が開発を待っている。何が出来るんだっけ？原子力発電所？どうだ？安全だ、って云うなら。

先日、僕の心臓にペースメーカーを設置したが、その時の医師が血圧の高い事を指摘し、降圧薬を服用する様になった。併せて血圧を頻繁にチェックしたくなった。・・ので、〇〇カメラに行って血圧計を買った。税込11,880円 今までビタミン剤以外「薬」と云うものを飲んで来なかった方が不思議か？やっと僕も人並み？しかし血圧を頻繁に測ってみて、思った・・血圧って何時測るのが一番いいの？測る度に数値が異なる。ペースメーカーのお陰で脈拍だけはキッチリ60だ。

もってのほか「本もって菊」が箱いっぱい山形の友から届いたのは先月29日の事だった。お見舞い、と添え書きとともに。僕の好物を知ってくれている。嬉しい。「もってのほか」の言われはご存知だろうか？＝天皇家の家紋、菊を食べるとは！もってのほか！と云う事。 花弁を額からむしり千切って、鍋にお湯を沸かし、お酢をたっぷり入れて茹でるのだ。水気をしっかり絞り切り、平らにして冷凍庫へ。保存。 そして今夜の食卓に登場。甘酢で頂く。この見た目の美しさ＋ほのかな香りと苦味＋シャキシャキ食感＝この季節と友の気持を頂く＝喜びと感謝。

秋のスカッとした気候の今日、熊谷ラグビー場にやって来た。埼玉パナソニックワイルドナイツ vs クイーンズランドレッズ(オーストラリア)の国際親善試合。 このラグビー場の収容人は24,000人。 結果＝28 vs 42。力の差はラグビー素人の僕が見てもレッズ＝早い、強い、上手い。 ノーサイド＝試合終了。さっきまであんなに敵味方で激しく体をぶつけ合って戦っていたのに、試合終了の合図とともに、ご覧の風景になる。お互いの健闘を称え合って、握手やハグ。この瞬間がとても好きだ。 17:16。日没後、西にはこんな景色が。富士山、上弦の月・金星。

オシッコに起きた。腕時計を見たら11月1日。時間は01時10分だった。んなら11月1日1時11分表示が撮れるかも。と待った。携帯電話カメラはなかなかタイミング良くシャッターが押せない。しかし写った結果を見て驚いた。ピンボケながら写っていた。うっ？何だ？右端の小さな11は。あっ！11秒だ！何と！そこまでが11並んだ。あり得ない。これは奇跡だ。神さまのせいだ。ありがとう。神さまが僕の近い所にいらっしゃる。 病院内「デイルーム」。ベットを抜け出して昼間はほとんどここに居た。ほとんどの入院者はベット上でテレビ鑑賞。僕はテレビ契約をしていない。 入院中最後の食事、朝食。この病院の食事はとても美味しかった。料理チーム、ありがとう。ちなみに僕の負担金は¥230だけ。 10/25に設置したペースメーカーを一週間の今日、皮膚の上から見た所。 10/23初診察から10/31までの9日間総額請求書。主な入院費(4人相部屋)¥317,630。手術料¥762,300。検査料¥65,360。その他。が僕(後期高齢者低所得者)の負担金額は合計で¥30,120。 そして退院日の今日の分¥4,360。初診から退院までの僕の負担総合計は¥34,480！！心臓は元気に調子よく動いている。ありがとう、ありがとう。 会計を済ませ、病院玄関を出てから病院に向って一礼。ありがとう。そして向かった先は徒歩25分の乃木神社。 今日は11月1日、ついたちは「おついたち」＝神社にお参りする日。乃木大将夫妻(希典と静子)を祀る乃木神社。乃木大将の話は僕のおじいちゃん(明治生まれの軍人)から度々聞かされていた。 本殿正面。 あれ？本殿屋根に千木が無いんだね。 神社の宝物殿で見た、明治天皇崩御の後、その葬儀の日、乃木希典静子夫妻は自決した。その日の朝、撮られた写真。淡々とした朝に見える。お二人はすっかりけじめが付いたのかなぁ。 乃木希典大将な辞世の和歌。本人の書。この書、いいなぁ。 静子夫人の辞世の和歌＆書。 入院中、最も食べたかった物＝カツカレー。帰宅乗換駅の恵比寿駅でとんかつ屋を探してようやく有り付いた。うめ〜、ふ〜。ルン。

デイルーム。僕の昼間はほとんどここに居る。ベットで寝ているのは嫌だ。外の景色と院内の人の動きを見ている方が好きだ。

入院病棟廊下。僕はこの廊下をぐるぐる歩く。72分8250歩。心臓はもうサイボーグだから息切れ等の障害はない。歩かなきゃ筋肉がみるみる落ちるからね。 歩く僕を見る看護師がニッコリ微笑んでくれる。こんなにしっかり歩く入院患者は稀らしい。皆んなベットでテレビのお守り。ここの看護師、いい！何が？入院患者に積極的雑談をする。ナースコールの後の対応が、チームプレーで早い。 １日のメニュー。 朝食。無塩パン、マーガリンとジャム、スペイン風オムレツ、牛乳。パンはデイルームに有るトースターで焼いた。

昼ご飯。おかずは優しい味。 晩ごはん。白身の煮魚、里芋の煮物。いずれもチャンと出汁の効いたお座なりでない料理。これで490円(僕の負担は230円)料理チームの努力に感心する。 06:10。西側にあるビルに朝陽が当たって、日ノ出の様だ。 ある日の夕食。天丼、長芋の酢の物、ひじきの煮物。これだけでも入院食？と感心する。更に赤ワイン？。 ・・な訳ないよな、フランスじゃないんだから。以前フランス・シャモニ在住の友がフランスの病院に癌で入院した際、昼ご飯に赤ワインが出て感動した、しかしそれはかなり水で割った赤ワインだった、が気分良しだったと言っていた。 ・・で？これ？ぶどうジュース。テヘ。