ハルのブログ

徳島の人形浄瑠璃は、農民達が演じて来た。野外や神社の境内等でね。だから遠目にもわかりやすくするために、文楽とは違って人形は大きく、顔は白く、動作も大きく、だそうな。 人形一体を３人で演じる。顔、脚、手。 この人形使い師達は、専業ではなく副業。 あ〜、いいものを観せてもらった。しかも安い、410円ポッキリ。 鳴門大橋を渡って淡路島へ。 今朝の鳴門大橋。まるで川の瀬だね。海とは思えない。急流だ。右側が太平洋、左が瀬戸内海。

大塚国際美術館(徳島県鳴門市) ミケランジェロ・ブオナローテイ(1475〜1564年)「システィーナ礼拝堂天井画＆壁画」1508〜1512年。受付からエスカレーターで登って最初に目に飛び込んで来るのはこれ！ ホルトホルスト、ヘリット・ファン(1590〜1656)「遣りて婆」1625年　71x104cm ユトレヒト中央美術館。カラヴァッジョやラ・トゥールのロウソクや光の当たった裏側を描いた物があるけどこれもイイネ。 カラヴァッジョ(1571〜1610)「聖マタイの召命」1600年 322x340。サン・ルイージ・デイ・フランチェージ聖堂。レンブラントやフェルメールの横から差し込む外の光を言うけど、何が何がカラヴァッジョの光は強いね。いいね！ フェルメール、ヤン(1632〜1675年)「デルフトの眺望」1660年頃 97x116cm。マウリッツハイス美術館。フェルメールの風景画、初めて知った。いいね！人物画よりも好きだな。 コラン、ラファエル(1850〜1916年)「フロレアル」1886年。111x191cm アラス美術館。 この女性の表情、抜けててイイネ。 ルソー、アンリ(1844〜1910年)「子供と人形」1903年　101x81cm。ヴィンタートゥール美術館。この人のジャングル画は大好きだが、人物画は滑稽で見入ったしまう。 ミレイ、ジョン・エヴァレット(1829 1876年)「盲目の少女」1856年。83x62cm。あの僕の大好きな「オフェーリア」を描いたミレイにこんな作品が有ったのね。 リヴィエール、ヒュー・ゴールドウィン(1869〜1956年)「エデンの園」1900年。123x94cm キルドボール・アート・ギャラリー。 何度観ても、この絵はいいなあ〜。オイラも女性にこんな表情をされる男になりたいなぁ〜。うむ、精進が足りんな。いつ来ても「今日の１点」はこれなのだ。 セガンティーニ(1858〜1899年)「アルプス三部作」1896〜1899年。セガンティーニ美術館 モッサ、ギュスターヴ＝アドルフ(1883〜1971年)「彼女」1905年 80x63cm。この女性の下に積み上げられた男の一人にならぬ様に、とオイラを戒める。今日新しく知った作品の中では、これが「今日の１点」かな。 クラムス、イヴァン(1837〜1887年)「見知らぬ女」1883年。76x99cm。トレチャコフ美術館。これ、いいよねぇ。こんな女性と一緒にいたら疲れるな。彼女は幸せなのかな？ ミレー、ジャン＝フランソワ(1814〜1875年)「春」1868〜1873年。86x111cm。あの「種蒔く人」と同じ人の作品？って疑いたくなる。 コロー、カミーユ(1796〜1875年)「モルトフォンテーヌの思い出」1864年。65x89cm ルーヴル美術館。コローは大好き。何処かに必ず小さく赤い絵具が乗るコロー作品。 ゴッホ、フィンセント・ファン(1853〜1890年)「夜のカフェテラス」1888年。81x66cm　クレラー・ミュラー美術館 。ゴッホの黄色、って言われるが僕はこの蒼が大好き。それとの対比の黄色、素晴らしい。この絵の「現場」で晩ご飯を食べたのは5年？7年前？ホテルへの帰り道に建物の隙間から見上げた、夜空がこんな色だった。 ルノワール、オーギュスト(1841〜1919年)「ピアノに向かう娘たち」1892年。116x90cm オルセー美術館。この時代以降のルノワールは好きじゃないのだ。赤色が強くてね。 あ〜、大塚国際美術館は、いいね。知人の中には、あれはニセモノだから・・と好まぬ人も居るが、僕にはニセモノでも本物でもどうでもいい。絵の前に立ち、オーラを感じる事が出来れば。また来ます！

昨晩泊まったのは、ここ、久礼港。G連休という事もあって、車中泊車が20台は停まっていた。 久礼に来た目的は、ここで生の鰹を食べるため。解凍ではないカツオをね。 1854年に津波がやって来たと！南海トラフは確実にやって来る！と、この高知県沿岸住民に緊張感はある。 昨日か？今朝、揚がった近海のカツオだ。
見事な手さばき。 カツオをさばく専用の包丁だ。しかも聞けば、彼専用仕様だそうな。包丁の先端部分、背の一部分が同様に切れる様になっている。 血合いとひはらの骨も外して行く。流れるリズムで。 ここのもう一つの有名店。 11時開店。行列だ。 わずか20mの大正町市場はご覧のとおり。 小学館から青柳裕介作の漫画「土佐の一本釣り」（1975～1986年）主人公小松純平の町だ。僕も楽しみに読んだひとり。 朝の9時、仕込み中に来店し、予約簿の一番に名前を書き・・来たぁ！生カツオ三昧！カツオはそれぞれ一皿800円。・・確かにうまい！けど、昨日ランディングの河原でA美ちゃんがご馳走して下さったカツオの方が、感動が大きい。 名物「くれ天」（久礼天ぷら）屋。 篤さ５ｍmのさつま揚げ、みたいな物。一枚80円。うまい！もう少し厚みが有れば、なお良し。 昼前11時半には大正市場はワンワワンワの人混み。 市場から３分の八幡さんに。 面白い石があった。 現実的な津波避難のポスター 市場のトイレ壁に貼られていた。津波の移動スピードと威力を知らせている。何と！沖合では時速700kmにやって来る！ 港に津波避難タワーが数個あった。 津波避難タワー。一番高い所で20m。南海トラフ地震で津波は必ずやって来る。それがいつか？判らない、しかし確実にやって来る。この避難タワーがノアの箱舟に見えて来た。

仁淀川に掛かる沈下橋。沈下橋と言うのは、大水が出ると、橋が激流に沈んでしまう橋の事。 ご覧のとおり、欄干なんて無い。もちろん車も渡る。 僕の車では、怖くて通行出来ないナ。 今日は子供の日。 沈下橋から久礼漁港の道中、先月に次いでやって来た「佐川の大楠」 大楠のそばでイイ匂いをさせていた橙の花。 楽しいね、この郵便ポスト。JR土讃線佐川駅。 JR土讃線佐川駅前。 今、NHK朝ドラ効果でホットな観光地、佐川町。 今夜のお風呂はここ。なかなか風情があるけど、めっちゃ混んでいた。 今夜のご飯は、スーパー閉店間近弁当。半額セール。 酒の名前に魅かれて今夜はこれを呑んでみる。日本酒をほとんど呑まないオイラだけど。「酔鯨」すいげい＝なんとも素敵な名前だ事。鯨をも、酔わせる酒だよ！ 20:25、あれ？！月が出た、それも満月だよ！ここは久礼港。

今日は雨予報。で、飛びはなし。朝食を作る気分も無く、高知市郊外のファミレスで朝食。 チョイと気になっていた和紙の博物館へ。ここはいの町の仁淀川わき。 65歳以上入場料200円。和紙の歴史から、制作方法など展示されている。なかなか面白い。 布かと思ったら和紙製。へ～。 和紙で作られた造花。 和紙の原料。こうぞ、みつまた。 和紙を作る道具がなくっちゃ、和紙は出来ない。当たり前の事。繊細な和紙作りには、かような道具が有ってこそ出来る。 土佐七色和紙。 現代アートの和紙。 和紙博物館から徒歩圏で、このれを見に行く。 水のきれいな仁淀川だからこぞ出来る行事だ。 和紙の鯉のぼりが仁淀川を泳ぐ。 ここ、いの町でも正月が過ぎても正月しめ縄が飾られている。 伊野の古い町並み。

昨晩はこの河原で盛大な宴会があった様だ。テント泊、車中泊、みなさん楽しそう。 オッケー マツバウンラン、とグーグル君が教えてくれた。 高岡のテイクオフに沢山この花、咲いている。花の時期を過ぎているけど。これって、エーデルワイスに似ていないか？早池峰ウスユキソウにも似ていない？ 飛んだぁ～！雲底だぁ！これ以上上げたら雲に入ってしまう。まずい！ いま海抜1081m、前進スピード19km/ｈ、上昇1.2m/秒。雲に入る前に、雲の無い方向を知っておく。そっちに向かってアクセルを踏む。 みんなで雲から逃げる。海方向に向かって移動中。一番高いのはピョンちゃん。中間は愛媛県双海エリアの人、一番低い人はリュウさん。 仁淀川河口方面に向かう。 リュウさん。 僕の上をスか～っと！ちゅうちょ無く追い越して行った、A5クラスのアトス。これほどの性能差だと、追い越されても気持ちいい。 高速道路の高知道、土佐IC上空。 今日は穏やかに、長時間飛行。ルン。 仁淀川 仁淀川左岸に着陸する。 来た！ピョンちゃん。 アトスも降りて来た。 高知在住のA美ちゃんが、僕のためにカツオをご馳走して下さった。生刺身（解凍ものと区別）。スーパーで買う時は、解凍と生を見極めて買う事、とのアドバイスをもらっている。 僕の人生で、最高の鰹の味だ。生ニンニクと一緒に頂くのだ。ポン酢ね。

日の出前。どうも水平線からの日の出はダメみたいね。山寄りだ。しかも雲が多いなぁ・・ 05:23。来たぁ！ 今日も宜しくお願いします、と手を合わせ頭を下げる。 07:20過ぎ、羽田行きの全日空B737型機が頭上を飛んで行った。 高岡のテイクオフ。手前のハンググライダーは、まるで折り畳み飛行機だなぁ。 今日もにぎやか。 このエリアは、正午前、早く飛び出し荒れ気味のサーマルを乗りこなすのを楽しむか、13時過ぎからの穏やかなサーマルを楽しむか・・僕は後者。 テイクオフを見下ろす。パラは全部テイクオフした。ハングが少し残っているね。 ソラトピアの四国ツアー参加中のぴょんチャンが降りて来た。 は〜い、ぴょんチャン、視線をこちらカメラに下さい。 夕食。今夜も１合飯を完食。食べ過ぎ？

A美ちゃんの手配して下さった車でテイクオフに登って来た。テイクオフはきれいだ。 松山から来た「若者」が飛び出した。と、思ったらすでに「若」が上空高くを独り飛んでいた。 僕もテイクオフ。機体はミニウイング、GT2-20のコンペライン機で。翼面積が小さいからなかなか上げられない。苦戦中。 一瞬とサーマルを捉えて上昇。見える空き地がテイクオフ。 しかしあえなく、着陸。しかも仁淀川のメインランディングに届かず、サブランに着陸。ヘロ。このサブラン近くに八十八か所35番札所清龍寺がある。 メインランまで４kmの徒歩移動中。おい！ハル、膝は大丈夫か？ その途中、鯉のぼりが元気に泳いでいる。この鯉のぼりの立て方が好き！鯉のぼりの吊るす順番も正統だ。 本当はオイラもこんな具合にメインランに着陸するハズだったのに・・・ 徒歩途中、八天大橋の上から、仁淀川河川敷メインランを眺める。うらめしく。故障中の右ひざが痛んで来た。この膝では歩きお遍路さんはやっぱり無理か？ ハングも降りて来た。 バングの着陸にはパラより長い「滑走路」が欲しいのだ。 遅い昼食。サラサラお茶漬け。 飛び終わり、木陰で、ゆったりノンビリ至福な時間。 よし！次のお遊びは、川遊び。持参した「パックラフト」に空気を入れて、漕ぎ出した。 気分、良し！爽快だ。しかし上流に向かえば川の流れに逆らい、下流に向かえば南風に逆らい、どっちもアゲンスト、逆風だ。でも気分良し！ 八天大橋をくぐる。 あ～、おもろかった。パックラフト、持って来て良かった。 夕食。かけ玉子ご飯＋コーンスープ＋春キャベツと塩昆布＋明太子。

06:00ちょうど。ちょっと寝過ごしたか？と外に出てみれば、昨晩の内に車が増えている。ここはパラだけなくハングも沢山飛ぶ。車のナンバーを見れば、京都、姫路、三重、広島・・おっ！宇都宮もいるぞ。 気持ち良く走り出た。

国道32号走行中。吉野川を遡上中。この辺り見事な岩の渓流だ。その名は「大歩危・小歩危＝おおぼけ・こぼけ」・・子供の頃、父親から聞いていた地名だ「大股で歩いても小股で歩いても危ない渓谷が四国には有るんだよ」と。 大歩危小歩危。渓谷を跨いで鯉のぼりが泳ぐ。この鯉のぼり方法、僕は好きではない。鯉のぼりは、長い竹竿に縦に並べて吊るし、鯉が泳ぐのが好き。 と、走行中、この表示を見た！え？日本一？見ずして通過は出来ん。もちろん立ち寄る。 国道から村道？を300mで駐車場。駐車料無料・整備費用200円を収めて階段を登る。 ここは八坂神社なんだ。 おっ！これかぁ～！確かに！大きい。第一印象は大きい、第二は痛々しいなぁ、第三はこれが日本一？ 樹齢3000年以上？！フム。屋久島の縄文杉（樹齢2000～7200年の諸説あり。）よりも大きいと言うのか！フム。 大杉の表面には補強保守されている。痛々しいなあ。3000年以上だもんなぁ。想い出に、件の大杉さんと一緒に写真に納まりました。 大杉の大きさを出すために、大阪からの観光客カップルに、立って頂きました。 ギョ。 右端にカップルが写っています。