ファルコン植物記(1219)<バラ>(37)【レボリューション・フランセ】
Jul
13
18世紀に入り、イギリスでは責任内閣制を成立させ産業革命が始まり、アメリカ合衆国は自由と平等を掲げて独立宣言を達成していますが、フランスは18世紀後半に至っても君主主権が唱えられ、ブルボン朝による絶対君主主義の支配が続いていました。
国民は三つの身分に分けられ、国民の不満が続いていましたが、1789(寛政元)年7月14日、当時は火薬庫だった「バスティーユ牢獄」を襲撃、この事件を契機にフランス全土に騒乱が起こり、国民会議は8月4日に封建的特権(年金支給・免税特権)を廃止、8月27日に人権宣言を採択しています。
本種は、木立的に高さがある<バラ>です。
革命の意欲を感じさせる鮮やかな八重咲の赤色で、いかにもモダンローズらしい花姿です。