<ツタ>雑考(19)
Jun
10
<ツタ>はブドウ科ツタ属のつる性落葉性本木で、ツタ属の植物を総称して用いられることが多いようです。
葉は掌状に浅く裂けるか完全に分かれて複葉になり、<まきひげ>の先端が吸盤状になっていて対象物に絡み付いて成長していきます。
<ツタ>といえば、旧阪神甲子園球場の外壁を覆う姿が印象的でしたが、球場の完成当時(1924年)の外壁がコンクリートのままで、見た目を向上させるために植えられました。
また、<ペギー葉山>のヒット曲『学生時代』の歌詞に「つたの絡まるチャペル」とありますが、これは青山学院の「チャールズ・オスカー・ミラー記念礼拝堂」のことです。
枝先まで絡み付いた<ツタ>ですが、この先絡み付く対象がない場合、どのように成長していくのかと、気になるところです。