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- 白血病治療薬「キムリア」(3349万円)の保険適用@厚生労働省
1回の投薬で、3349万円と高額な白血病治療薬が公的な医療保険でカバーされるようになります。厚生労働省は15日、再発又は難治性のCD19陽性のB細胞性急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)および再発又は難治性のCD19 陽性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)を対象として、国内で初となるキメラ抗原受容体T細胞(CAR-T細胞)療法で高い治療効果が見込まれる「キムリア」の保険適用を決めています。
厚労省が同日開いた中央社会保険医療協議会(中医協)で、「キムリア」の公定価格(薬価)を3349万円にする案を示し、承認されました。22日から保険適用されます。米国では5000万円超の費用がかかるため、国内価格が注目されていました。
「キムリア」はスイス製薬大手「ノバルティス」が開発したCAR-T(カーティー)と呼ばれる新たながん治療法の薬です。患者の免疫細胞に遺伝子操作を加えて、がん細胞への攻撃力を高めてから体内に戻します。国内では初の保険適用です。海外では米国や欧州、カナダ、スイスなどで製造・販売の承認を得ています。
投与は1回のみです。「ノバルティス」の試験では、若年の白血病患者で8割に治療効果が見られた。対象になる患者は216人と見込まれています。
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