雌の巣に運ばれたニホンライチョウの有精卵・長野県の中央アルプス木曽駒ケ岳(画像:環境省提供)
絶滅危惧種 「ニホンライチョウ」 の生息地復活を目指す環境省は8日、長野県の中央アルプスにⅠ羽だけ生息する雌の巣に、北アルプスで採取した野生の卵6個を運び、雌の無精卵と入れ替えたと発表しています。
周辺に雄がいないため、別の巣の卵を託して中央アルプスでの生息数を増やす初の試み。順調に行けば今月末にひながふ化する可能性があるといいます。
環境省によりますと、この雌は中央アルプスの木曽駒ケ岳に生息している。8日午後6時ごろ、巣を離れた間に無精卵8個を回収し、北アルプス乗鞍岳の巣から持ってきた有精卵6個と入れ替えました。
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