<ポスター>(64)「変態予告」@京都水族館
May
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現在は休館中の京都水族館ですが、この<ポスター>には「コロナ自粛が解除された後のリニューアルオープンに向けて、水族館が新しい形態に変化していく」という明確な意志が込められています。
2月29日から休館に入っている京都水族館ですが、休館中も給餌や掃除、生き物の健康管理など欠かせない作業が行われています。まさに、休館中でも水族館は稼働しています。また、水族館にいる生き物を忘れられないようにするための取り組みも積極的に行っています。5月4日、5日には、「無観客イルカパフォーマンス」をTwitterでLIVE中継し、二日間で250万回を超える再生数を記録しています。
これまでも個性的なキャッチコピーをたくさん生み出してきた京都水族館ですが、今回の広告ポスターには「変態予告」の文字が躍っています。よく見てみると、<字>の「変」の文字にはバンドウイルカ、アカクラゲ、オオサンショウウオなど、「態」の文字にはケープペンギン、サクラダイ、カクレクマノミなど、4文字がすべて生き物のイラストでデザインされているのが読み取れます。描かれている生き物の数は全33種類。この奇抜なアイデアと、イラストの完成度の高い<ポスター>に驚かされます。