JR芦屋駅南側の再開発案(画像:芦屋市)
高級住宅地として知名度が高い兵庫県芦屋市ですが、その玄関口の一つ、JR芦屋駅南側の再開発は長く市の課題でした。ところが今春、市議会が事業費を盛り込んだ予算案を否決し、計画は暗礁に乗り上げています。
新快速も止まり、便利なJR芦屋駅。今春、大規模改装された商業施設「モンテメール」がある北口に対し、南口はバス停と道路に面した店舗が数軒並ぶだけです。
芦屋駅周辺の再開発は1946年、戦後復興事業としてスタートしました。駅北側の事業が先行し、1979年から再開発ビルが建設されています。
駅南側についても1993年から再開発の計画が動き出し、1995年の阪神・淡路大震災でいったん延期になりましたが、芦屋市は2018年に、12階建て(後に11階建てに見直し)のビルの建設や、駅前ロータリーの整備などを盛り込んだ事業計画書を県に提出しています。
事業費の増大や財政悪化に加え、新型コロナウイルス感染拡大による景気悪化が懸念され、市議会が3月と4月に関連予算案を修正、否決。市民団体は25日、ビル建設などを取りやめ、、「新たな大型の再開発ビルやバスロータリーなどを作らず、駅前広場と商業施設を作る」といった内容を盛り込んだ代替案を<伊藤舞>市長に提出しました。市議会と市民の双方から事業見直しを突きつけられた市の今後の対応が気になるところです。
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