<グーグルロゴ>(215)「ハッピーホリデーズ」
Dec
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ここ毎年、年末のシーズンに表示される「ホリデーシリーズ」は12月23日からの表示で、3日間図柄が変わっていたのですが、今年(2020年)は、電飾の飾り模様が巻きついた 12月2日から、途中電飾が輝いていた時もありましたが、基本的に変化がありません。
12月は、キリスト教の「クリスマス」だけでなく、ユダヤ教の「ハヌカ」やアフリカ系米国人の「クワンザの祭り」等の祭事が重なり、世界的にホリデーシーズンの時期になります。「1日目」のロゴが表示されていました。
ヨーロッパ、アメリカなどのキリスト教圏では、これまで「メリー・クリスマス」が一般的に使われていましたが、「Happy holidays」は、近年、年末から新年にかけてよく使われる挨拶となりつつあります。
「クリスマス」はキリスト教における宗教的行事であることから、キリスト教信者ではない人の気分を害してしまう恐れもあるということを考慮して近年では(1990年代半ば頃から)「Happy holidays」が使われるようになった背景があるようです。
日本では宗教に全く関係なく「クリスマス」のイベントが行われていますので、「Happy Holidays(ハッピホリデーズ)」という言葉は、あまり浸透していないだけに、月初めよりいつこのロゴが終わり、新しくなるかなと眺めていました。
ユダヤ教の年末の祭典といえば「ハヌカ」で、ユダヤ暦「Kislev」の月の25日から8日間にかけて行われ、これを西暦に変換すると、今年(2020年)は「12月10日~12月18日」の8日間となり、終わっています。
また、「クワンザの祭り」は、毎年「12月26日~1月1日」にかけて行われます。「クワンザ」はスワヒリ語で「初めての果物」という意味があり、アメリカに住むアフリカ系の黒人たちが、遠い祖国アフリカの文化や伝統を祝うと共に、黒人の誇りを祝う日として1966年に始まりましたので、新年までこのままかもしれません。
せっかくのホリデーシーズンですが、今年は「COVID-19:新型コロナウィルス」の影響により、世界各国でイベントの中止や規模縮小などの措置が行われ、せっかくの「Happy Holidays」も、楽しみも半減でしょうが、感染防止に努めて過ごしたいものです。