新型コロナウイルス感染の「第7波」とも指摘される急増の背景には、オミクロン株の別系統「変異株(BA.5)」の拡大があるようです。感染力が現在主流の「変異株(BA.2)」より強く、ワクチン接種で得た免疫を回避する恐れもあるとされています。
国内の感染者は今月末にはほぼ「変異株(BA.5)」に置き換わるとみられ、厚生労働省などは警戒を強めています。
「変異株(BA.5)」は2月に南アフリカで検出され、日本ではこれまでに東京都(5月24日)、島根県(6月3日)、佐賀県(6月15日)で確認され、兵庫県では6月16日に神戸市で市中感染として確認されています。
特徴の一つとして感染力の強さが指摘されています。英保健当局によりますと、「変異株(BA.2)」よりも約(35%)速く感染が拡大している可能性があります。
置き換わりは世界各地で進み、世界保健機関(WHO)は6日、世界の新規感染者がこの2週間で(30%)近く増えたと明らかにしています。
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