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- <ローラ・ポイトラス>金獅子賞@『原題:All the Beauty and the Bloodshed』
第79回ヴェネツィア国際映画祭にて、<ローラ・ポイトラス>監督作『原題:All the Beauty and the Bloodshed』がコンペティション部門の最高賞にあたる金獅子賞に輝いています。
『All the Beauty and the Bloodshed』は、鎮痛薬オピオイド中毒の経験者であるアメリカの写真家<ナン・ゴールディン>の半生と、中毒問題を引き起こすきっかけとなった製薬会社の創業者サックラー家の没落を追ったドキュメンタリー作品です。
同映画祭では<クロエ・ジャオ>の『ノマドランド』、<オードレイ・ディヴァン>の『あのこと』に続き、3年連続で女性監督の作品に金獅子賞が授与されています。
銀獅子賞の審査員大賞は<アリス・ディオップ>の『原題:Saint Omer』、監督賞は『原題:Bones and All』を手がけた<ルカ・グァダニーノ>が受賞しています。最優秀女優賞には『原題:TAR』でオーケストラの首席指揮者を演じた<ケイト・ブランシェット>、最優秀男優賞には『イニシェリン島の精霊』でアイルランドの孤島に暮らす男を演じた<コリン・ファレル>が選出されています。『イニシェリン島の精霊』は監督・脚本を担当した<マーティン・マクドナー>も最優秀脚本賞に選ばれています。
なおクラシック部門では、故<鈴木清順>監督作『殺しの烙印』(1967年)の4Kデジタル復元版が最優秀復元映画賞をアジア映画で初めて受賞しています。
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