『深夜特急』三部作をはじめ、数々のベストセラーを世に放ってきた<沢木耕太郎>が、半生をかけて追い続けてきたテーマは、ボクシングを通じて〈生きる〉を問うこと。新田次郎文学賞を受賞した『一瞬の夏』(1981年)、『カシアス』(2005年)に続く、『春に散る』(2017年3月・朝日新聞出版 )はその集大成ともいえる作品となっています。
今回映画化され2023年に公開予定で、<佐藤浩市>と<横浜流星>がダブル主演を務めることが公表されています。
<佐藤浩市>が演じるのは、不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年ぶりに帰国した元ボクサー「広岡仁一」です。<横浜流星>は、同じく不公平な判定で敗北し心が折れていたボクサー「黒木翔吾」に扮します。
劇中では、「翔吾」が偶然飲み屋で出会った「仁一」にボクシングを教えてほしいと懇願。やがて2人は、世界チャンピオンを目指して〈命を懸けた〉戦いの舞台へ挑んでいきます。『糸』・『護られなかった者たちへ』・『とんび』や2022年12月9日よりの公開が控えています『ラーゲリより愛をこめて』の<瀬々敬久>が監督を務めています。
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