31日の東京外国為替市場で円相場は5営業日ぶりに反落しています。17時時点は「1ドル=142円17~18銭」と、前週末の同時点に比べ2円42銭の大幅な円安・ドル高でした。16時40分ごろには142円22銭近辺と3週間ぶりの安値水準を付けています。
日銀が同日、臨時の国債買い入れオペ(公開市場操作)を実施。日銀が金利上昇を抑制する姿勢を示したと市場で受け止められ円売り・ドル買いが出ました。
日銀は31日、残存期間「5年超10年以下」の国債を対象に臨時で買い入れオペを実施しました。金利上昇に対して国債買い入れを強化することで対応するという日銀の姿勢が意識され、円売りが活発化しています。
日銀は前週28日まで開いた金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール=YCC)の運用を柔軟化しました。指定した利回りで長期国債を無制限に買い入れる「指し値オペ」での利回りも、従来の(0.5%)から(1.0%)に引き上げました。
日銀が許容する長期金利の上限が事実上引き上げられたと市場は受け止め、31日の国内債券市場では長期金利が一時(0.605%)とおよそ9年ぶりの高水準まで上昇しています。
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