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- ダウ平均株価(8月15日)@終値3万4946ドル39セント
15日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4営業日ぶりに反落して始まりました。中国景気の先行き不安や米金融セクターを取り巻く不透明感が投資家心理の重荷となっています。
15日発表の中国の7月の工業生産高などの経済指標が総じて低調でした。同日には中国人民銀行(中央銀行)が期間1年の中期貸出制度(MLF)金利を引き下げました。中国の不動産市況の悪化も伝わっており、中国経済の先行き不透明感が強まっています。
15日、米CNBCが格付け会社フィッチ・レーティングスが大手米銀を含む70行以上を格下げする可能性があると報じました。金融機関の経営環境の厳しさが改めて意識され、金融株が全般に下げ、相場の重荷となりました。
米長期金利の指標である10年債利回りが一時前日比(0.08%)高い(価格は安い)(4.27%)と昨年10月以来の水準に上昇する場面があり、株式の相対的な割高感も意識されています。朝方発表の7月の米小売売上高が前月比(0.7%増)と市場予想(0.4%増)以上に伸び、米消費の底堅さを示しました。米国債の発行増による需給悪化懸念もくすぶり、米長期金利の先高観が強まっています。
終値は4営業日ぶりに反落し、前日比361ドル24セント安の3万4946ドル39セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反落し、前日比157.284ポイント(1.14%)安の1万3631.047でした。
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