「1ドル=150円50銭」
Feb
23
23日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に3日続落し、前日比5銭円安・ドル高の「1ドル=150円50〜60銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=150円30銭」でした。
米連邦準備理事会(FRB)高官が早期の利下げに慎重な見方を示し、円の重荷となりました。半面、日本政府・日銀による円買い介入への警戒感から円売りの勢いは乏しく、狭い範囲での値動きでした。
(FRB)の<ウォラー理事>は、22日夜に講演し「金融政策の正常化に向けた利下げの開始を急いでいない」と述べています。金融緩和は「今後のデータ次第だ」と述べ、物価上昇率が目標の(2%)に向かって減速するかどうかを見極める姿勢を示しています。
発言により、利下げの時期が想定よりも遅くなるとの観測が広がり、円売り・ドル買いに進んでいます。