「1ドル=157円83銭~157円84銭」(1月10日)
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10日の東京外国為替市場で、円相場は3営業日続落でした。17時時点では前日の同時点に比べ23銭の円安・ドル高の「1ドル=158円41〜43銭」で推移しています。
米連邦準備理事会(FRB)による利下げペースが鈍いとの観測から円売り・ドル買いが優勢でした。日本時間10日午後の取引で米長期金利が高止まりし、円相場を下押ししています。
9日、(FRB)のボウマン理事が講演で根強いインフレ圧力などへの警戒から、利下げについて「最終段階」との認識を示しました。9日には他の(FRB)高官からも利下げに慎重な姿勢が相次いでおり、日米金利差が縮小しにくいとの見方が円売り・ドル買いを促しています。
円相場は午前に一時「1ドル=157円95銭」近辺まで上昇しました。10時前の中値決済に向けて輸出企業などの国内実需筋による円買い・ドル売り観測がありました。
10日に2024年12月の米雇用統計が発表されるのを前に、いったん円の売り持ち高を解消する動きも出ています。