BMW M6でサーキット走行をするとメーカーの保証は打ち切りとなるが、997 GT3で「サーキット走行をする」とディーラーに伝えても、「楽しんできてください!そういう車ですから」と言われるだけだ。 M6は加速、最高速、コーナリング共に速い。 一般公道では、GT3をぶっちぎるシチュエーションも多々ある。 しかし、実はそのカタログスペックにはあらわれない差は歴然で、M6で全開走行を続けた場合油温が上昇し始め、コンピューターが出力を制御し、カタログスペックの走りはできなくなる。 走行後は各種のオイルを交換しなければならない。 また、タイヤへのダメージも大きい。 これは何もM6だけの問題ではなく、外車であろうが国産車であろうが、無改造でサーキットを走り続ける事が出来る車は皆無だ。 そんななかで、GT3はノーマルの状態で、サーキットを走行できるように作られている。 全開走行で不具合は発生することはない。 走行後のオイルの交換も、不具合がなければ必要ない。 もちろん、車種に係らずサーキット走行が可能なように改造することは可能だ。 しかし、極限状態での走行の為の改造は、容易なことではない。 例えば、強いGのかかる中で、オイルが片側に寄ってしまったり、充分な燃料が供給されなかったり・・・。 サーキット仕様車を作る事は、大変なお金がかかる事である。 そんな中、サーキットを「走ってください」という自動車メーカーが、他にあるだろうか? 足車は「ポルシェ以外」というのが当家の掟であったが、その禁を侵した今、日々ポルシェというメーカーが愛おしくてたまらない。 そんなわけで足車GT3は、もう少しだけサーキット走行用の仕様追加をすることにした。
Posted at 2013-06-23 21:39
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Posted at 2013-06-25 08:38
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