日の丸を背負って生きている
Mar
11
満員とまではいかないが、発車間際の車両はそこそこ混雑していた。
ドアのあたりでは背丈の小さなお年を召された女性が、「この電車は、xx駅に行きますか」と誰かに尋ねていた。
誰かが「行きますよ」と答えた後、その女性は乗客の中に見えなくなった。
2駅ほど進んだところで、乗客が減り僕の前の席が空いた。
僕が座ろうとした時だった。
先程の女性が、やっととどく吊革につかまって立っているではないか。
僕はすかさず声をかけた。
「お座りになりませんか?」
女性は喜んだ様子で、僕の方へ歩いてきた。
2駅の間、女性の前で寝ていた人達を責めるつもりはない。
困っている人がいたときに、誰かが助ける日本であってほしいと思うだけだ。
日本と言うのは、そういう国のはずである。
その誰かが、今日はたまたま穴のあいたジーンズと革ジャンの僕だっただけの話だ。
僕らは日の丸を背負って生きている。
愛国というのは、こういう事だと思っている。
Posted at 2014-03-12 03:19
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Posted at 2014-03-13 03:05
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Posted at 2014-03-12 03:35
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Posted at 2014-03-13 03:07
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Posted at 2014-03-13 03:08
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Posted at 2014-03-12 15:09
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Posted at 2014-03-13 03:11
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