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ものづくり支援事業に潜む罠

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ものづくり支援事業に潜む罠 ものづくり支援事業に潜む罠
グラントの電子投票技術の電波環境に絡んで、KUMA社長との共同研究が進んでいる。
「e投票」はさらに大規模の総会や、住民投票などの利用に駒を進める。
大規模総会では通信の問題が必ず発生する。
これはタブレット端末を使用した授業、空港・新幹線車内、百貨店、展示会場など、あらゆる人が集まる場所での通信環境の問題と共通する。
つまり、この研究が成功すれば、全ての解決方法を提示できるというものになる。
既に特許申請を済ませ、実証実験によるデータの補強を開始した。

これらの研究テーマは、昨年度のものづくり助成金事業として採択されたものだ。
しかしこれが、相当にやっかいだ。
採択当初は、購入する物品や人件費に関して、大まかに見積もりを取っている。
実際に研究が進めば、そこは山あり谷ありで雨天ありで、進む方向も方法も変えながら真の目的地を目指すわけである。
状況判断を交えず、最初の計画通りの事をやれば、時間とお金を失う事になる。
しかし、先日の中間監査では、やれ申請書の書き直しだ、やれ相見積もりだと、お役所ならではの事務処理を大量に要求された。
月次報告の他にも週間報告書を日時報告書レベルで書けだの、さらには日々の活動の写真を残せだの、まあ各人絵日記状態だ。
事務処理で作業の3割は妨害されてしまう。
そもそも助成金総額は、研究費用の2/3が上限。
その上、研究に必要な交通費や移動に掛かった時間などは最初から対象外だ。
さらに、事務処理で時間を取られたのでは、この制度の意味はいったいなんだ?

しかも、担当官の言葉には、愕然とした。
研究内容も全く理解していない。
ご自分のスマホの電波は、どこでもつながるそうだ。
あたかも、この研究が無駄であると言っているようだ。
ならば、この研究テーマを採択したのはどこの誰なんだ?
しまいには、「SATP細胞の論文より中身が悪い」とか、「事務処理に悩んだ会社で自殺者も出た」と自慢げに言い放った。
こいつらは暴力団か?
正直、呆れて何も言いたくなくなった。

限られた予算の中で最大の効果を出すのは、民間企業では普通の行動だが、助成金事業と言うやつはそうではないらしい。
無駄な税金を垂れ流されるのは確かに困る。
それはその通りだ。
お金が欲しければ、その面倒なルールに付き合わなければならない。
それもその通りだ。
だから、しっかりと対応する。
会社としてのその方針も明確だ。

だが、助成金と言う制度が歪んでいる事が確認できたことは、大きな収穫となった。

【ものづくり 助成金 補助金 問題点 罠】
#ブログ

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KUMA
Commented by KUMA
Posted at 2014-04-02 22:12

この研究は前人未到、山に例えるなら、誰も登ったことの無いオーバーハングの岩壁を攻めるが如し・・・・
いく手に障壁があるならば、コース変更は勿論、機材も追加、場合によっては撤退・再挑戦も視野に入れねばならぬ。
しかし、このスマホが世にある限り、この研究は世に役立つ事は疑いの余地は無い。
問題は思想なき輩が口をはさむ制度だ。

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Mt.zaki
Commented by Mt.zaki
Posted at 2014-04-03 07:31

今後取引先から「反社会的組織と付き合いはないですか?」と聞かれたら、「ものづくり支援室だけ」と答えます。

僕はこの研究の発想が正しいと信じています。
必ずやり遂げましょう!

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sunukolyn
Commented by sunukolyn
Posted at 2014-04-07 23:22

そんなヤクザな担当官に負けずにガンバって下さい(^_^)v

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Mt.zaki
Commented by Mt.zaki
Posted at 2014-05-03 16:41

こんな記事も出ています。
担当官のスマホは、特別なんでしょうね。

授業用タブレットで不具合続出…開始に大幅遅れ
読売新聞 5月2日(金)19時11分配信
 今年度から、すべての新入生が授業用のタブレット型端末を購入した佐賀県の県立高校で、参考書などの電子教材をダウンロードできないトラブルが相次いでいることがわかった。

 県教委によると、トラブルは全36校のうち34校で発生。電子教材の情報量が多いためとみられ、端末を使った授業の開始は当初予定より1か月遅れ、早くても5月中旬頃になる見通しという。

 県教委によると、問題の電子教材は、主要5教科(国語、数学、英語、理科、社会)のほか、美術や家庭科の参考書や問題集など計52種類で、教科書会社11社が作成。生徒が授業中に教科書会社のサーバーからダウンロードしようとしたが、授業時間(50分)内に終了しない事態が続いている。県教委が調べたところ、名画などが多い美術、実験の動画が含まれる理科など、情報量が多い教材ほどトラブルも多いことが判明。生徒40人がダウンロードを完了するまでに8時間以上かかるケースもあるという。

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